キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

露骨な”我田引水”

2012-03-16 09:39:30 | Weblog

『我田引水』ならぬ『我田引鉄』の創始者が岩手県出身で爵位の受け取りを固辞したので『平民宰相』といわれた原敬だ(皮肉にも東京駅で大塚駅員に刺殺された)。この伝統ならぬ因習と言うべき悪弊が続いているようだ。まず筆頭は汚沢だ。そして現役の復興相平野だ。今回の復興交付金の県・政令市別配分額と交付割合を見ればその露骨さが判る。地元岩手県が94%と殆ど認めたのに対して宮城、福島県が58%だから約半分だ。宮城福島両県知事が「これでは復興が遅れる」と憤慨した。平野は福島、宮城両県が申請時の4割カットの理由として「十分練られていない計画は外した」と説明しているが、ケチなどどうにでも付けられる。未曾有の災害と言いながら、民主党お子様政権の稚拙さと能力不足が災いして(人災のダブルパンチだ)全てが遅れており、その被害を蒙るのは被災者だから困る。一方満額回答を受けた岩手県知事の逹増は(汚沢の子分)「緊急性を重視して、対応が必要なものを採択して頂いた」と満足している。平野は冗談のつもりで言ったのだろうが「高校時代の同級生で逃げればいいのに、逃げないで津波で死んだバカがいる」とやって顰蹙を買った。その犠牲者の親がバカにするなと立腹しているという。平野は予算委でも前列に陣取り野党の質疑をバカにして軽蔑した目付きで、よく薄ら笑いをしていた。”三つ子の魂百まで”もというから直らぬだろう。野田に言わせれば、彼も最強、最善の人事だ、人材不足だから替えようがない。雪柳、土佐水木

 復興交付金の県・政令市別配分額

              申請額  配分額 交付割合
青森県   20   16 80%
岩手県  848  798 94%
宮城県 2016 1162 58%
福島県  875  505 58%
仙台市  618  407 66%
※国費ベース。単位は億円