キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

野中の”虚言癖”

2015-02-20 13:23:20 | Weblog

川柳に”講釈師見て来たようなウソを言い"というのがある。TBSの『時事放談』に飛び抜けて出演数の多い元官房長官野中広務がその講釈師だ。TBSの連中と司会の御厨貴の御意向に沿った媚中、媚韓の発言をするから、重宝な爺だ。以前、尖閣諸島の領有権について、シャ~シャ~と次のように述べている。1972年9月の日中国交正常化直後に田中角栄から、尖閣の領有権について日中双方が棚上げを確認したと直接聞いたと中国幹部と会談した際にその内容を伝えたと述べている。岸田外相は『我が国の外交記録を見る限り、そういった事実はない』と否定、菅官房長官も否定している。1972年当時野中は京都府会議員だった。6年後京都副知事に就任、衆院補選で自民党の公認を得たのは、1983年だ。1972年当時、一介の地方議員だった野中に、時の宰相角栄が日中間の重大な外交案件の詳細を話す訳がない。野中の典型的な虚言だ。2月15日古賀誠と一緒に出演した野中は安倍首相の施政方針演説について次のように述べた「私が中学生の頃、昭和16年に東条英機首相が大政翼賛会の国会演説のラジオ放送を耳にした時の感じと変わらない。重要な部分に触れないで、非常に勇ましい感じで発言していた」 「防衛費だけが増えていく、そういう国造りが本当にいいのか、一番大切な中国、韓国の問題を正面から捉えようという意欲がないのではないか」と媚中、媚韓らしい発言をしていた。昭和16年、野中はまだ16歳だ。この東条演説に安倍演説が似ているというのには驚く。安倍演説は自信に満ちているからであって翼賛会と一緒にするのは無理がある。若い連中には判らぬだろうと、馬齢を重ねた野中は恰も『生き証人』のような、いい加減な証言を垂れ流す。朝日新聞が反日に利用した慰安婦問題の虚言を重ねた吉田清治と、いい勝負だ。野中が自民党幹事長、官房長官を歴任したのでウソも本当だと思わせるから危険だ。中国に招待されて『尖閣棚上げ』の虚言を喋っているから、一部では『国賊』といわれている。野中が晩節を汚すのは一向構わぬが国益を失うような虚言は甚だ問題だろう。写真はアンデスコンドル


バカに付ける薬はない

2015-02-08 09:37:55 | Weblog

また、薄らバカが出た。新潟在住のフリーカメラマンが2月27日から3月中旬まで、取材でシリアへの入国を計画、外務省から渡航を中止するよう説得されたが従わないので2月7日夜、自宅前で待機していた外務省職員から外相の旅券返納命令で旅券を没収された。拒否したら立ち会った警察官から「旅券を返納しなければ逮捕する」と告げられたと話している。ISILに拘束された2人が殺害されたばかりだ。特に後藤氏は外務省から電話で2回、面談1回、中止の要請も聞かずに渡航して最悪の結果になった。外務省が阻止するのは当然だろう。杉本祐一(58)は口を尖らせて「言論の自由、移動の自由がある」と不満を述べている。現地に行き、現状を伝えるのが使命だと宣まっている。後藤氏が「誘拐保険(外国、最大補償額5億9000万円)に入っていれば身代金をカバーして貰える。日額10万円位で私も入っている」と語ったとある。また後藤氏はあるテレビ局から「紛争地の女、子供達の犠牲者を撮って来て欲しい」と依頼されたからで、取材は短期間の予定だったそうだ。本人は自己責任だと生前にビデオで述べているが、山の遭難とは訳が違う。日本政府のみならず他国にも協力を願う。大迷惑を掛ける。ユニセフに関連した事もあったからだろうが彼を賞賛する話しが多いのは問題だ。参院予算委で共産党の小池晃はISILより、安倍が悪い、人道支援の演説が原因だと因縁を付けている。各テレビは中東通やら外務省OBなど総動員アアダ、コウダと御高説を披露させている。中東の大使館専門調査員の経験でテレビに出ていた大野元祐、今や民主党議員センセイだが「イスラエルの国旗の前で安倍が演説したのが悪かった」としたり顔で述べていた。古賀茂明(元経産省課長、内閣審議官)は「ISILが言っていることには結構共鳴する人が多い」「『アイ・アム・ノット・アベ』のプラカードを掲げ、日本人は敵ではないと言う必要がある」「身代金を払うのも選択肢の一つだ」などとこれまたバカな発言を次々喋くっている。柳沢脇二元官房長官捕は「事件を解決する、無事救出する為、メッセージを出した本人・安倍が辞めることをやってみる価値がある」とピンボケ発言。徳永エリ民主党参院議員は「人道支援とはいえ、資金援助を大々的に記者会見でアピールして、テロ組織を刺激したことは否めない」と安倍を攻撃。孫崎亨元駐イラン大使「安倍発言が殺人の引き金」「首相演説が殺害契機は明白」とアホウの一つ覚えの繰り返し。枚挙に遑が無い。同大の元客員教授、ISILの口入れ屋、中田考は北大生26歳の男をISILに参加の仲介し、戦闘員にさせる予定だった。警視庁公安部に察知され私戦予備・陰謀事件として阻止、学生の身柄拘束、中田、常岡浩介(最近しきりにテレビに出ている)らに事情聴取、家宅捜査した。8月にも千葉の20歳男性を中田はシリアに送り込む予定だったが男性の家族が反対、説得して戦闘員にならずに済んだ。あるテレビ局は中田を出演させて「今回、政府から協力要請があったか」との愚問、ISILの手先に相談する筈がない。バカも休み休み言って貰いたいものだ。衆参議員、テレビ、大学などにはISILを贔屓したり、支援している手合いもいるようだ。写真はもう開花している、和蝋梅(ワロウバイ)、満作(マンサク)のエレナ(jelena)

 


おお ピケティ様

2015-02-04 19:38:30 | Weblog

民主党の救世主が現れた。仏経済学者トマ・ピケティ(格差問題を掘り下げた世界的ベストセラー『21世紀の資本』の著者)だ。衆院選で2回、参院選でも惨敗した民主党。泣きの海江田代表が先の衆院選では地方区で落選、重複立候補した比例区でもカンに惜敗率で破れて落選したので辞任した。代表選の決定戦でフランケン岡田が代表になったものの党勢も人気も復活の兆しが一向に見えない。これと言う名案は浮かばないし智慧もない、思案投げ首だった。30日に駐日仏大使館に岡田、長妻、細野、山井、藤田が尋ね、雁首並べてピケティーの学説を拝聴した。岡田が挨拶で「安倍総理は成長すればいい影響が全国民に滴り落ちるという考えだが、我々は成長と同時に再分配をしなければいけない。これが安倍政権と民主党の最大のテーマだ。有益なお話をお聞かせ願いたい」と低姿勢。ピケティーが「岡田代表の言ったことは全くその通りだ。日本でも過去20年間で不平等・不均衡が拡大してきている」とお世辞を垂れ岡田を喜ばせた上に、ピケティーから安倍の経済政策について「アベノミックスは不平等を拡大する」とのご託宣を貰ったのだから堪らない。我が意を得たり。欣喜雀躍。飛び付いたのが『格差是正』だ。早速民主党は3日、格差是正策を議論する『共生社会創造本部』のカンバンを掲げて、初会合を開いたそうな。今後は『格差是正』の念仏を声高に唱えるだろう。先ず所得、世代間、男女、地域格差など格差を探しては手当てする。今は忘れられた悪夢の『マニフェスト』の復活だ。予算のムダを削れば財源は幾らでも出る筈だ。何よりも格差是正にはバラマキ政策が一番即効性がある。それ最低保障年金制度の創設だ、低所得対策だ。どんどんばら撒くのが政策だ。『アベノミックス対バラマキ』の竜虎相搏つの図にはならない。民主党は政権の座にもないし、握れる展望も開けない。さすがのピケティー様も人気回復の処方箋の持ち合わせはなかった。当分、外野で騒ぐ他打つ手がない。