”物言えば唇寒し秋の風”芭蕉『言論統制』現在日本では行われていないと思われるが政党ではどうだろうか。自由闊達な意見など披瀝できない不自由な政党は現存している共産党、公明党などの議員の言動を観察していれば判明する。小池都知事が率いる地域政党『都民ファ-ストの会』の議員には『箝口令』が敷かれているそうだ。ブログ、ツイッターなどのSNSを使っての情報発信を制限したり、各々が報道機関の取材を受けるのも禁止する通達を出している。小池人気に乗って都議会議員になり、あわよくば次に国会議員に、そして大臣にとホップ・ステップ・ジャンプを夢想している、身の程知らずの輩もいるだろう。自民、民進党、維新の会など公募者から選抜して当選した議員の醜態、スキャンダル、痴性に溢れ、精力絶倫、性事万端、昼夜を問わずこなす、脳味噌がイカレタような言動など資質の悪さに各党は閉口、音を上げている。これらを他山の石として小池知事の特別秘書で同会代表野田数らが決定した。履歴、簡単なテストと面接を行い短期間に多人数の候補者を選択するのだから玉石混淆は当然、石コロの方が多いのではないか。当選はしたものの個々の資質など判る筈がない。苦肉の策の『箝口令』のようだ。小池側が警戒するのは①各議員による政策の不一致②不祥事を起こすような発言などで、一旦マスコミが取り上げるとのべつ幕無し、テレビが流す。衆院議員豊田真由子の悪態「このハゲ~」と鼻歌には耳にタコができた視聴者が多いだろう。この『箝口令』は議員の他、同党関係者も対象になるそうな。野田代表は「民間企業では広報室などが取材に応じている。企業並みの統治を目指すのは当然である」としている。都議会議員に当選はしたのは小池戦旋風に乗ったからで議員個人の実力など判らない。まだまだ信用できない証左だろう。会幹部が如何に隠そうとしても『おぼしき事言はぬは、げにぞ腹ふくるる心ちしける』と1000年前の大鏡に書かれている。況してや人一倍お喋りが多い議員連中だ。我慢出来る筈がない。そのうち『石コロ議員』が馬脚を顕わし醜態を曝け出しマスゴミを賑わすのもそう遠くあるまい。『都民ファーストの会』が今後も言論統制続けるのであれば『都民ファシストの会』と改称すべきだろう。
写真はテッポウユリ、下はサギソウ