キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

無知ほど怖いものはない

2011-12-15 13:47:18 | Weblog

御期待にお応えして文部科学相中川正春と副大臣の森裕子が揃いも揃って『適材』振りを遺憾なく発揮して民主党の人材豊富を曝け出している。中川はポッポ、空きカン内閣で文科副大臣をしており予算委の筆頭理事だった。パチンコチェーンストア協会の政治アドバイザーを務めているが若い母親が育児せずパチンコに夢中になっている問題について己のHPで「パチンコ屋に託児所を設けることこそ、少子化対策の突破口になる可能性があるのではないかと、真剣に考えている」んだって。一方の森も予算委の理事だった。破廉恥振りを発揮したのは2003年7月の参院外交防衛委員会だった。イラク特措法案の採決時に短めのスカートにハイヒールの恰好で委員長席のテーブルに登って委員長に詰め寄り、護衛役のプロレスラー上がりの大仁田の髪を掴み、頭を殴りつけた。スカートにスリットが入っていたのが机の上に登ったから太股を大胆に露出させた艶姿を御披露した。不謹慎だ、売名行為だと騒がれたが自由党の汚沢党首は「我々の闘士」と持ち上げた。森は自由党だった。今回は学校給食食材に含まれる放射性物質について文科省が厚労省を差し置いて一方的に「1キロ・グラム当たり40ベクトル以下」の基準との文書を出した。この基準値を東日本の17都県に通知した。放射能検査機器の購入は最低40ベクトル迄測定可能なものを求めたのだが、40ベクトルを超える放射性物質が検出された場合の対応は給食には使わないとの記述があった。記者会見で森が「食材の安全の目安」と強調したため、自治体では文科省の安全基準と受け止めた。中川も機器選定の目安と言いながらも40ベクトルは判断の参考になると言ったから混乱に拍車を掛けた。食品衛生法の暫定基準値は牛乳200ベクレル、肉・野菜で500ベクレルだから40ベクレルは相当厳しい数字だ。厚労省は現在規制値の見直しをしているようだ。シロウトで知識のない文科省の正副大臣が思い付きでトンチンカンな事を喋った為、自治体側は慌てて問い合わせに殺到したという。基本的知識が欠如している御仁がさも『政治主導』などと知ったかぶりの結果だ。ノダイコがそして渡部黄門が自慢するだけのことはある『人材豊富』『適材適所』の民主党。国民は安心して大船に乗ったつもりでいたらタイタニック号の二の舞になる。写真はヒマラヤ桜