どうも世の中皮肉なものでヨチヨチ歩きの見習い内閣の時に大事件や天災が起きる。村山内閣の神戸淡路大震災、カンカラ内閣では東日本大震災、今回はドジョウ内閣になって3ヶ月位で北朝鮮の独裁者金正日の急死、態と狙ったように起きる。今回の将軍様の急死は韓国政府も寝耳に水だったようだ。18日の日韓会談で李韓国大統領が冒頭から従軍慰安婦問題を取り上げ「これを優先的に解決しなければならぬ」と野田首相に解決を迫った。野田が「経済、安保の順番で話をしたい」と切り出しても「歴史の懸案である慰安婦問題の解決だ」と一蹴。日本政府が認めれば解決する、解決できなければ両国間に大きな負担が残ると一方的に捲くし立てられドジョウも賠償問題は法的に解決済みだが、人道的見地から智慧を絞ろうなどと言っても聞く耳持たぬ態度で会談時間の殆どを使ったようだ。李にして見れば兄の秘書が逮捕され、夫人の肉親も逮捕されて窮地に追い込まれており、米韓FTA批准案の強行採決では国民の大反発を買い、来年12月の大統領選が厳しいのでここらで日本をとっちめて点数を稼ぎ、韓国世論の支持率アップを意識して起死回生を狙ったものだろうが、こんな問題提起位で挽回出来る程甘くはない、韓国は大統領を去った途端逮捕されるのがずっと続いているから必死だろう。南北朝鮮は38度線で休戦中に過ぎぬ。北が倅の金正恩に代って力試しだと武力行使に出る可能性も否定できぬのに友好国を訪問して確実な裏付けもない慰安婦問題で難題を吹っかけ、竹島の不法占拠に付いてドジョウが触れぬので益々エスカレートして娯楽施設を建設するようだ。相手が嫌悪しても言うべき事は言い、要求すべきことは要求しないと今後益々相手に嘗められる。今回の李韓国大統領のようにやらねば駄目だ。19日、北が12時に重大発表するとの情報があるにも関わらずドジョウは新橋駅の街頭演説に出向き、金急死の報で急遽Uターン、午後から開かれた安全保障会議に問責受けた肝心のマルチ山岡国家公安、拉致担当は栃木におり、駆け付けたが間に合わなかったので警察庁の報告は省略されたという。マルチ曰く役人から連絡なかったと言い訳して官房長官もいる場所により、間に合わないのは仕方ないと他人事だ。最優先すべき国家の安全問題について、こんな程度の関心しか持たぬとは呆れる。危機管理能力も意識もドジョウ以下欠如している小児内閣、いつ非常事態が起きるか判らぬのに、これでは恐ろしい限りだ。
