だから、ここに来た!

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中世の港町ライ/ラム・ハウス(2)庭編

2015-05-05 | 2015年春、英国の旅
■4月21日、続き■

ラム・ハウスの食堂で資料を読んでいると、外から何やら視線を感じました。



お、犬がこっち見てるぞ。
暖かそうなので、私もついに庭に出て見ると、
おじさまおばさま方が白いテーブルを囲んでお茶とお菓子を楽しんでいました。



確か£6程でスコーンのようなお菓子とティーを注文出来ました。
メニューを撮っておけばよかったですね…。

"Mapp and Lucia"のドラマの中でも、ルチアが庭でパーティーを開いたり、
ヨガ教室になったりもしました。



日光浴するルチアが撓わに実ったイチジクを丸かじりしたりするんですよねー。
さすがに実が成っている木はありませんでした。



私もゆったりお茶したいところでしたが、庭をじっくり歩きたかったので、
外壁沿いにある小道を歩きながら草花を鑑賞。
思ったより庭の奥は鬱蒼としています。
庭の中にはヘンリー・ジェイムズの愛犬たちのお墓もあるようなのですが、
どこにあったのか結局分かりませんでした。



花の名前は詳しくありませんが、春になって暖かくなったところということもあって、
色とりどりの花を楽しむことが出来ましたよ!







狂ったように地面の花へ顔を近づけ、へっぽこフォトグラファーへと変貌した私。
バラには少し早い季節だったかもしれませんね。
格子棚の奥には小さな野菜畑があります。
劇中で、庭の真ん中に塀が出来ていたのですが、あれもやはりセット用に作ったものだったみたい。



さらに奥、裏口近くには池があって、小さな鯉が泳いでいます。



金魚くらいの大きさの鯉。ほとんど動かないけど元気がないのかな…。
こちらのベンチではアイスクリームを食べながら一休みしている方がいます。
メニューにアイスクリームもあったんだ…。



お客さんが去ったと思ったら、また別の方が庭にやってきて休息しています。
私くらいの年代より、年配の方が多かったですね。若い人はあんまり興味がないのかな…。
でも、私が見た限りではライの中でこんなにのんびり過ごせる場所はありませんし、
鳥のさえずりを聴きながら、青空の下でお茶するのもいいと思いますよ。



一通り見終わった後、家の中に戻り、ラム・ハウスについてのブックレットとポストカードを購入。
日本語のしおりを出して頂いたおばさまから「楽しめましたか?」と訊かれて、
「はい、とっても。実は"Mapp and Lucia"を見てからここに来るのが楽しみで…」と話したら、
ドラマのDVDを持ってきてくれたので、
「あ、もう持ってます、前に買いました」と言ったらがっかりされました(苦笑)。ごめんね…。
(でも日本でドラマ見るとしたら、DVD以外に機内上映かイリーガルな方法でしか見る手段ないじゃんね…。)



1時間半程じっくり過ごしたラム・ハウス。外観も目の前のチャーチ・ストリートも、何回見ても味がありますね。
よく見ると、外壁にはヘンリー・ジェイムズと共に、EFベンソンの名前も刻まれています。



裏口の横には陶器に描かれた羊の絵にLAMB HOUSEの文字。



ライは陶器の街としても知られています。
そのためか、家の表札がわりに陶器のお皿に家の名前が書かれているのをよく見かけます。
以下がその表札コレクション。






どれも洒落てますよねー。
次は、私のオススメスポット、ラム・ハウスのすぐ傍にある聖メアリー教会へと向かいます。

続く。
コメント
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