前日の夜にスプーンが届かないモヤモヤを抱えたまま寝落ちてしまったものの、
朝早めに起きると少し頭がすっきりしてきたので、
どうしようか迷っていた朝食をホテルのレストランで取ることに。
その前に、ホテルの中にある有名な大階段を見に行きました。
滞在中のホテル、セント パンクラス ルネッサンス ホテル ロンドンは
元々、1873年にミッドランド・グランド・ホテルとしてオープン。
美しいビクトリア様式の建物は、外務省本館やアルバート記念碑の設計で知られる
建築家ジョージ・ギルバート・スコット卿によるものです。
この通り、ゴシック・リバイバル建築のとにかく荘厳な外観。
留学中は毎日のようにこの建物を見ていたので、ホテルだと知ってはいましたが、
まさかその後ここに泊まりに来れるようになるとは夢にも思いませんでした。
そして階段も同じく1873年に作られ、83段の階段は大理石製。
正面入口を入って左手の奥にあります。
Today we celebrate 11 years since the grand opening of @stpancrasren 🎈 We’re launching a dedicated map that showcases all the iconic spots within the hotel where you can see how it’s developed through the years into a luxury modern environment. More exciting news - coming soon… pic.twitter.com/91sC6Nd9fx
— St. Pancras Renaissance Hotel (@StPancrasRen) May 5, 2022
エレベーターホールを抜けて階段をのぞいてみると、その存在感に圧倒されます。
かっこいい! 見上げるとこんな感じ。
撮影場所としても有名で、スパイス・ガールズの「ワナビー」のPVや、
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のロケにも使われたらしい。
ドクター・フー等の演出家で知られるレイチェル・タラレイもちょうど帰国したころに
インスタグラムでこの階段について懐かしむ投稿をしていました。
階段の右側にはグランドピアノ、奥の通路にはミーティングスペースがあります。
階段を見た後は一旦フロントのあるハンソム・ラウンジに出て、
ブッキング・オフィスという朝食会場へ。
ちなみに、このハンソム・ラウンジは、セント・パンクラス駅の旧車両通路を利用したスペース。
ブッキング・オフィス・バー&レストランはセント・パンクラス駅のチケットホールだった場所を活用しています。
なんとなく以前の雰囲気を感じさせるムードのあるエキゾチックな雰囲気。
レストランの窓からはセント・パンクラス駅のホームとユーロスターも見える!
そして朝食で頼んだのはアメリカン・パンケーキ。
パンケーキはコンポート&バニラクリーム添えもあったけれど、
ベーコン&メイプルシロップをチョイス。それにカフェオレも。
塩っぽさと甘みが融合して旨い!
見た目は小さいけれど、2枚食べるとちょうどよくお腹いっぱいになりました。
一度部屋に戻った後、今回海外旅行で初めて持参した水着を携えてSPAへと向かいます。
実は今回、初めてホテルから出発前に到着時間確認のメールが直接フロントスタッフから来て、
チェックインを待っている間にSPAでプールやサウナ利用が出来ると教えてもらっていたのです。
フロントでSPAのアクセス方法については聞いていたのですが、
結局、前日は行く余裕がなかったため、チェックアウトの時間までに行ってみることにしました。
SPAへと向かうエレベーターは先程の階段の手前。
受付で入室時間を記入して、ロッカーの使い方を教えてもらいました。
SPAの中にはなかなか広いジムもあります。
ロッカーの中にはバスローブとロゴ入りのビーチサンダル。
アクセサリーを入れておく小さい箱もくっついていました。
プールまでの通路には休憩できるソファーがたくさん。
普通のサウナは更衣室の方にもあったけれど、プールの前にはスチームルームも。
プール自体は小さめではありますが、朝食会場のブッキング・オフィスと同じようなエキゾチックな内装。
手すりの部分の両側と奥の深度の浅い一角にジャグジーが付いていて、
一定時間ごと、交互に出たり止まったりします。
プールは温水だけど、ジャグジーの水は冷水だった。冬でも温水にはならないみたい。
ジャグジーで痛めた体をほぐして、スチームルームで体を温めて…を2回ほど繰り返し。
フロントスタッフに聞いたら、どの時間も混んでいないとのことで、
私が行った午前中は家族連れと夫婦の2組に加えて私の3組ほど。
一組去るともう一組が入ってくるイメージで、混雑はしませんでした。
前日までは客室のあるバーロウ棟の内装や客室の内装が期待外れだったり、
前述のスプーン一つも届けてくれない対応になんだかガッカリしていましたが、
大階段やレストラン、SPAについては贅沢な気分に浸れて大満足でした。
(バーロウ棟の廊下に飾られている使用人の肖像画がダウントン・アビーの世界…)
ちなみにフロントスタッフが窓の大きいお部屋を用意してくれて、
客室からは留学時代にお世話になった大英図書館が見えました。
右側はFrancis Crick Institute生物医学研究センター。
続く…
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