運河博物館の後は、バスでホクストンへ移動。
ずっと行ってみたいと思っていたお店、Hoxton Street Monster Suppliesに向かいました。
ホクストンの非営利組織Ministry of Storiesが運営するこのお店の売り上げは、
若者の読み書き支援をするチャリティー活動のために使われるのですが、
このお店については、リーグ・オブ・ジェントルマンのライターのひとり、
ジェレミー・ダイソンが、このMinistry of Storiesに参加している
ロザラムが拠点の組織Grimm & Coのパトロンを務めているために知りました。
同じくリーグ・オブ・ジェントルマンのマーク・ゲイティスも
ジェレミーと共にパトロンとして名を連ねています。
このお店が面白いのは、取り扱っている商品名が、
「内臓ママレード」(実際には瓶入りママレード)や「マーメイドの卵」(実際にはバスボム)、
「ゾンビ用ミント」や「悲しみの涙」(という塩)、「キューブ型耳垢」(というキャラメル)など、
不気味で可笑しなネーミングばかりというところ。
ショーウィンドウには背丈で自分がどのモンスターなのかわかるスケールが貼られてて
通りがかりのおばさんたちも爆笑しながら写真を撮ってました。
中に入るとウェブサイトでチェックした通りの面白商品がずらりと並んでいます!
店員さんに「写真を撮ってもいいですか?」と訊いたら
「どうぞどうぞ!好きなだけ撮ってー!」と歓迎してもらえました。
店内に入ると、ずっと猫の鳴き声が聞こえていて、
お店の中で猫を飼ってるのかな?と思っていましたが、BGM(効果音?)だったみたい。
たまに叫び声も聞こえたような。
さて、どれを買おうか…
大きい瓶入りのものだと持ち帰る時に割れてしまいそうで心配…
小さい瓶に入っている「妖精の粉」(中身はグリッター)なら楽に持ち歩けそうだけど、
グリッターを使う機会があまりないからな…
お店には食品系以外にも骸骨デザインのトングやブラシ、目玉デザインのボールなんかも売っていました。
トングは買おうかどうしようか悩みましたが、持ち手がそのまま金属なのが気になって断念。
結局散々迷って、お店のステッカーとスケルトンキー、
そして指にはめると表面の色が変わる「接近リング」を購入しました。
「接近リング」はおそらく体温によって色が変わる仕組みかと思いますが、
同封している説明書きに
「青-ヒーロー近し。
紫-逃げろ、バカめ!
黒-おまえは死んでいる。もしくはゾンビ」
と書かれていて、色によって近くにいる何者かを教えてくれるという代物です。
体温はそんなに変動しないはずだし、しょっちゅう色が変わることもないだろうと思っていましたが、
実際につけてみると、緑に変わったり青に変わったり、コロコロ変わったので、見ていると結構面白いのです。
余談ですが、購入して商品を紙袋に入れてもらい、
ホテルに帰ってから袋の中身をすべて取り出すと、
中にゴ〇ブリが入っていて思わず「ヒッ!」と声をあげてしまいました。
どうやら店員さんが袋に入れてくれるらしい…
びっくりしたー。でも遊び心が嬉しい…。
店内の音といい、英国らしいユーモアですね。
お店を出て通りを見渡すと、この日は土曜日だったのでマーケットが開かれていました。
衣料品や携帯の付属品、果物の屋台やキッチンカーが出ていて、
よくあるお馴染みの街のマーケット風。
このまま南に進むとショーディッチに出るはずなので、散歩がてら歩いてみました。
この辺りの道は建物自体もアート作品のようで、歩くのがとても楽しいのです。
でもこの時点でかなり体力がなくなっていたため、前に進むだけで精一杯。
途中、通りかかったガラス張りの建物の中にある、オートグラフというスペースで
無料の写真展が開催されていました。
Abi Morocco Photos: Spirit of Lagos | Exhibition 31 Oct 2024 - 22 Mar 2025
1970年代から2006年まで盛り上がりを見せたJohn Abe とFunmilayo Abeが運営する
ラゴスの写真スタジオ「アビ・モロッコ・フォト」のポートレート展示。
Lagos Studio Archivesプロジェクトによって保存された、1970年代の貴重なフィルム期の作品が並んでいます。
風景写真はなく、家族写真やペアで並んだ写真など、
ラゴスの人たちの生き生きとした生活が垣間見えるもので、
といっても、日常生活をそのまま撮影しているものではなく、
おそらく写真館で撮ってもらうようなよそ行き感があるのでみんなオシャレ。
それぞれの写真には詳しいキャプションもついていたのですが、
あまりにくたびれていて詳しい内容まで読み込む元気はありませんでした…
オートグラフを出て向かい側のお店にはちょうどお昼時のためか、長い列が出来ていました。
Bread and Butter Loungeというお店らしい。
ここも上階がイベントスペースで、ギャラリーやライヴに利用できるみたい。
さらに地図もろくに見ずに南下。
高架下に写真が貼られていたり、ストリートアートも至る所に見られます。
建物のデザインも面白い。遠くにはガーキンも見える。
ずっと歩いてくると、お馴染みのスピタルフィールズ・マーケットに到着。
ここには旅行のたびに毎回訪れている気がします。
お洒落な創作衣料品、雑貨、アクセサリー、アートなどのストールだけではなく、
食事も充実しているので、ここで食事を取るのがお決まりに。
いいかげんお腹が空いてきたタイミングでした。
疲れすぎて悩む元気もなかったので、試食を配っていた和牛(WAGYU!)バーガーの店で
クラシックバーガーを食しました。
マーケットの中心部のお店は激込みなのに、北側のお店は空いていたのでベンチに座ることも出来ました。
ところで、スピタルフィールズ・マーケットにはここ数年象のブロンズ像がおかれています。
そういえば何故彼らが置かれているのか考えたことなかったなと思い調べてみたら、
シェルドリック・ワイルドライフ・トラストがアフリカでの象の密猟に対する意識を高めるために彫ったものらしい。
元々はマーブル・アーチに置かれていたものが、現在はこの周辺に全部で21頭設置されているとか。
2021年まで設置と書かれているけれど、コロナもあったし、そのまま継続されているのかもしれませんね。
食事が終わって一通りマーケットの中を見回った後は、
リバプールストリート駅から地下鉄でトッテナムコートロードへ。
前回の旅行の際に最初に到着した場所ですね。
観劇した劇場SOHO PLACEではKYOTOが上演されています。
ここからシャフツベリー・アヴェニューに向かい、ドクター・フーグッズを買うために、
こちらもお馴染みのオタクの聖地、Forbidden Planetへ。
数年前は入って左側のスペースの一角にひっそりと限られたグッズが置かれていたのですが、
今はお店の奥の棚にけっこう広めにスペースが設けられてある! グッズの種類もずいぶん豊富に!
欲しかった14代目と15代目ドクターのソニック・スクリュードライバーもたくさん並んでいたので無事確保。
今まで見たことのなかったダーレクの突起?デザインのキーホルダーやターディスのピンバッチもあって、
喜びで浮足立ちながらカゴに入れました。
ポスターやアパレル関連も増えて、D+に移行後、結構人気が復活してるのかな。
買わなかったけど、「グッド・オーメンズ」のコースターやトレーナーも置いてありました。
最終的に購入したのは↓ 14代目のソニックはこのお店限定の金色デザイン。
この後、明るいうちにホテルに帰りましたが、
部屋にティースプーンが置いておらず、電話で頼んだのに持ってきてもらえなくて、
がっかりしたまま寝落ちしました。
高級なホテルで期待が高かっただけに、不備があった時のガッカリ度が大きい…
続く。
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