だから、ここに来た!

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ロンドン・パスで名所巡り1~セントポール大聖堂、ロイヤルミューズ

2012-10-29 | 2012年、英国の旅 ~春編
滞在24日目。
とうとうロンドン・パスを使う日がやってきました。
私が購入したのは一日券、£46(5,550円)。地下鉄&バスが乗り放題になるトラベルカードはなし。
とにかく元をとらないと行けないので、行けるだけ行ってみよう!と地下鉄でSt. Pauls駅まで。

より大きな地図で ロンドンパス を表示

朝9:30、まずはセント・ポール寺院を見てきました。(本来の入場料は£15。)

中に入ってパスを見せ、担当の人のところで並んでお願いすれば日本語の音声ガイドを利用出来ます。
中は撮影禁止なので画像はありませんが、聖水盤から回廊、ドーム、聖歌隊席にかけて、ガイドを聞きながらのんびり内部を鑑賞。
美しく歴史を感じさせる内装の中、異質で印象的だったのは、モダンなヘンリー・ムーアの「聖母子」像でした。

その後、階段を257段上り、"ささやきの回廊"へ。
ここは有名な、ドームの壁に向かってささやいた言葉が、反対側にいる人にも聞こえるという場所ですが、
私は一人で行ったので、だれかにささやいてもらうことは出来ませんでした。
それより、この回廊から下を見下ろすと、1階のフロアにいる人が小さく見えて…
この時点で高所恐怖症の方はけっこうつらいものがあると思います。

そのさらに376段上は”石回廊”。
階段の途中では、息を切らして休憩中の方もちらほら。
石回廊は屋外に出て、柵越しにロンドンの風景が眺められます。

ところが、さっきまで晴れていたはずがいつのまにか雨模様に。
風が強くて傘を差すのがやっと。
とりあえず、その上の、"黄金回廊"を目指します。

もっとも高いところにある"黄金回廊"は一階から数えて528段上。さすがにヘトヘト。
"石回廊"よりもずっと細い通路で他の観光客と譲り合いながら眺める風景は特別なものがあります。
雨模様だけど、その曇天具合がまたロンドンらしくていいではないですか。


ウェストミンスター方面(左)、シティ方面(右)


ヨーロッパ一高いビル、Shard方面(左)、テムズを挟んでちょうど向こう側のテート・ブリテン(右)

いやあ、だけど高さはあるわ、風は強いわ、傘は飛ばされそうだわで本当に怖かった。
結局一番記憶に残ってるのが階段疲れる&高いところが怖かったって感想なのが残念。(苦笑)
これもいい思い出です。

上ってきた階段を降り、地下のクリプトに行くと、礼拝堂や墓所があります。
ここにはネルソン提督やウェリントン公の墓所も。
最後にショップでお土産を購入。

セント・ポールには長居し過ぎてしまいましたが、(3時間)
後のことを考えると、1時間半程度で回れたらよかったなーと反省しています。
ガイド聞いていると時間が掛かっちゃうんですよね、どうしても。

さて、この日は自分に課していた課題がありました。
それは「地下鉄を使わず、自転車で移動する」というもので、
とくに深い意味はなく、レンタル自転車を使ってみたかった、というだけなのですが、
早速この後、利用してみました。


↑これは後日行ったカムデンタウンにあったレンタル自転車用のドック。
こんな駐輪場があちこちにあります。
手続きはこの地図があるボックスの画面で操作。



手続きに使用する言語は日本語も選べます。優しい。
地下鉄でチャージするときのように、クレジットカードを差し込んで、
1日利用か7日利用、何台利用するのかを選んで契約。
決済が済むと、レシートが発行されて…



この5桁の番号を自転車の差し込まれている部分のボタンで入力してランプが緑に点灯したら車輪を引き出す!
やってみると結構簡単!
一日の契約は1ポンドですが、30分以内に同じような駐輪場に戻せば使用料は無料なので、
30分以内に次の場所を目指します!
セント・ポール大聖堂からテムズ川岸を爆走し、ビッグ・ベンの横を通り、ヴィクトリア駅そばへ!
次の目的地はロイヤル・ミューズ(£8.25)です。


ここでは英国王室で使用されている馬車が展示されています。



馬や世話をする職員もこのロイヤル・ミューズで過ごしています。
とにかく、たくさんの馬車や公用自動車を見ることが出来るのですが…





中でも圧巻なのは、エリザベス女王の戴冠式に使われた豪奢な馬車、
The Gold State Coachです!




見てくださいこの装飾。何時間眺めていても飽きがこないほどの細やかさと豪華さ。
重量は4トン(約4064キロ?!)あるらしく、外に出す際はこの建物の壁を取っ払ってしまわないと出せないんだそうで。
(マネキンも、またしてもリアルです。)

最後の出口傍には御者の素敵な制服が。





ロンドン・パス編、つづく…

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お土産を探しに、グッジ・ストリートへ

2012-10-16 | 2012年、英国の旅 ~春編
滞在23日目。
帰国の日も近づいてきたので、友人へのお土産を探しに出かけることにしました。



Swiss Cottage駅からTubeでOxford Circus駅へ。
買い物の前に、ちょっと気になっていた場所を見に行きます。



リージェントストリートを北にしばらく向かうと、突き当たりに円柱形の建物が見えてきます。



オール・ソウルズ教会(左)とBBC Broadcasting House(右)です。
BBCテレビジョンセンターは先日行きましたが、ここが本局。
1932年に建造され、歴史的建造物として保護されているそう。
ここは一度見ておきたくて。
教会の前には友達と語らう若者がずっと座り込んでいました。
見た目よりずっとフレンドリーな雰囲気のある場所なのかもしれません。



オール・ソウルズ教会から見たリージェント・ストリート。
ここから、モーティマー・ストリートを通って東へ歩き、グッジ・ストリートに向かいます。
グッジ・ストリートに近い、シャーロットストリートに出ると、行き交う人々でずっと賑やかになります。



北東の方向にBTタワー。
シャーロット・ストリートはカフェやパブ、レストランも多くて歩いているだけで楽しくなってきます。
そして、グッジ・ストリートへ到着。



この道にあるPaperchaseが今日の目的地でした。
Paperchaseはポップなステーショナリー・グッズが置いてある大型店ですが、
文房具やカード類だけでなく、バッグやトラベルグッズなども豊富。
日本で言うと、PLAZAのような雰囲気でしょうか。(お菓子はないけど。)
私はここで友達にティータイム用のクロスやしおり、爪ヤスリを買いました。
全てユニオンジャック柄!
自分自身にはTubeの路線図がデザインされたパスポートカバーと、
家族の誕生日用にロンドンバスの絵柄がついたバースデーカードを購入。
たくさん買い物したくなっちゃうお店でした。

そして、もうひとつ行きたかったお店、Planet Organicにも寄りました。
その名の通り、オーガニック食品が並んだ食料店。
グッジ・ストリートの少し横道に入ったところにあるので、見逃してしまいそうです。
ここでは友達に頼まれていたオーガニックの紅茶とお菓子、
自分自身にはミントとエナジーバーwを購入。

お土産を一通り買った後は、お店の中のデリで昼食!



(左写真の)紙の器の中に、入るだけお惣菜を入れてもらえます。
何故かイモのおかずやパスタを選んでしまい、炭水化物だらけのチョイスになってしまいました…。
これで£7(1000円弱)。ちょっと高いですが、ヘルシーだし美味しいことは確か。

その後、ハントリー・ストリートあたりを散歩。



UCL(ロンドン大学のカレッジ)医学部の校舎、Cruciform Building(左)。
Planet Organicのそばには、アンソニー・ホプキンス、ヴィヴィアン・リー、ピーター・オトゥールや、
今をときめくトムヒことトム・ヒドルストンが出ている
英国王立演劇学校(Royal Academy of Dramatic Art=RADA)の校舎もあります(右)。

Tottenham Court Road駅そばのデンマーク・ストリートを歩くと、
楽器屋が並んでいます。



初期のストーンズがレコーディングをしていた、Regent Sounds Studioもここにあります。

この日はその後、夕方にストランドのStamp Centreに立ち寄り、
ドクター・フー グッズを買いました。
もう閉店ギリギリだったので、起動音が出るターディス(主人公が乗る電話ボックスの形した宇宙船)を買おうか悩んで、
結局、小さいフィギュアを買っただけで終わってしまいました。



ソニックスクリュードライバーも小型のキーホルダー。
自分の気の小ささを表しているようで何ともいえない…。

店内には、ヨーロッパから来たDWファンの女の子2人がいて、
お店のおじさん(店主?)が気さくなノリで話しかけていました。
DWと分かると色々話しかけたくなるみたい。
私も、彼女たちの後にレジに向かうと、
来月24日にトム・ベイカーが来るんだよ!是非来て!」とビッグスマイル。
「ごめんなさい、その時にはもう日本に戻ってるので…」
「そうなんだー!? 残念ー!」
そりゃ、本当は来たいけどね…。(Mark Gatissも来るし…)



帰りにPiccadilly Circus駅の改札に降りると、
あちこちに警官が待機してて物々しい雰囲気。
後でWebでニュースを見たら、Bakerloo線のトンネルで落石事故があったとか…
結局大事故ではなかったようですが、最古の地下鉄だけあって崩れ落ちるって聞くとけっこうビビりますね…。


【おまけ】
AXNミステリーのホームズ特番で紹介されていた、バリツの本、
私の大好きなSFファン向けのお店、Forbidden Planetに置いてありました。
買っておけばよかったかしら。

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【マンチェスター編】Museum of Science and Industry その2~ふたたびロンドンへ

2012-10-04 | 2012年、英国の旅 ~春編
Museum of Science and Industryの続き。
5号館の"Air and Space Hall"に移動しました。
英国の飛行機が所狭しと展示されていますが、
こんなクラシックカーも展示してありました。



それぞれ解説がついていたのですが、
時間が掛かりそうなので、とりあえず写真だけUPしておきます。
あとで解説を追加…出来たらします。




日本の特攻機「桜花」もありましたよ!!





出ました! 英国の戦闘機といえば、 スーパーマリン社 スピットファイア FR XIVe。
この寄っかかってる人形、本物のパイロットかと思いました。
英国の人形のクオリティは高いです。(どこを誉めてるんだw)



英国の軍事用ヘリ、ブリストル ベルヴェデア(Bristol Type 192 Belvedere)。デカい。
現存する5機のうちの一つ。




次はアブロ社 シャクルトン AEW.2 早期警戒機。
こちらもデカすぎてフレームに収まりません。




英国で初めて音速の壁を破ったジェット機、PIA WG763。
入ってすぐの場所にあり、ひときわ目を引きます。





ずっと眺めていたい程楽しい場所ですが、時間を見るともうすぐ12時。
コーチの時間に間に合わなくなるとマズいので、泣く泣く博物館を後にしました…。
デジカメの調子が悪くてあんまりいい写真が撮れなかった~。




来る時に通ったITVの前を再び通って、Salford Central駅に向かいます。
この日は雨と風が強くて寒かった!



ホームで小腹が空いたので、
自動販売機でロンドン五輪のキャラクター、ウェンロックのチョコを購入。1ポンド也。



頭からかぶりついてやりましたw



そして、無事にManchester Victoria駅へ到着。



左が切符を買う窓口です。でも私のように会話に自信のない旅人は自販機でも買えますよ(右)。



来る時は日が暮れかけていたので気付きにくかったですが、
この駅のそばはショップが多くて賑やか。
このあたりもゆっくり回れたらよかったのですが…。



そして、2日ぶりにマンチェスター・シュードヒル・インターチェンジへ。
ところがここで思わぬトラブルが。
まず、どこに13時出発のロンドン行きのメガバスが停まるのか分からない。
ヴィクトリア駅のようにモニターで何番と表示されてるわけではないのです。

ウロウロしていると、メガバスのロゴのついたベストを来たオジさんのいる停留所に長い列が出来ていたので、
とりあえず様子を見て並んでみました。
ですが、なかなかコーチが来ない。
オジさんに訊いてみると、遅れているから待っていろの一点張り。

どんどん不安になってきて、前に並んでいたお兄さんに
「これってロンドンに行くバスの列ですよね?」と訊くと。
「うん、間違いないと思うよ。でも20分遅れてるらしい。祈るしかないよね。*fingers crossed*」

(うわ、初めてfingers crossedやってる人を生で見た…)と、バスとは関係のないことに感動しながら、
そのまま列に並んでいました。

その後、1時間は遅れるというオジさんのお知らせがあり、
カフェオレを飲みつつ、フリーペーパーでSHERLOCKのBAFTAノミネートの記事を読んでダラダラ過ごし、
結局、1時間半待たされることになりました。さすがの私もヘトヘト。
同乗していたアメリカ人らしき若者のグループのおしゃべりがうるさかったのもあって、
19時半すぎにヴィクトリア駅についた頃にはグッタリ状態でした。



マンチェスターも雨だったけど、ヴィクトリアはさらに強い雨。
駅の中のPRET A MANGERで、この旅定番のスープ&クロワッサン&プレッツェルを食す。ホッとするー。



ヴィクトリア駅は広いですね。駅の中だけでも十分時間がつぶれそう。
私はもう限界ヨロシクだったので、夕食が済んだらすぐにこの日のホテルに向かいました。
マンチェスターの旅は、振り返ってみると最後が一番の難関でした。
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