ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

コ・パンガン・・・7   旅と病・・1

2015-11-04 | コ・パンガン

今は耳だよ耳。片方の耳の聞こえが良くない。スピーカーからの音は分かれて反響し何処からでも聞えるから気にならないけど、クリニックへ行く事にした。ドクターはぼくの耳を診て道具がないのでここでは治療は出来ない、床屋へ行って取り出してもらいなさい、と親切に言ってくれた。タイの床屋さんは耳の掃除も受け持っていたのか、ちょっと怖い気もするな~ 2~3日前床屋へ行った時、顔を剃ってくれたおばさんは3カ所も切ってちょっと血が出た。不安だョ 耳の中へ入れる液状の薬を50バーツで買った。穴の中へ入れて軟らかくしてから出そうという計画だが、上手くいくのかどうか。
ボ~と海を見ていると何が何だか分からなくなってしまう。ぼくは今、何をしょうとしているのか、何もしていないんじゃないかと・・・
毎日ベッドの上から、テラスからボ~と海を見ている。

二日間、死んでいた。その前夜から熱が急激に上昇し原因不明の高熱は39度になった。38度は抗生物質を使う限界線だ。出国する前、友人が3種類の抗生物質を用意してくれていた。2日間でその内の2種類を14錠も使った、が下がるかと思わせた熱は再び39度へ上昇した。もう何が何だか分からない、あらゆるものが原因であり、どう対応したら良いのか判断できない。
夢だったのだろうか、子供の頃、熱を出して寝ているぼくに冷たいタオルをおでこに乗せてくれた母、そうだ熱のある身体を冷やさなければならない。ふら々と共用のシャワー室へ行き震えを我慢して裸になる。シャワーの蛇口を回す、水が頭から身体へ流れた時・理科の実験室に置いてあった不気味な人体の全身骨のすべてが電気のスイッチを入れられたかのように暴れ踊った。 ふぅ~ん アホかぁ~
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