ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

コ・パンガン・・・8   旅と病・・2

2015-11-05 | コ・パンガン

ベッドで震えながら考える、そうしなければ回復への道は開かれない。バンコックで買った粉を切る薬を飲む、もうそれしか残っていない。
朝、少し熱が下がった、38度。歩きは幾分しっかりとし空腹感もある、レストランへ行きバタートースト2枚とブラックティーが美味しかった。
高熱を発して4日目の朝、38度から熱が下がらない。肝炎なのか?医療が受けられるバンコクへ戻るべきだろう。ビーチハウスへ行き夜行列車の寝台予約を頼んだ。浜辺に沿った小道を休みながらイーストビーチへ向かう。
ドラッグの三大聖地のひとつと言われたカトマンズ、今その面影はない。ぼくのこれからの旅は不確かではあるがここでLSDを手に入れておかなければならない。ジャンキーの旅はドラッグとの出会いである、それは自分に合った物でなければならない。
ジミーは戻っていたが粉はない、大量のLSDは入荷してない、手持ちは全部で4錠だという。しけてるョ、4錠買った。
その帰りクリニックに念のため寄ってみた。ドクターは肝臓もどの臓器も悪くない、喉がひどく化膿しそこから発熱しているという。血液検査もしないでそんな診断ができるのかぁ~お~ぅ このへぼドクターめぇ~
薬を処方してぼくに渡すときドクターは「喉だよ のど、分かるだろう・・・」と言った。
昼と夜、その薬を2回飲むとあれだけ下がらなかった熱が下がりだした。
「のどだよ のど・・・」そうか、やっとドクターが言った意味が分かった。
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