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高山寺(2019京都no14)

2020-03-28 | 近畿

 今日の観光が始まった。バス中から眺めたのが西本願寺。これ御影堂門かな。後日この寺院も訪問します。

 カーブを曲がったところに太鼓楼と安穏殿が見えた。

  国道162号狭い道路を走って高雄の山の奥に入ってきた。

  赤丸印のところにこの案内図。お寺さんはやはり山を切り開いたところだった。山の傾斜を利用した茶園がある。・・・日本ではじめて茶が作られた場所として知られ、この茶が宇治へと伝わり、日本各地へと広まった・・・と高山寺のパンフレットには書いてある。歩を進めたところに「日本最古之茶園」と彫られた石柱もあった。

 

 

 坂道を歩くのはつらい。寺院のホームページでも紹介している石積みのうえに低い白壁が続くこの写真。登りきったところに、次の写真の境内案内図。

 案内図の屋根、これコケでしょうか。すごいぞ。

 この寺院の本命はどうやら国宝「石水院」のようだ。鎌倉時代の住宅建築の傑作だという院に向かう門をくぐります。

 石水院に上がらせていただいた。この寺の近くにある神護寺と一緒で紅葉の名勝だといいますが、標高を上げてきたこちらではもう紅葉はありませんでした。

 逆光もまた楽し。  善財童子さんにお出迎え頂けました。

 ピントが定かでありませんが、こちらがその「善財童子」さん。どんないわれの童子か知りませんが、いずれにしても仏業にかかわりありなんでしょう

 この額は後鳥羽天皇からいただいた「勅額」といわれているとのこと。「朝日が昇り最初に照らすのは、聖地である高い山である」と書いてあるそうです。

 明恵上人樹上座禅像(国宝・鎌倉時代)この寺院を開いたお坊さんだそうですが、全然知らないお方でした。

 これは知っていた。まさかこの寺院にあるとはびっくり。「鳥獣人物戯画」は平安後期〜鎌倉初期に描かれた、コミカルでストーリー性のある絵巻。現代日本の漫画のルーツと言われています。甲乙丙丁の4巻は全巻同筆ではなく技法も制作年代もかなりの幅があります。甲乙が平安時代で丙丁が鎌倉時代の制作だと考えられる。との説明。

 もっとも有名なのが、ここに2枚綴った甲巻で兎、蛙、猿などの動物達を擬人化し描いたものだそうです。もちろん模写絵、オリジナルは国立博物館へ寄託されているという。

 善財童子さんの後姿を写しました。

 

 こんな歌があった「京都 栂尾 高山寺 恋に疲れた女がひとり・・・」あのデューク・エイセスが唄った「女ひとり」だ。恋につかれたひとが、ひっそり訪ねてきそうな静かな雰囲気のお寺さんを後にします。

コメント
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