お昼ご飯を頂いて、京都最古の社のひとつだという上賀茂神社に。正しくは賀茂別雷神社と呼ぶそうだ。その一の鳥居の前に立ちました。
二の鳥居まではずいぶん距離ありだ。この長さは、なければならない長さだったのです。葵祭、正しくは「賀茂祭」だそうですが、それを知っている人はどれほどいらっしゃるでしょうか。もちろん私も知りませんでした。その祭事のとき、ここを二頭の馬が「加茂競馬」として駆けるのだそうです。
二の鳥居の横には「式年遷宮」の大きな文字。なんでも21年に一度神様がお引越しをするという。42×21掛け算すると882年も前、平安時代からの慣わしということになる。一生に4回巡り合えるかどうかの出来事との遭遇でした。平成27年にはNHKテレビによる生中継があったそうです。振り返れば昭和12年(1937)ラジオでの生放送もあったとか。
鳥居の隣にこの案内図があります。
左には絵馬が並び、シートで覆われた修復中のお社の横を通って楼殿に進みます。
特別参拝の受付を済ませて社の中へ。
小さなお部屋でしたが、神官からお話をお聞きし、御祈祷を受けるのでした。皆さんが首にかけているのが次の写真です。
お祓いを受けたところが、この祭壇でした。重厚感は全くありません。
楼門を裏側から写しています。七五三のお参りに来たのでしょうか。お父さんお母さんと一緒の女の子の後ろ姿。
ヘルメットを着けて、社の修復工事現場を見せていただきました。
これから葺きあげる材料でしょう。檜皮がいっぱい並んでいました。
どこの見学個所もゆっくり時間をとってくれます。ここでも約1時間半。はてな、ここにはモミジの写真がひとつもないぞ。
上賀茂神社のホームページからいただきました。京都御所を出発した祭のご一行様が下鴨神社での神事を終えて、上賀茂神社の鳥居を通って、その雅やかな行列が白砂を踏みしめながら本殿に向かっている様子です。