モロ要塞(2019キューバno14)

 

　大砲がそこにあった。緩やかな坂道を登ったところがモロ要塞だ。 

　上ったり下ったり、まるでお城だ。これでは容易に攻め入ることはできないでしょう。 

　世界遺産に登録されている建造物。正式名称はサン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城というそうです。海にそそり立っているような姿だ。サンティアゴ・デ・クーバ湾の入り口にあり、海賊の襲撃を防ぐ目的で1643年に造られた要塞、海面からの高さは約60mだという。もちろんスペインさんがお造りになった要塞だ。 

　城内にはこんな砲弾の補給リフトがあった。下の方に砲弾を入れる箱が見えている。人力で上げたのでしょうが相当大変だったでしょう。

　高校生いや大学生かな。勉強疲れかな。なんかくたびれちゃったみたいだ。 

 

 

 

　保存状態が非常にいいという要塞からのカリブの海はまさに絶景だ。ガイド本はこんな紹介をしている「この要塞の一番の見どころは、要塞から見える海と半島の美しい風景。青いカリブの海と、半島の緑が色鮮やか」

 

　この湾で1898年アメリカとスペインの戦いサンチャゴ・デ・キューバ海戦というのがあったという。この戦いに敗れたスペインはキューバを退きキューバの独立ということになったらしい。以後この国は、どうやらアメリカの影響下に置かれたということか。 

 

　帰路にはお土産屋さんが並ぶ通路を歩きます。