靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

スターウォーズ

2010-04-26 06:45:14 | 出来事や雑感や (子育て)
週末、アンカレッジ博物館で催されている「スターウォーズ展」に行ってきた。明日で2ヶ月間の展示も終わり、ということもあってか大賑い。

「科学と想像力とが出会う場」ということで、映画に出てきたロボットや乗物などの仕組みの科学的説明、現代の科学技術ではどこまで可能か、などなど。

下の展示は「歩く」という動きが実はいかに複雑なものか、実際にロボットを歩かせ体験してみよう、というもの。長男がボタンを操る。右足を前方にあげ、ひざを曲げ、下ろして、床を蹴り、左足を上げ、、、。角度やタイミングが少し違ってもとても不自然な動きに。


最後に映画に出てきた乗物を体験できるという展示へ。4分間の体験に1時間半の待ち時間。上3人がどうしても乗りたいというので夫が付き添い、私は9ヶ月児と3歳三女を連れてお茶でも飲んでいようということに。

そこへ、こんな人達が。

なかなかこうして並ぶと迫力あるな~、と思っていたら、後ろで三女が絶叫。どこかに隠れるところがないかと絶叫しながら走り回り始める。三女のあんな恐れおののく顔始めてみた。そういえば、上三人も4~5歳になるまで着ぐるみ系皆苦手だった。

9ヶ月児とこの世の終わり状態の3歳児を両腕に抱え、その場から走り去り静かにお茶の飲める場所へ。あの中には人が入っていてね、皆で「ごっこ」遊びしているんだよ、とか何いってもだめ。普段なら目の色を変えて飲むジュースを買っても口をつけず、「家へ帰ろう」と弱々しく宙をみつめ繰り返す。かなりショックだったらしい。

着ぐるみの人達はサービス精神満点、その後館内を歩き回り始める。どこにいても出会ってしまう。逃げ回る私達、まるで映画のようだ。(笑) 逃げ疲れて座り込んだソファーで結局三女はその後顔を覆い丸くうつ伏せになったまま、夫と上三人がやってくるまで動かなかった。

帰り道、皆が目を輝かせながらいかに楽しかったかを話す横で、憔悴しながらも館内を出てほっとしている三女が対照的だった。(笑)



映画「スターウォーズ」は今年の冬子供達と生まれて初めて見た。4、5、6、1と。陰陽、気、チャンバラ、などのイメージ満載。服のデザインも東洋的。見た後、息子と気功や太極拳や侍の話で盛り上がった。小さな子がみると、映画の大半を占める戦闘シーンで頭がいっぱいになってしまうように感じるけれど、ある程度大きくなってからならまた違うように楽しめるかもしれない。

息子は「フォース(force)」という言葉を通して「気」のイメージをとらえたようだ。「気」のボールを作ってみたり、「気」の流れを感じてみたり、正気、元気、病は気から、なんてことを話してみたり。私と息子の間で互いを励ますときに「force be with you」などと使ったりもしている。

多分「スターウォーズ論」とか出尽くしているだろう今頃「スターウォーズ」で盛り上がっている今日この頃。(笑)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿