NLP自習室

NLP自習室はNLPを自ら学び練習する場です。NLPは行動や心理的な状態を自分にとって望ましいものに変化させる道具です。

第58回 トランスとミルトン・エリクソン

2013-07-13 06:40:57 | NLP
◆日時
 2013年7月13日(土)6:00から約30分間

◆内容
 トランスとミルトン・エリクソンについて学びました。

 テキストは、「NLP実践マニュアル」」を使いました。

実習
 ミルトン・モデルを使ったリラクゼーション実習

◆学んだこと
 私たちは自分自身の思考やフィーリングという内部世界に集中すればするほど、外部世界に注意を払わなくなる。
 トランスは、内部集中力のある意識の状態。
 トランスは、NLPにおいて「ダウンタイム」として知られている状態。
 ダウンタイムは、あなたが主に内部世界に注意を払っている時。
 アップタイムは、あなたが主に外部世界に注意を払っている時。
 アップタイムの活動、生理的作用をキャリブレートする、スポーツをするなど。
 ダウンタイムの活動、計画を立てる、アウトカムを作成する、空想する、視覚化する、瞑想する、リラックスするなど。
 アップタイムとダウンタイムそのものには良し悪しはない。
 トランスは催眠状態の一種でもある。
 トランスに入っている人は外側の世界に対して眠っているように見えるが、トランスに入っている人の主観的体験は、豊かで創造性がある。
 トランスに入っている人たちは自分自身に対してもっと目覚めている。
 トランスと催眠は、人々が自分自身について学び、もっとうまく自己表現をすることを助ける。

トランスの兆候
 ・筋肉の弛緩
 ・深い声
 ・脈拍、呼吸がゆっくり
 ・眼は焦点が緩んでいるか、閉じている
 ・瞬きする頻度が少ない
 ・主観的な心地よいフィーリング
 ・脳波図はシータ波(ベータ(積極的な思考)、アルファ(リラクゼーション)、シータ(トランス)、デルタ(睡眠))

トランス言語
 ミルトン・モデルは、一連の言語パターンで、トランスまたは変性意識状態への誘導のために、無意識のリソースを利用し望ましい変化を起こし、難しい問題を解決するために使われる。

ミルトン・エリクソン
 彼は優れた催眠療法家だった。
 彼は、クライエントが何を望んでいたか、どんな人だったかを知るために、質問と観察により情報を収集した。彼は、極めて敏感な観察者で、クライエントの生理的作用のどんな小さな変化もキャリブレートし、理解することができた。そして、その人にとっての最善のトランス誘導を知り、それぞれの条件に合った形で働きかけることができた。
 彼は、クライエントが望む変化を手に入れることだけに関心があった。
 彼は、クライエントが言ったことは全て利用し、彼らがリソースを手に入れる助けになることを実行した。
 彼は、クライエントは必要なリソースは全てすでに持っているが、単に手に入れるやり方を知らないだけだと信じていた。
 彼は、クライエン卜が自分のリソースを自分のものにし、もっと選択肢を持てるようにすることが、彼の仕事だと見なしていた。
 彼は、もっとよい選択肢が示されればクライエントはそれを使うだろうと想定した。
 彼の観念、価値観、信念、スキルは、NLPが開発される過程で深遠な影響を与えた。