NLP自習室

NLP自習室はNLPを自ら学び練習する場です。NLPは行動や心理的な状態を自分にとって望ましいものに変化させる道具です。

第45回 メタ・モデル(因果)

2013-06-30 06:07:41 | NLP
◆日時
 2013年6月30日(日)5:30から約30分間

◆内容
 メタ・モデル(因果)について振り返りました。

 テキストは、「NLP実践マニュアル」」を使いました。

実習
 ① 因果の文を見つける。(人との関わりの中から、自分が不快に感じた時、自分は自分に対して何と言っていたのか心の声を書き出す。)
 ② 因果の文に質問する3つの方法のうち1つを使うことでチャレンジする。(質問とそれに対する自分の心の声を書き出す。反応に対する他の選択肢が見つかり、エコロジーに問題はなく、自分が納得できるものであれば終了。)

◆学んだこと
因果
 ある人の行動が他の人に一定の反応を起こ“させる”。(反射的にその反応を引き起こす。)

 例)彼は私を動揺“させた”。

 因果は、一方が他方の原因だったと言うことにより、ふたつの出来事を結び付ける。
 因果では、一方が他方の直前に起こったということだけが根拠になっていることもよくある。
 物質の世界において、対象物に働きかける力がそれを移動“させる”ということは道理にかなっている。しかし、人というのはもっと複雑で、ひとつのアクションと他のものとの間の因果関係を主張することは、個人の選択や関係性における豊かさの全てを省略する。

逆因果
 あなたは他の人の内部状態や行動の原因であることに対して不適切な責任を引き受けている。

 例)私は彼を動揺“させた”。

 しかし、人は他の人の感情状態までコントロールすることはできない。
 あなたは、他の人のアクションの唯一の原因にはなりえない。
 因果思考は非生物世界に属する。物体にはニュートンの運動の法則に従うしか選択肢はないが、人には選択肢がある。情の動きを縛る法則はない。

因果のパターン
 誰かの行動が他の人のリソースにならない行動、あるいはリソースのない状態を引き起こしたと主張。

因果の文に質問する3つの方法

 どのようにひとつのことが他の事を引き起こさせるのか尋ねる。これは不特定動詞が正当か調べるが、因果の想定はそのままで、選択肢の欠如は変わらない。
 例)彼の声は私をいらいらさせる。→どのように彼の声はあなたをいらいらさせるのですか?

 選択肢について聞く。その人が因果について何らかの選択肢を持っていると信じているかどうか、質問する。
 例)彼の声は私をいらいらさせる。→それでは、あなたは彼の声を聞くとイライラを感じますね。他にどんな反応がありえるでしょうか?あなたがどのように感じるかということに関して、選択肢を持ちたいですか?

 選択肢があると想定し、その人が感じている様をなぜ選んでいるのか聞く。(ラポールが必要)。
 例)彼の声は私をいらいらさせる。→なぜあなたは彼の声を聞くといらいらすることを選んでいるのですか?

◆感想
 自分が不快に感じた体験を深く見ることで、その時に自分が本当に望んでいたことに気づき、驚きました。