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にしみの鉄道情報局付属ブログ

麒麟が来る最終話

2021-02-09 | テレビ番組


昭和の昭の字は、昭和由来の地名人名、例えば昭島市(1954年に昭和町と拝島村が合併した合成地名)など、ほとんどは昭和に年号が変わってから使われています。
それ以前に日本国内で使われた唯一と言っていい例が、室町幕府最後の将軍の足利義昭の昭ではないかと思います(ただし皇室では使用例があり)。

その足利義昭は今回の麒麟が来るでは滝藤賢一が演じていました。(以下敬称略)
麒麟が来るはコロナの影響で撮影が延びて、半沢の第二シーズンを降板したため、逆に義昭の出演シーンがかなり多かった印象があります。史実ではありえない、光秀が鞆の浦へ向かうエピソードなど、スケジュールを確保できる出演者のみで、シーンを構成していたようです。
流石に主役明智光秀役の長谷川博己や準主役的な、秀吉役の佐々木蔵之介、信長役の染谷将太は、スケジュールを開けていたようですが、スケジュールの都合が付かなかったり、コロナの影響で出演が出来なかったりした人が少なからずあるではないかと思います。逆パターンですが、稲葉一鉄役の村田雄浩は、織田家へ仕官後は出演しないはずだったらしいのですが、そのあとも数話出演しています。


おそらく、前半の美濃編までは、50話前提のシナリオで書かれていて、あとからオリンピック関連で47話に削られ、そこからさらに44話まで話数が減ってしまったので、終盤の4話程度は打ち切り漫画みたいに話を無理やり端折っていました。このままだと、ラストシーンが本能寺の編の直前で終わるのかと思いましたが、流石にそれありませんでした。この減少した3話分が、丹波攻略と山崎の合戦ではないかと考えています。

それで本能寺の変の原因は、結局新解釈はされず、狂気化した信長を成敗するという従来に近い解釈で、賛同者がいなかったという描かれ方でした。一時期有力だったイエズス会や朝廷、足利義昭などの黒幕説は、近衛前久黒幕説を除いて否定されていますので、今回もそのような描き方はされませんでした。
近衛前久ついては、ドラマでは前久と光秀をつなぐ伏線は多数あったので、黒幕というより光秀と共同謀議した可能性もあったと思うのですが、結局そのような話はありませんでした。むしろ、最近言われている光秀と徳川家康との関連の方が強かったような。あと最新の研究から細川藤孝が秀吉側に情報を流していたという説が採用されいました。


最終盤は根本的に話数が少なく、光秀単独説にしないと、44話に収まらなかったのかもしれません。
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