nishimino

にしみの鉄道情報局付属ブログ

神宮徴古館

2017-02-13 | 美術館・博物館


伊勢神宮の穴場スポットともいうべき、神宮徴古館。明治42年に日本で最初に設立された私立博物館です。
徴古館は奈良国立博物館や迎賓館を設計した片山東熊が設計した建物で、1998年に登録有形文化財に登録されました。戦災で燃えたとき、2階建てに改築されています。もしかしたら、これが重要文化財に指定されなかった原因かもしれません。
ここの見どころは伊勢神宮の式年遷宮のために新調される御神宝類です。遷宮で新調された御神宝類は、恐れ多いということもあり、明治以前はすべて次の遷宮時に破棄されていましたが、明治以降は伝統工芸の継承もあり、すべて保管されています。



もう一つは農業館で、こちらも片山東熊の設計です。片山東熊の木造建築は現存しているものは貴重ですが、こちらも移築された関係もあるのか、重要文化財ではなく登録有形文化財です。以前は、神宮美術館の位置に有ったそうですが、移築された時に縮小されたそうです。

ちなみに、外宮と内宮の中間に作られたわけですが、微妙に外宮からも内宮からも離れているためか、穴場になっています。おはらい町のすぐそばだったら、もう少し人が多いかもしれません。御幸道路沿いにあるわけですが、現在内宮と外宮の間の交通は最短距離の御木本道路の方に移っている面もあるかもしれません。



ここにはもう一つ、美術館もあります。伊勢神宮には多数の奉納美術品があり、それで美術館が作れるほどの奉納美術品があるそうです。

撮影 2017年1月28日
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 西日本JRバスの路線車 | トップ | 朝ドラで一番ブレークした人 »

コメントを投稿

美術館・博物館」カテゴリの最新記事