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にしみの鉄道情報局付属ブログ

探偵少女アリサの事件簿1

2021-07-09 | 書評


今回は東川篤哉の「探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて」を紹介します。この作品は、2017年に本田望結、田中圭主演で単発ドラマ化されています。アリサのイメージが彼女なのはなんとなく理解できますが、原作では10歳なので実年齢は少し上なのですが。

テレビドラマはオリジナルストーリーで、かなりのシリアスな展開でしたが、原作の方はどちらかというと、同じ東川篤哉の謎解きはディナーのあとでシリーズに近いテーストで書かれています。

4編の短編で構成されていて、副題の溝ノ口より愛をこめてからわかるように川崎市北部の南武線沿線が舞台となっています。
もうひとりの主役の便利屋の視点から述べられています。1話目で、便利屋が絵のモデルを頼まれ、その屋敷で殺人事件が発生します。その数日後、便利屋がアリサの親に子守として呼ばれ、アリサとともに事件の調査をしていきます。以降全ての話がこのパターンで展開していきます。1話目は絵に関係する話、2話目はアリサのお使いを見守る話で、3話目は便利屋の浮気調査にアリサが関わる話、4話目は便利屋が草野球の助っ人になり、マウンドで人が死んでいた話となっています。
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