出雲大社に隣接する島根県立古代出雲歴史博物館には、出雲大社の本殿が48m有った頃の復元模型が展示されています。
2000年から2001年にかけて、出雲大社にて発掘調査が行われて、柱の存在が明らかになりました。公式な歴史書に書かれているわけではなく、言い伝えや当時の平安時代の童歌などは、出雲大社の本殿が48mあったとされています。出雲大社は東大寺大仏殿よりも、高いと言われていたので、それが48mの根拠とされています。
出雲大社の宮司の方も、発掘調査が行われるまでは半信半疑だったとか。
発掘調査で柱が出土した箇所は、このように丸い石がはめ込まれています。
現在の本殿もかなり大きいですが、この倍近く有ったわけです。
ただ歴史研究者や建設史研究者には懐疑的な人もいて、48mもなかったという説もあるようです。ただ、巨大な建物があったのは間違いないようです。
ところで、出雲大社が現在の大きさになったのは、当たり前のごとく高すぎるからで、複数の倒壊が発生して平安後期から鎌倉時代には現在の高さになったようです。
この出雲大社関連以外にも荒神谷遺跡出土品の銅剣や、加茂岩倉遺跡出土の銅剣などが展示されています。
撮影 2018年8月31日 2020年10月13日
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