nishimino

にしみの鉄道情報局付属ブログ

国内唯一の送電線鉄塔

2019-12-12 | ローカル
送電線の鉄塔というとこのような、形状の物をすぐに連想すると思います。ちなみに塗装のグレー単色か紅白かの違いですが、60mを超える鉄塔は航空法で、紅白に塗装することが義務付けられています。


大垣市内にあるこの鉄塔。イビデンの送電線の鉄塔で、国内ではほとんど現存していない、2回線矩形鉄塔です。1905年にカナダで建設された世界初の送電線鉄塔の設計を踏襲しており、日本でも電気の黎明期にはかなり見られたそうです。2回線矩形鉄塔は送電線の地上からの高さが十分に取れない事が多いため、取替が進んで国内で現存する、このタイプの鉄塔は、イビデンの専用線以外にはほとんど現存していないそうです。

貴重なこの鉄塔は、2011年に大垣市の景観遺産に登録されています。
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