根本崇 34歳
準大手広告代理店
京楽エージェンシー 勤務
ベストセラー本
「永久の大地」を映画化することになり
就職試験の面接で
映画が大好きだと言った根本に担当の話が来る
初めての経験
しかし日程は半年
大作なので
かなり無理をしなければならない
それでも大喜びしていると
二年前に60歳で亡くなった父の法事の件で
電話してきた姉満喜子が
仮病を使っても断れと言ってきた
姉は大手出版社で副編集長をしていた
何が大変なのか?
それでも話は進んでいく
作家との対面
原作を書いた庄野美希
勝手に女性だと思い込んでいた根本は
庄野を怒らせる
みきはペンネームで
本名はよしのりと読むのだと
他の代理店が交渉に失敗したわけを知る
映画化の話を進めるには
他人を一切受け付けない庄野が
唯一心を許す愛犬
ピッドブルのマリリンを手なづけること
大手の広告代理店が失敗したのに
成功した根本がとった方法とは
乾燥したミミズをポケットに忍ばせること
猫にマタタビのような効き目があった
プロデューサー岩城節子のアドバイス
庄野は映画化の契約に署名する
一難去ってまた一難
予算5億なのに
見積ったら15億もかかることが判明
京楽エージェンシー社長丹羽は
松本清張が「砂の器」映画化の際
厳しい条件を出したのに
観た後で
映画でなければできない表現だったと
言ったというエピソードがある
そんな映画を作ろうではないかと
スポンサーたちに訴える
さらに
原稿2000枚の大河小説
前後編の二部構成にしたいと・・・
拍手が起きる
土下座する丹羽
そしてキャスティング
岩城は
アイドルグループの一人
コウスケに決めていた
根本は演技力もわからないアイドルに
反対する
しかしそれは間違いだった
コウスケの才能と
それを見出した岩城に根本は驚く
そんな時
根本は自分の戸籍謄本を取る機会があり
(恋人の京香が厳しい父に渡すとか・・・)
そこで
自分が2歳の時に
肺炎をこじらせて死んだと聞かされていた母が
実は離婚して出て行ったことを知る
そして映画関係者ではないかという疑惑
「永久の大地」と似たような境遇
自分のルーツがわからない
ロケ地は北海道
撮影場所に
原作の庄野がやってきて
その都度セリフ変更の指示を出すと
わがままを言いだしたり
主役のコウスケのマネージャーが
ビジコンありなしでもめたり
ビジコン
デジタルビデオカメラを長いケーブルでモニターに直結し
現場にいるスタッフや他のキャストが同時に観ることができる装置
これの長所短所が
なんだかよくわからなかったなあ
そして
作品に出演する女優の伊野美知子が
根本の母だと思われる「原いづみ」のことに
興味を持ち調べ出す
母は若いときに
根本の父に見初められ結婚
根本と姉を産んだが
あまりの美しさに父が妄想を抱き
子供が自分の子か?とまで疑いだし離婚
母は以前から興味があった演劇の方に進んだと
その後も子供のことは常に気にかけていたと
プロデューサーの岩城と母も因縁があり
また京楽エージェンシーの社長丹羽の父で
今は会長も母を知っていた
根本を採用したのも
一目見て根本を原いづみの息子だとわかり
熱心に映画のことを語る彼を
会長権限で採用したのだと
母 原いづみは
映画の主役に抜擢されながら
最後まで演ずることなく
がんでなくなっていた
この映画は会長が根本のために
作ろうと計画したのか?
母が残した手紙
震えて読めない根本に代わり
伊野が読みだす
根本君
声に出さないで
一人で読めば?
姉はどうする?
原いづみのこと
ネット検索しても出てこなかった理由が
なんだかなあ
こんな隠れてしまうものなのか?
美しい素敵な女優さんだったみたいなのに
そしてそしてクライマックス
これは私の中ではなかったことにしたい
「永久の大地」がどんな内容かは
詳しく知らないが明治大正昭和平成と
長き時代の話だから重厚な感じなのに
根本の話は
映画になるか?
せいぜい2時間ドラマがいいところでは?
準大手広告代理店
京楽エージェンシー 勤務
ベストセラー本
「永久の大地」を映画化することになり
就職試験の面接で
映画が大好きだと言った根本に担当の話が来る
初めての経験
しかし日程は半年
大作なので
かなり無理をしなければならない
それでも大喜びしていると
二年前に60歳で亡くなった父の法事の件で
電話してきた姉満喜子が
仮病を使っても断れと言ってきた
姉は大手出版社で副編集長をしていた
何が大変なのか?
それでも話は進んでいく
作家との対面
原作を書いた庄野美希
勝手に女性だと思い込んでいた根本は
庄野を怒らせる
みきはペンネームで
本名はよしのりと読むのだと
他の代理店が交渉に失敗したわけを知る
映画化の話を進めるには
他人を一切受け付けない庄野が
唯一心を許す愛犬
ピッドブルのマリリンを手なづけること
大手の広告代理店が失敗したのに
成功した根本がとった方法とは
乾燥したミミズをポケットに忍ばせること
猫にマタタビのような効き目があった
プロデューサー岩城節子のアドバイス
庄野は映画化の契約に署名する
一難去ってまた一難
予算5億なのに
見積ったら15億もかかることが判明
京楽エージェンシー社長丹羽は
松本清張が「砂の器」映画化の際
厳しい条件を出したのに
観た後で
映画でなければできない表現だったと
言ったというエピソードがある
そんな映画を作ろうではないかと
スポンサーたちに訴える
さらに
原稿2000枚の大河小説
前後編の二部構成にしたいと・・・
拍手が起きる
土下座する丹羽
そしてキャスティング
岩城は
アイドルグループの一人
コウスケに決めていた
根本は演技力もわからないアイドルに
反対する
しかしそれは間違いだった
コウスケの才能と
それを見出した岩城に根本は驚く
そんな時
根本は自分の戸籍謄本を取る機会があり
(恋人の京香が厳しい父に渡すとか・・・)
そこで
自分が2歳の時に
肺炎をこじらせて死んだと聞かされていた母が
実は離婚して出て行ったことを知る
そして映画関係者ではないかという疑惑
「永久の大地」と似たような境遇
自分のルーツがわからない
ロケ地は北海道
撮影場所に
原作の庄野がやってきて
その都度セリフ変更の指示を出すと
わがままを言いだしたり
主役のコウスケのマネージャーが
ビジコンありなしでもめたり
ビジコン
デジタルビデオカメラを長いケーブルでモニターに直結し
現場にいるスタッフや他のキャストが同時に観ることができる装置
これの長所短所が
なんだかよくわからなかったなあ
そして
作品に出演する女優の伊野美知子が
根本の母だと思われる「原いづみ」のことに
興味を持ち調べ出す
母は若いときに
根本の父に見初められ結婚
根本と姉を産んだが
あまりの美しさに父が妄想を抱き
子供が自分の子か?とまで疑いだし離婚
母は以前から興味があった演劇の方に進んだと
その後も子供のことは常に気にかけていたと
プロデューサーの岩城と母も因縁があり
また京楽エージェンシーの社長丹羽の父で
今は会長も母を知っていた
根本を採用したのも
一目見て根本を原いづみの息子だとわかり
熱心に映画のことを語る彼を
会長権限で採用したのだと
母 原いづみは
映画の主役に抜擢されながら
最後まで演ずることなく
がんでなくなっていた
この映画は会長が根本のために
作ろうと計画したのか?
母が残した手紙
震えて読めない根本に代わり
伊野が読みだす
根本君
声に出さないで
一人で読めば?
姉はどうする?
原いづみのこと
ネット検索しても出てこなかった理由が
なんだかなあ
こんな隠れてしまうものなのか?
美しい素敵な女優さんだったみたいなのに
そしてそしてクライマックス
これは私の中ではなかったことにしたい
「永久の大地」がどんな内容かは
詳しく知らないが明治大正昭和平成と
長き時代の話だから重厚な感じなのに
根本の話は
映画になるか?
せいぜい2時間ドラマがいいところでは?