トライアングルの部屋

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仙台在住で大の阪神ファン

本所おけら長屋 畠山健二

2024-10-31 15:38:25 | 本 2024年

本所亀沢町にある

「おけら長屋」が舞台

 

いろんな騒動が起きるのだが

最後は江戸落語さながらのオチあり

 

ギリギリネタバレしない範囲で

あらすじ書いておきます

 

その壱 だいくま

長屋に住む人々の中でも

大熊こと大工の熊五郎一家には

長屋のみんなが泣かされている

 

なんだかんだと長屋の連中をだまし

ツケを払わない

 

そんなずる賢い大熊をやっつけてやろうと

一致団結

彼ら一家にはなにも売らないことにした

 

ある日大熊一家が一家心中してしまう

 

ところがそれも大熊の作戦だった

 

最後は少しホロリとさせられる

 

その弐 かんおけ

長屋の住人で浪人の島田鉄斎が長屋の住人になるまで

かんおけという題は

あることにかんおけを利用するのです

 

その参 もののふ

父の仇を探して旅をしている武士

疲れ切って倒れているところを

長屋の住人が助ける

そしてみんなでその仇を探すのだが

みつからず

その武士は武士を辞めることを決意

最後にそばを食べて国へ帰っていく

 

この話のオチは最高でした

 

その四 くものす

博打にのめり込む長屋の住人佐平

負けてやけ酒を飲んでいる時

みすぼらしい老人が博打に勝つコツを教えてくれる

壺振りの体の動きで賽の目がわかると

 

やってみたら大成功

 

佐平は首吊りをしようとしている男に出会う

理由を聞くと博打で50両も負けてしまったと

 

佐平は彼のために50両の大勝負をすることに。

 

ところが小指の動きで目を読めた壺振りが

指を詰めさせられ小指がなくなっていた

さあどうする佐平

 

その五 おかぼれ

呉服問屋の手代の久蔵

歳は二十一で通い手代として長屋に住んでいる

彼は隣に住む後家女のお染にホの字

 

しかし彼は壁越しの盗み聞きで

お染が凶悪な盗賊の情婦で

その盗賊から逃げ出して来たことを知る

 

彼の手下が連れ戻しにやってくる

 

なんとしてもお染を守らなければと

長屋の住人万造と松吉に相談

芝居をすることにした

 

ところがところがお染は自分の身を

火付盗賊改方の筆頭与力に打ち明けていたのだ

盗賊を一網打尽にするべく手をうっていたお役人たち

 

それなのにそれなのに久蔵たちは

とんでもないことをしてしまうが・・・

 

その六 はこいり

八五郎の女房 お里

絹問屋で女中頭として働いている

ある日この店の本家のお嬢様が

花嫁修業と称してやってきて

お里が面倒を見ることになる

 

これがとんでもないお嬢様で

雑巾がけも料理も満足にできない

だいこんの千六本というと

千六本数えながら切るくらい

 

ある日店の手代頭の美濃吉が

お里に悩みを打ち明ける

母親は亡くなっているが

療養中の薬代のために

お店のお金に手を付けてしまったと

 

彼を助けるために

長屋の住人島田鉄斎の力も借りての

大芝居がお見事

 

その七 ふんどし

料亭主催の

長屋対抗相撲大会

賞金は十両

 

長屋でがんばって相撲大会に出るという話

だけではないのだ

 

なんと長屋の住人卯之吉の娘お梅が

湯の子を身籠ってしまっていた

これはかなりのショックな話

江戸時代はこんなこともあったのかと

江戸の長屋は混浴

女が襲われることも少なくない

それが原因で生まれた子は

「湯の子」と呼ばれた

後に幕府は湯屋での混浴を禁止にしたと

でも湯の子で検索しても出てこないのだが

 

お梅が久蔵に気がある事を知り

長屋の連中はおなかの子ごと

一緒にさせようとするが

久蔵はおけら長屋が相撲大会に勝つことを

条件にする

 

ところがところが

主力の三人が食あたりになってしまうのだ

さてこの勝負どうなることやら

 

 

 

 

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リトル・ダンサー

2024-10-08 14:36:30 | 映画 2024年

続けて3作も素敵な映画に出会えるなんて幸せ気分

 

舞台は1984年のイギリス北部の炭鉱の町ダーラム

町は炭鉱ストライキの真っ最中

 

主人公はビリー・エリオット

 

家族は軽い認知症の祖母

ボクシングファンの父親

父と一緒に炭鉱で働く兄の4人家族

母親は幼いころに亡くなっていた

 

父に無理やり習わされていたボクシング

そのそばでバレエ教室も開かれることになり

それに惹かれるビリー

そしてバレエ教室のコーチが

彼の才能に気づく

 

ロンドンのバレエ学校への進学を勧めるコーチ

父親は大反対

 

しかし父も目の前で踊るビリーを見て

彼の才能を知り

家族や炭鉱仲間も応援することに

 

ものすごく頑固で物わかりの悪そうな

父親に認められた時は

観ているこちらも嬉しくなりました

 

バレエ学校の面接はうまくできるかしらと心配

 

2000年につくられた映画

日本でも2001年に一度公開しているようなんだけど・・・

 

残念な所

バレエコーチの娘が卑猥な表現するけど

これってこの映画に必要?

 

最後は突然成長してしまった

14年後だって

父と兄は昔のままだった気がするのに

ビリーだけ違う役者さん

 

ビリーを演じたジェイミー・ベル

6歳からバレエを始めて

2,000人の候補から選ばれたと

最初の方

わざと下手にバレエを踊ったんだなあ

大変だったかも

 

 

映画『リトル・ダンサー デジタルリマスター版』公式サイト

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花嫁はどこへ?

2024-10-05 15:00:29 | 映画 2024年
インド映画
最高に面白かった
 
2001年のインド
 
インドならではの風習?
 
花嫁の家で結婚式を挙げ
花婿の親族は花婿一人残して先に帰る
新婚夫婦は二日間滞在した後
夫の家へ向かう
 
トラブルはその列車の中で起きた
 
大安吉日なので
同じようなベールで
顔をすっぽり覆った花嫁が何人か
混雑する満員の列車の中
 
花婿ディーパクは間違って別の花嫁を連れて
村に帰ってきてしまった
 
家についてから間違いに気がつく
 
間違って連れてこられた花嫁
ジャヤはなぜ違うと言わなかったのか
 
詐欺師?窃盗犯?
観ている方は不信感でいっぱいになりました
 
一方本当の花嫁プールは
別の駅で一人途方に暮れる
 
助けてくれる人々
 
そこにもまた感動があり
 
お金に目がない警察官もまた
感動をくれた
 
インドの女性の実態なのか
夫に従順で知識もあまりない
夫の名前を口にすることが恥だとか
自分が嫁ぐ先の村の名前も把握していない
 
花嫁プール役の二ターンシー・ゴーエルさんが
かわいい!!
まだ17歳
ずっと見ていたいくらい魅力的
 
どうやって知り合ったのかな
恋愛ではなさそう
でももうすでに二人の間には愛がいっぱい
 
インドの列車といえば
「LIONライオン25年目のただいま」
思い出してしまいました
 

 

 
 
 

 

 

映画『花嫁はどこへ?』公式サイト|2024年10月4日(金)公開

すべては、ありえない“かん違い”からはじまった―。取り違えられた2人の花嫁の人生のゆくえは?運命のいたずらを幸せに変える感動の物語!

映画『花嫁はどこへ?』公式サイト|2024年10月4日(金)公開

 

 

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侍タイムスリッパー

2024-10-04 13:56:44 | 映画 2024年

すごくおもしろかった

心から笑って感動しました

 

演ずる俳優の方たち

お顔は見た事あるけど

名前は知らないという人ばかり

 

時代劇大好きなので

素晴らしい殺陣の連続には

ワクワクしました

 

幕末の会津藩士が

現代にタイムスリップしてくるという話

 

タイムスリップものは

よくあるけど

現代に来て

時代劇の斬られ役として

生きていくという設定

彼の世話をするお寺の夫婦が

すごく優しくていい感じ

 

殺陣師の方も

公式サイトの紹介にあるように

いぶし銀の演技で存在感ありました

 

主人公

山口馬木也さん演ずる高坂新左衛門

会津訛りの武士の雰囲気がすごくいいんですよね

ちょんまげやめて

現代の髪形にしたらがっかりでした

 

そしてそしてラストがまた笑えるんですよ

もう最後まで楽しい映画でした

 

公式サイトはこちら

    ↓

 侍タイムスリッパー | 公式サイト

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幸せジャンクション 香住泰

2024-10-04 13:15:46 | 本 2024年

オーディブルにて

 

オーディブル初めての視聴

名前等の漢字がわからないし

あれはなんだったかと

調べなおすのが難しいのが難点

でもながら聴きできるのは便利

 

主人公ハマウラ60歳

勤務先が倒産し

退職金代わりにキャンピングカーをもらった

 

それを運転して人助けしていくと言う話

 

足の悪い老女を東京の息子家族の所へ送り届ける

 

途中で因縁をつけられあおり運転されたが

逆に彼がピンチの時助ける

 

孫と飼い犬と暮らしている男性

自分は手術を受けるため

孫を孫の叔母に当たる娘の所へ連れていくため

飼い犬と共にキャンピングカーで移動

 

道端で産気づいた妊婦をキャンピングカーの中で

出産させる

 

高速のSAでキャンピングカーが盗まれる

盗んだ男は求職中

捕まえて逆に就職予定の

会社のある場所まで送っていく

 

ハマウラには暗い過去があり

それが最後には・・・

 

キャンピングカーにずっと同乗していたのは

最初の話の

老女の介護士をしていたタチバナという女性

その女性がハマウラのおかげで好転したことを

ハマウラ効果と読んでいた

 

やたら放尿とか膀胱という言葉

使いすぎでは

 

でも悪い人は出てこないということだったので

あおり運転した男もなにかしら

助けてくれるんだろうなと思っていたら・・・

 

でも罪深い人は出てきました

ハマウラの過去を暗いものにした人です

 

キャンピングカーでの商売

うまくいくといいなあ

続編読みたい

表紙にあったように

読み終わるのがもったいないお話でした

 

 

 

 

 

 

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