おれのおばさん 佐川光晴

主人公　高見陽介の日記調の文章

中学二年生とは思えないほど頭のいい子だな
毎年　東大に大勢送り出しているという開聖学園に合格しただけある

父親は大手都市銀行の副支店長

そんな環境の陽介にある日突然不幸が・・・

おばさん・・・母の姉　恵子のところで生活することになる
そこは児童養護施設だった

題名がおれのおばさんと言う割には
おばさんが強調されていない気がする

読み終わってもおばさんの印象薄い感じ

だからって別の題名が浮かぶ訳ではないんだけど

木暮荘物語 三浦しをん

登場人物

坂田繭　　木暮荘の住人
　　　　　「フラワーショップさえき」で働いている

伊藤晃生　繭の彼
　　　　　小さな企画会社に勤めている

瀬戸並木　繭の元彼
　　　　　何も言わず繭の前から姿を消し
　　　　　三年ぶりに戻ってきて繭の部屋に居候しようとする
　　　　　フリーカメラマン

佐伯　　　「フラワーショップさえき」のオーナー
　　　　　　表参道から西麻布の交差点に向かって十分弱の距離

佐伯の夫　　フラワーショップの奥の喫茶店のマスター
　　　　　親が亡くなり後を継いだ

木暮　　　木暮荘の大家
　　　　　親友の最後の願いに影響され
　　　　　高齢者専門デリヘルを利用
　　　　　そこに妻が・・・

峰岸美禰　木暮が飼っている犬をシャンプーしたくてたまらないトリマー

前田　　　駅のホームで美禰と知り合う
　　　　　たぶんやくざ

桑田　　　並木のカメラマンとしての師匠

北原虹子　料理を食べると作った人が嘘をついているか
　　　　　浮気をしているかわかってしまう不思議な人
　　　　　繭のファンでよく花を買いにいく
　
神崎　　　木暮荘の住人
　　　　　外食系本社統括センター勤務
　　　　　変な趣味に目覚めてしまう

光子　　　木暮荘の住人
　　　　　女子大生
　　　　　神崎の部屋の下に住む

葵・亜季　光子の友人の女子大生
　　　　　亜季は臨月　
　　　

うそうそ 畠中恵

震災後にこの本を選ぶなんて・・・

地震の原因は山神とその娘の姫神が起こしていると言う

昔　日照りや大雨を終わらせるために
人柱として娘を差し出した
その娘が実は山神の娘だったために
怒りにふれて
大災害が起きたと・・・

そして今は江戸の時代
大店の若だんな一太郎
ひどく病弱で
湯治のために箱根に向かい
そこでいろいろなことが起きる

妖　鳴家達　お獅子の印籠　天狗　
薬をつけると切り取られた腕が見事に復活！！

謎解きはディナーのあとで 東川篤哉

本屋大賞一位を取った日に読み終わった・・・

正直言って期待はずれ
テレビ放送を意識したような気がする

ミステリー謎解きを期待して読んではいけない

主人公　大富豪の令嬢麗子と執事の影山
そして警察の上司の風祭とのやり取りを楽しむ
と言う気持ちで読まなければ・・・

もっと令嬢としての生活と警察官としての生活の差を
強調してほしい
それからディナーと本の題名にもなっているのだから
いろいろなメニューを登場させるとか

お金持ちの令息気取っている風祭をギャフンと言わせるとか

読み終わった後は
なぜかモヤモヤ感

でも次回作品を期待してしまう
影山の正体は？？

富豪刑事　深沢恭子主人公の～～
あれの原作かと思ってしまった
実際そのテレビは観ていないのだけど・・・