ナイトミュージアム エジプト王の秘密

上映時間は短い
観た人の評価は賛否両論だった

と言うことで
あまり期待しない方がいいかも

と思って観たせいか
結構楽しめたではないか！！

なんと言っても大英博物館の女性警備員ティリー演ずる
レベル・ウィルソンの声担当 渡辺直美

渡辺直美さんをイメージして配役したのかと思うくらい
ぴったり！！

騎士の声がチュートリアルの徳井さんだったけど
こちらは声だけ浮いてくる感覚というか
徳井さんの顔しか浮かばなくて
そうなると自分の中では配役失敗となってしまう

ストーリーは簡潔で疲れることなく
深い意味もなく
子供も楽しめる設定

シリーズの１は観てるけど２は観てない
でも充分理解できる

ヒュー・ジャックマン登場にはびっくり！！

いとの森の家 東直子

作者が小学４年生の時に住んだ福岡県糸島郡

その土地とそこに住んでいた白石ハルさんという
受刑者を慰問していた女性をモデルにして書かれたフィクション

花や生き物を大切にすること

自然の在り方

家族

死刑囚のこと

小学生が考えるには少し重すぎるようなテーマが
たくさん盛り込まれていて
小学生にしては大人な考え方をするもんだと
フィクションとわかっていても感心してしまいました

戦争をはさんでのハルさんの苦労
たくさんの命や心を踏みつけてきた
その罪滅ぼしで死刑囚に手紙を書いているのかも
と語るハルさんに対して
おハルさんはみんなの新しいお母さんになったんですねという
主人公の加奈子
これで小学４年生だよ～～

死刑囚の俳句作品
ハルさんの解説読むと
何とも言えない気持ちになる

この頃に作者がモデルの主人公加奈子は
将来の夢という宿題で
いろんな人のことを書く人になりたいと言っている
夢が叶ったんだなあ

前回「森に願いを」を読み
今回も自然たっぷりで
近くに森はないか探しているところです
森林浴したい！！

ソロモンの偽証 前編・事件

１９９０年クリスマスの朝
大雪が積もった中学校の校庭
転落死した男子中学生の遺体が埋もれていた

発見した同級生の藤野涼子と野田健一

警察も学校も自殺とするが

大出俊次という不良中学生が殺したという告発状が届く

真相がはっきりしない中
マスコミが告発状のことを嗅ぎ付ける

告発状を出したのは
大出俊次にいじめられていた女子中学生二人
三宅樹理と石井松子

保護者会で告発状にはおかしい点があると指摘したことから
石井松子が取り乱し
樹理の家に向かう途中　車にはねられ死亡

松子の父親役はお笑いドランクドラゴンの塚地武雅
家庭はみんなぽっちゃりの明るい家庭だったのに・・・

憎たらしい女性主任教師を黙らせた涼子の母には
胸がスーっとする
この母親夏川結衣が演じているのだが
なかなか賢い
父親と娘の間に入ってくるタイミングも絶妙

最後に後編の予告があるが
とっても複雑な感じがする
早く観たいと思う

真実は？
自殺なのか？
裁判に関わってくる他校の生徒も何を意味する？

森に願いを 乾ルカ

都会の中にある森

そこにはいろいろな悩みを抱えた人がやってくる

森とそこにいる森番の男性は
彼らを温かく迎えてくれる

中学校に行くことを拒否するようになった穂高
その母親亜希子

麻衣
配属先が気に入らないと内定をもらった会社を断り
就職活動をしているが
プライドが邪魔をしてうまくいかない

病魔に襲われ
治る可能性もあるのに
治療を一切拒否した丹俊光

田舎の中学で優秀だった長部臣は
周りの勧めで都会の名門私立の高校に進学した
田舎での天才はその環境についていけなくなる

飛び降りで確実に死ぬなら
最低でも七階以上の文が印象的

有名企業に就職し
順調だったはずの人生
バブル景気がはじけ業績悪化
会社は子会社となり
内部もＩＴ化していく
ついていけなくなった５０過ぎの鳥居毅一
ついにやってきたリストラ・・・

崎山奈々
彼女はなんだろう
被害者意識が強い？
なんでも他人のせいにする？
ナルシスト？

最後の章は
森と森番の謎が明らかになる

遠い昔から受け継がれてきた森

そこで死のうとした男子高校生
彼が発した一言が人を殺める・・・

テノールの声を持った長身の森番
映画にするなら配役は誰がいいか？
痩せた男性のイメージで三浦春馬さんが浮かんだが
どうかな？？

ちいさなかみさま 石井光太

最初創作した話だと思っていた

実話だと気付いたのはインドのコルカタあたりから

その前のオードリーや猫の話も本当なんだ！

石井さんの名前は知らなかったので
東日本大震災の被災地にこんなに影響のある方だと
初めて知って驚いた

あの「遺体」という映画の作者だなんて！！


「ハート形のペンダント」
妻を震災で亡くした男性
被災した家の中からペンダントをみつける
確かにポケットに入れたはずの妻の形見のペンダント・・・

「おはよう兄さん」
毎日夕方６時ころジョキングをしながら
すれ違う人に「おはよう！」と声をかける男性は
知的障害者だった
事故にあい家族がジョキングをやめさせる
その結果老人が、目の悪い人が、犬が・・・

「猫の祝福」の話は突然飼い猫がいなくなったと
嘆いていた友人に教えてあげたい

今日マチ子さんのさし絵がかわいくて優しい気持ちになる

くちびるに歌を

ＮＨＫ全国学校音楽コンクールの課題曲
「手紙～拝啓　十五の君へ～」の作者
アンジェラ・アキのドキュメンタリーを基に
書き下ろした小説の映画化

舞台は長崎県五島列島の中学校

東京からやってきた何か訳ありの
臨時音楽教師柏木ユリ（新垣結衣）

父親に捨てられた思いを持つ合唱部部長のナズナ

自閉症の兄の世話をするサトルは美声の持ち主

それぞれに悩みを抱えている

美しい背景

美しい「手紙」の歌詞

合唱部の歌の素晴らしさ

「手紙～」の曲は知っていたが
歌詞をじっくり聞くことはなかった
胸にジ～ンとくる

サトルの心の声はとてもつらいけれど
母親（木村多江）の優しさが救われる

自閉症の兄役渡辺大知さんも熱演！！

アメリカン・スナイパー

監督はクリント・イーストウッド

イラク戦争　

アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズ

隊員クリス・カイル（ブラッドリー・クーパー）の
自叙伝を元に映画化


アメリカ軍でもっとも強い狙撃主として
敵からも賞金を懸けられる

敵を打つ
子供だろうと危険と感じたら打つ！！

仲間が打たれる
ホッとした後の死

家族への思い
愛する人といても戦地が忘れられない・・・

葛藤！！

ようやく心に安らぎを感じ始めたとき
神は残酷・・・

予想より戦争の残酷さは感じず
ハラハラドキドキ感はたっぷり

余韻にひたる
音のないエンドロールまで考えられている

途中で帰らないでほしいなあ