トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

日本一の「デパ地下」を作った男  三枝輝行 ナニワの逆転戦略 巽尚之

2018-10-27 09:46:39 | 本 2018年
栄養と料理」で紹介されていた
日本一のデパ地下の言葉だけに惹かれて図書館で借りたけど
なんとそのデパートは阪神百貨店だった

阪神百貨店は甲子園での応援の際
何回か行ったけど
地下に魅力があったなんて初耳

イカ焼きは評判ほどじゃなかったなあということと
タイガースショップくらいしか知らなかった

本の内容は
デパ地下の事だけではなく
三枝輝行氏の生きざまが書かれている

地下の改革は
通路を広くする
種類の重複しているお店の撤退
全国の旨いものの提供

希少な飛騨牛は
粘りに粘って置いてもらえるようにした

そしてそれは社長になってからの改革であり
そこに行きつくまでの
三枝氏の活躍は痛快なものがある

以前ハンカチはすべてショーケースに入っていたらしい
他人が自由に触ったハンカチは不潔だという考え

それを彼は自由に手に取れるようにした

高価な貴金属でもあるまいし
ショーケースに入っていたら買う気にならないわ

ブランド物の質流れバザールも彼のアイデア

もったいなくて捨てられないショッピングバッグも

絵本作家永田萌さんのデザインだそうな

大好きな絵本作家さん

今もそうなのかなあ
ほしいです

一体百万の純金製ノムさん人形(三体売れたそうな)

そして最後の方に書かれていた
阪神タイガースのセ・リーグ優勝セールと
星野仙一さんとのこと


「タイガースおめでとう商品券」は
すごいアイデアだなと思う

ファンは買っても記念に持っておこうと思うから
丸儲けになる

自分も買ったらとても使えないだろうなあ

ぜひぜひ
もう一度発売される機会が
一日も早く来ることを願うばかりです


そのほかにも
取引銀行との付き合いで
必要のない融資を
利息がもったいないと
銀行側の立場も考えず全額返済したり

取引先との年始の挨拶や

取引先が自分たち役職のものに送ってくる中元歳暮を辞めさせたりと
いわば百貨店の断捨離を成功させた人とも言える

ドラマ化されないかな

三枝氏は「三枝輝行の商い勘所」というラジオ番組を持っていて
今でも放送されている

radikoで聞いてみなくては

MBS日曜日の朝9時半から10時です
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逢魔が時に会いましょう 荻原浩

2018-10-24 07:52:49 | 本 2018年
大学四年生の高橋真矢(まや)

民俗学者の布目准教授の助手として
アルバイトをすることになった

布目は真矢をしんやと読み
男性だと思っていた

彼の研究のテーマ

座敷わらし
河童
天狗

日本独特のもののけ

座敷わらし

諸説ある中
間引きされた子供の魂かの説

人口が食糧供給量を
上回ってしまったら
餓死するか
人為的にコントロールするしか途はない
やらないと全員が死ぬことになる

そのための行為
間引き・・・

悲しすぎる

幽霊とは違う子供の精霊

恨みや怒りの感情なんてない
ここにいるよって忘れないでって言いたいだけ
なのでは?

河童の正体は
カミツキガメか?

川遊びしていていると
海と違い背中だけ日焼けする
それが甲羅に見えたのか?

天狗


製鉄所で働いていた
体が大きく鼻の高い異国人

先進技術が
火や風を操っている
雷を起こしていると
思われたのではとする説

遠野

富士山麓 三ツ淵

山陰の町 霧北

もののけの正体を求めての珍道中
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「おもてなし」という残酷社会 榎本博明

2018-10-21 06:50:50 | 本 2018年
東京オリンピック誘致の際
滝川クリステルさんの演説で
有名になった言葉
お・も・て・な・し

これがどうして残酷なのか


おもてなしの精神
お客様は神様という考え方

過剰なお客様扱いが
客の自己愛を増長させた
それにより
労働環境が破壊させられた

そして
過労死や精神的疾患

第一章 なぜ過剰なお客様扱いが当たり前となったのか

第二章 あらゆる職業が感情のコントロールを強いられる社会へ

第三相 お客様は神様という発想が働く現場を過酷にする

第四章 職場内すらも抑圧された感情が渦巻く場に


いつからだろう
銀行の窓口で客を呼ぶとき
~さんではなく~様と呼ぶようになったのは
常に敬語で話してくる店員

それにより天狗になる客
それが当たり前になり
そうされないとクレームを言ってくる客

そう思って読んでいたら
しっかりそのことも書いてあった

電車が台風や人身事故などで
止まった場合の駅員に対する暴言

決して駅員のせいではないのに

私もね
時々お店やメーカーにクレーム
言うことがあったんだよね

それは自己満足のためではなく
相手をよりよくするため
気付いてほしいという思いでの
クレームだと思い込んでいたけれど
最近はやめている

この人手不足で
私のクレームにより
その店員さんが辞めてしまったら困るし
人手不足が働く人の質を落としているのだと
諦めることにした

メーカーに対しては
私ごときで大した影響はないだろうけれど
やはりそこには驕り?
上から目線の気持ちがあったのかも
大企業でもこんなことに気が付かないの?とか

そして
第五章には
過剰・感情労働時代のストレスとの付き合い方
がテーマ

一人で抱え込まないでって
腹が立つことムシャクシャすることを
ノートに書き留めるのもいいらしい
(過労死した人 日記つけてたよなあ)

日本は「間柄の文化」

相手の気持ちや立場を
思いやりながら
自分の考えを伝える

それに対し
外国人は「自己中心の文化」
遠回しの言い方をせず
自分の考えをそのまま言う

自己中心の文化であれば
労働者も「自分」を何よりも優先させ
身を守ろうとするから
過労死などとは縁がない

しかし
日本においてこんな態度だったら
会社内でも客に対しても
即 袋叩きの対象だろう

上手くまとめられない!!
薄い本だから読んでみて!!

東京オリンピックによる
過剰なおもてなしへの期待が
怖くなる
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日日是好日

2018-10-17 05:55:09 | 映画 2018年
禅語

読み方は
「にちにちこれこうにち」
または「にちにちこれこうじつ」と読む
この映画では後の方

意味は
天気が良いとか生活の中でいいことがあったなどの
こだわりをさっぱり捨てて
その日一日をただありのままに生きる

嵐の日であろうと
何か大切なものを失った日であろうと
ただひたすら、ありのままに生きれば
全てが好日こうにちである

深~い意味があるのだが
この映画で茶道を通して
なんとなくわかるような気がする

主人公は20歳の典子(黒木華)
従姉妹の美智子(多部未華子)と一緒にお茶を習い始める

その茶道の先生が武田先生(樹木希林)

仕事や恋愛などいろんなことがあった典子の人生
そこにはいつもお茶があった

そして24年

始まりも戌年で今年2018年も戌年

武田先生がもう一度戌年を迎えたら
100歳になるわなんて言っていたから
今88歳だよね

ということは
始まりの歳は64歳

老けて見える
着物最初は明るい色にすればよかったのでは

季節が進み
紺の着物を着た時の希林さん
顔がいくぶんふっくらと見えたけど
こちらを先に撮影しちゃったのかな

お茶に関しては無知だけど
庭の草木 お菓子 掛け軸などを通して
季節を感じるなど深いものを感じた
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最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室 林真理子

2018-10-15 05:34:00 | 本 2018年
歯に衣着せぬ物言いという言葉がぴったりのオバハン
中島ハルコ52歳

本音で生きる会社経営者
バツ2

ドケチで ものすごく自分勝手なのに
なぜかファンが多く
多方面の会社経営者などの大物の知り合いを
手玉に取る

例えば行列のできるお店に入りたいとき
経営者に電話して優先的に入店
あげくに個室でシャンパンのおまけつき
一応書いておくけど
行列に並んでから電話した

さらに震災の際
交通網が遮断され
家に帰れない人々が大勢いた中
宅配の会社の副社長に連絡
トラックで家まで6時間かけて送らせたという
逸話まである

そんな彼女になぜか人々は
悩みを打ち明ける

不倫がほとんどだけど
中には停年退職した夫の扱い方や
教育問題の相談もあり

そしてなぜか
彼女は先見の明があり
商売が次々成功
元夫はそのおかげで経営に大成功している

周りを気にせず
こういう生き方出来たら
さぞやストレス溜まらんだろうと思いきや
本人も不倫中ときた

これがドラマ化されたら
女優さん誰がいいかな
なんて探してみた

キムラ緑子さんか浅野ゆう子さん
なんてどうでしょう
藤山直美さんや萬田久子さんもいいかも
とにかく毒舌っぽい人だなあ
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ルイスと不思議の時計

2018-10-14 11:45:12 | 映画 2018年
2か月ぶりの映画

いろいろあって映画館へ行けず
その間観たかった映画が
ことごとく上映終了

レンタルで観ればいいやと思いながらも
映画館で観るのとはひと味もふた味も違うのだよ

久々の鑑賞に選んだ映画がこれ!

ファンタジーは大好きなので
迷わずこれ!

夏休みも終わり秋休みも終わった今
なぜ?
という謎はすぐに解決

ハロウィン間近であるということ

この時期が先か
かぼちゃが先か?

あらすじは
両親を交通事故で亡くしたルイスが
母親の兄
伯父のジョナサンに引き取られる

訳あって実家から勘当されていたため
一度もあったことがなかった

その訳とは
ジョナサンは魔法使いだったのだ
それもポンコツ 三流の

(魔法使いと手品師と魔術師
その違いは?
魔法使いって努力すればなれる設定なんだ)

隣に住むのが
ツィマーマン夫人
こちらは一流魔法使い

時計だらけのジョナサンの屋敷に不気味さを感じながらも
二人に教えられて
魔術を学び始めるルイス

誰でも一度は
魔法が使えたらなあと思ったことがあると思うけど
こんなに簡単に使えるようになったらいいなあ

転校した学校では
なかなか友達ができず
見返すため
ジョナサンに禁止されていたことを
ルイスはやってしまうんだ

そのために起きた恐ろしいこと

それをルイス ジョナサン ツィマーマン夫人と三人で
解決するという
大雑把なあらすじ

声優がすごい
ルイスの声は高山みなみさん
わずかなところで
コナンや乱太郎を消しているところはさすがという感じ

ジョナサンが佐藤二郎さん
ジョナサンの体型からしてもぴったりという感じです

そしてそして
ツィマーマン夫人が宮沢りえさんなのだ
すごい艶のある色っぽい声に驚きでした

屋敷にある不気味な人形連中が
子供が怖がりそうなものばかりで
お化け屋敷に陳列されていたら怖いわ
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佐賀のがばいばあちゃん 島田洋七

2018-10-12 05:54:59 | 本 2018年
漫才師 島田洋七の自伝

漫才やトークで何度か聞いたことがあるが
本で読んでみても
やっぱり面白い

笑いあり涙あり

父親が広島原爆の後遺症で亡くなってから
母親が一人で子供七人を育てようと思ったけれど
まだまだ甘えたい小二の昭広(本名)が心配で
佐賀のばあちゃんに預けた

ばあちゃんのところも貧乏だけど
その生活の工夫がすごい

川の上流から流れてくる野菜のクズを
拾い上げて食料にしたり
歩くときは磁石をひきずって
それについいてくる鉄くずを
売ってお金にする

運動会に
ろくな弁当を持っていけない昭広のために
先生たちが腹痛だと嘘をついて
豪華な弁当と交換する話は泣けてくる

私より
少し年上だけど
このころは貧困家庭の子供に対する支援は
まだなかったのだろうか

学用品無償提供や給食費免除みたいな
クラスに何人かいたような気もするけど

それに
兄や姉がたくさんいるのなら
遠く離れた祖母の所に預けなくても
彼らが面倒みることはできなかったのか?

よく知りもしない私が
そんなことを詮索しても仕方ないし
もしそうだったら
今の洋七さんはいなかったのだ

あの楽しい漫才を
聞けなかったのかも

児童向けの方をレンタルしたから
リストラや大往生なんてことばの
解説まで丁寧に書いてある

こんなに貧乏でもたくましく生きていけるんだぞ
という意味で子供が読んでも参考になるかもしれないが
今の世の中通用しないこともたくさんあるかもね
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ディス・イズ・ザ・デイ 津村記久子

2018-10-09 11:01:09 | 本 2018年
サッカー二部リーグを応援する人たちの物語が11話

サッカーは日本代表の試合を観るくらいで
あまりよく知らないが
同じスポーツを応援する身としては
サポーターの気持ちがよくわかる

サッカー知識のない人のために
PKやクリア オウンゴールなどの用語解説も書いてあって
なかなか親切

その上表紙を開いたところに
著者が考え出したであろう
二部リーグのチーム名とマークが
日本地図のその本拠地に書かれていて
実にわかりやすい

マークはよく考えたもんだ
川越シティFCのだるまとサツマイモを
デザインしたものは特にユニーク
あまり強そうには見えないが・・・

最後には年間の最終順位と得点王
まで書かれているリアルさ

サッカーは成績によって
一部に昇格したり三部に降格したりするところが
プロ野球とは違うところ

以下は書かれていたファン心理

あまりにふがいない試合をするたびに
ネットで衝動買いをしてしまう
試合を観ることが気晴らしだったのが
気晴らしが気晴らしでなくなり
その気晴らしを求めてさまよい歩く

降格圏に落ちた時は
家庭の事も忘れるくらい憂鬱だったし
その後三連勝した時は
娘があきれるくらい浮かれていた

わかるなあ
気晴らしが気晴らしでなくなる
試合のこと以外の生活のいろんなことが
憂鬱になってしまう

連勝でもしようものなら
恋愛が成就した乙女のような?
よいたとえが浮かばないけど
ついつい鼻歌が出てしまう

私も一人で野球観戦に行くけど
どっちかというと一人を楽しむ派で
周りの人に話しかけられたりすると
疲れてしまう

でもホームで度々応援に行っていたら
顔なじみができて
挨拶とかもするようになるんだろうなあ

ホームが遠くて
めったに行けない身としては
羨ましい限り

11話のうちどれか一つ
面白かった話のあらすじでも書いておこうと思ったけれど
もう一度ページを開いてみれば
どれもこれも面白かった

長くあってなかったおばあちゃんがサッカー好きと知り
地元での試合に招待する話

憧れていた吹奏楽部の先輩が
部活をやめてサッカーチームの
応援演奏しているのを知り
自分ものめりこんでいく話

両親とも亡くなり
残された兄弟を結び付けていたサッカーの応援
個人の選手を応援するかチームを応援するかで
仲たがいしてしまった話

スタグル
スタジアムグルメの略語

チーム・スタジアムごとに特色があり
地元の食材を使ったものや限定のものがある

今まであまり楽しまず
定番の焼きそばぐらいしか食べなかったけれど
これからは応援する際の楽しみとして食べてみようか




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きみはぼくの宝物 木下半太

2018-10-04 18:04:56 | 本 2018年
江夏七海 小五の夏休みの
史上最悪の物語

父親は
冒険家でアマゾンやチョモランマなどの
大自然を相手にしていた十蔵

冒険家だけあって
その教育方針は人並外れていて
その度に七海は恥ずかしい思いをしてきた

冒険家をやめてからは無職で
二度目の妻フィリンピン人のマルガリータに
食べさせてもらっている

七海の本当の母親は
十蔵に愛想をつかし出ていった

そんな十蔵の元へ
大金持ち衣笠諭吉から仕事の依頼が来る

孫娘 風子を探し出すこと
14歳中学2年生

風子は家出癖があり
何度も警察に捜索願を出しているから
肩身が狭くなり
自分で探すことにしたとのこと


七海は風子の写真を見て
ひとめ惚れ

しかしその恋はすぐに破れる
なんと風子は腹違いの姉だった

十蔵が七海の母親と出会う前に
付き合っていた女優が十蔵に内緒で産んだ子


しかし
十蔵は風子を誘拐
身代金10億円を
衣笠諭吉に要求してくるもんだから
十蔵たちを
七海と友人の桃太郎ツネオの三人で
探さなければならなくなる

姉であった風子は
サッカーチームがスカウトに来るほど
運動神経がいい
それなのに七海はドンくさい男の子
だった

それがこの冒険のおかげで
才能開花?

さらにいじめられっ子だった桃太郎ツネオも
十蔵の冒険家魂を七海が実行したことで
良い方向へ進んでいく

なんとも夏休みの課題図書には
ふさわしい題材

頭の中に
キッズウォーの主題歌が浮かんで離れない

♬君と夏の終わり 将来の夢 大きな希望 忘れない♪

阪神百貨店地下のいか焼き
おいしそうに何枚も食べるシーンがあるけど
好みではなかったなあ
なんてどうでもいいか
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あの家に暮らす四人の女 三浦しをん

2018-10-03 14:42:13 | 本 2018年

東京の杉並区にある古い洋館に住む
牧田鶴代 佐知母娘

菜園まである広い敷地

佐知は刺繍作家

作品を作って販売したり
自宅で教室を開いて教えたりしている


その家に一年前から同居しているのは
西新宿の保険会社勤務の
谷山雪乃と同僚の上野多恵美

雪乃と佐知は37歳独身で
ひょんなことから知り合い
親しくなった

多恵美は雪乃の後輩で
二人とも以前の住まいで不都合があり
引っ越してきたのだ

不都合というのは
水の事故ありストーカーありと
仕方ないかなという理由

読み始めて間もなく
どうして「あの家」なんだろうって

住んでいる当人たち以外の目線

そうそう
この家の敷地には
表門を入ってすぐの所に
守衛小屋があり
山田という老人が住んでいるのだ

山田の父親が農作業を手伝ったり
執事みたいなことをやっていた

山田は会社員として定年まで勤めたが
ずっと独身で
両親亡き後もこの守衛小屋に住み続けている

そして鶴代たちをそれこそ守衛しているつもり
もう80歳なのだが・・・



カラスが語りだしたり
河童のミイラが登場したり
何とも奇妙な話

ここからネタバレで
あの家と言っているのは
佐知を抱くことなく
離婚させられ
その後まもなく亡くなった
父親なんだな

この世に未練があるため
牧田家の洋館が残っている間は
この世に魂が残ることを許されたという
変な話

なんで彼にだけそんな特別待遇が
与えられるのかなあと
疑問を持つけど
だいたい自分の不甲斐なさで
離婚したんじゃないかい

でも佐知の危機を救ったり
それなりに存在の意味はあるが
これはある意味のファンタジーと
割り切ろう

でも洋館があるうちはこちらの世界にいられるなら
鶴代や佐知が亡くなっても自分だけ残っているのか?

東京23区にある広大な敷地
固定資産税大変だろうなあ

以前は土地やらなんやら
資産はたくさんあったらしいから
それを取り崩してやりくりしているのか
年金は入っていたのか

佐知のまだ始まっていない
どうなるかわからない恋の相手が
自宅に来た内装業者っていうのも
個人的には嫌い

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