引越し大名

姫路藩主　松平直矩（及川光博）

姫路から九州豊後日田（大分）までの国替えの話で

そのほかも合わせて
七度の引越しは実話で
それで引越し大名とよばれたと


「引っ越し奉行」に命じられたのは
引きこもり侍で
あだ名がかたつむりという
片桐春之介（星野源）

予算のない引越しに悪戦苦闘する春之助

助けてくれるのは

御刀番　鷹村源右衛門（高橋一生）

勘定頭　中西監物（濱田岳）

前の引越し奉行の娘　於蘭（高畑充希）

リストラされる侍の中には
ずんの飯尾さんや小澤征悦さん
そしてピエール瀧さんなど

国替えに追いやった柳沢吉安を演ずるは
向井理さんという豪華さ

それも何やら
おっさんずラブっぽい雰囲気が・・・

へんてこな踊りが出てきたと
思ったら
野村萬斎さん振り付けだったり

侍のお妾さん役に
歌手の丘みどりが出てきて
美声で歌いだしたりと

飽きない展開で
何度も笑わせられ
最後にはホロッとさせられ
面白かった！！

劇場版 おっさんずラブ～LOVE or DEAD～

テレビの時の
田中圭くん林遣都くん
吉田鋼太郎さんに加えて

志尊淳くん沢村一樹さんの
イケメンたちが
加わるんだけど

バカバカしいと
わかっていても
笑ってしまうし

みんなに好かれる
田中圭さん演ずる
不動産会社社員
春田創一くんは
とっても魅力的で

こんな男性を
男性には
やりたくないわ
なんて嫉妬してみたりして

5人の男性の
サウナでのシーンは
テレビでのエピソード紹介もあり
面白かった

皆さん鍛えていらっしゃって
とても素敵です
特に沢村さん
胸筋がすごい

火事のシーンは
火が大したことないように見えて
春田くん牧くん二人で
何やってんだよお
これっぽちの火で
逃げられないのかい
一酸化炭素中毒に
なってしまうだろうに

スーツは意外とキレイなままじゃないか
などとツッコミたくなった

みんながスーツを着ているシーンが多くて
ネクタイがいろいろ出てくる
もう一度チェックしたいかな

それにしても
結婚式のシーン
あれはないだろ
絶対大塚寧々さんカップルだと
思うよ
そこまで意外性を狙わなくても・・・

ちょっとしらけたわ

ぜんぶの後に残るもの 川上未映子

川上未映子さんが
週刊新潮や日本経済新聞に
連載していたエッセイ

冒頭
東日本大震災のことが
載っていて
思わず借りてしまった

最初のテーマは「地震のあとで」

宮城県在住の私と
そうでない彼女とでも
共感できることが
多々あり

たとえば
あの繰り返されたCM

放送局にも都合は
あるんだろうけど
宣伝費は被災地に
寄付したほうがいいと思う
という点

地震からしばらくたって
あの音声をどこかで聞いた時
地震のことが思い出されて
気持ちが暗くなったっけ

他に方法はなかったのかな



笑える話も多くあり

言ってはいけないと
思っているときほど
それがうっかり
口から出てしまうと

お母さんと
プールで泳いだ話も
傑作！！

新幹線の中の
痴漢の話はゾッとするし

飛行機恐怖症には同感

猫より犬が好きと
私と似てるんじゃない？
どんな人？と
画像検索したら
とてもとてもおきれいな方で
そこはだいぶ違っていたのでした

本と鍵の季節 米澤穂信

米澤穂信さん

学園もので恋愛も殺人も出てこない

前にこんな感じの本
読んだなあと思っていたら
「古典部」シリーズの
最後の話
「いまさら翼といわれても」を
読んでいた
同じ作者とは気づかなかった

こちらは
本と鍵がテーマ

謎を解くのは
図書委員をしている男子高校生二人

開かない金庫の話

態度がおかしい行きつけの美容院の謎

夜にガラスを破り
学校に侵入したのは誰か

自殺した同級生の遺書

父親が残した大金の行方

水辺のブッダ ドリアン助川

ドリアン助川さん
「あん」の作者

「あん」はハンセン病

こちらは
ホームレスと
頼る身内がいなくて
未成年なのに風俗で働く絵里が主人公

なんとなく
予想通りの展開
同棲・DV・妊娠

ホームレスになってしまった
望太の過去

殺人
罪を償っても
消えない幻

そのため離婚して
別れてしまった娘に対する
罪悪感

望太の親に対する思いが
全く出てこないのが
不思議

見逃したかな

自分が今ホームレスになって
育ててくれた親は
どう思っているだろうとか


ブッダ
仏の悟りを開いた人

望太はブッダになった？

何とも切ない物語

絵里の未来に
少し光が見えてきたのが救いか？

新章 神様のカルテ 夏川草介

新章　第4部

夏目漱石を愛してやまない内科医
栗原一止の
今回の勤務先は
信濃大学病院

忙しさは相変わらず
家庭の方は
小春ちゃんという女の子が
加わった

そして
患者は29歳という若さで
膵臓がんを患っている女性

自宅で最期を迎えたいという患者と
看護体制には限界があると
渋る病院側

その間に入って
左遷覚悟で行動する栗原たち

自然あふれる信州を舞台に
朴訥な人物像の一止
多種の日本酒
一止の住む古びた住まい

そんな物が素敵にマッチしている

表紙のカスヤナガトさんの画も
とっても素敵で
これを見ると
イメージが広がる