金色の獣、彼方に向かう 恒川光太郎

金色の獣とは鼬のこと

不思議な話が４編

異神千夜
不気味で怖かった
蒙古襲来の話は歴史で習ったが
裏にこんな恐ろしいことがあったなら怖い
博多の街ではどのように言い伝えられているのか・・・
最後の部分がゾオッとする
この話に出てくる巫術師　鈴華の連れていた小動物リリウが鼬？

風天孔参り
風天孔に入るとね
そこに住む雷獣が、入った人間を空へと連れ去るの。
後には何も残らないのよ
自殺に最適

森の神、夢に還る
森の中で殺された少女が
他の娘の体に入り、街へやってくる
殺した犯人は鼬行者となり街にいた

金色の獣、彼方に向かう
鼬を拾った少年
鼬の見る物が自分にも見えてくる
その時一緒だった少女千絵の悲惨な家族関係
その少女と鼬の関係は？

この話の背景はすべて稲光山そして樹海・・・

TIME/タイム

人間は25歳で成長が止まり
その後は貧困層は短く
富裕層はいくらでも命が続くという内容
物品購入等の支払いはすべて時間

おもしろかったのか
そうでないのか
よくわからない映画だった

観ている間はハラハラドキドキの連続で
気の休まる暇もなかったけれど
終わってみれば
はて？
問題は解決したのか？

言いたいことは
人間は不老不死では耐えられないということか？
長く生きても中身が濃くなければ
意味がないということか？

主人公ウィルを演ずるジャスティン・ティンバーレイク
誰かに似ていると思ったら
ベッカム？
う～ん違うか？

？が多い！！

はやぶさ 遥かなる帰還

はやぶさが帰ってきたときの報道を
実はよく知らない
それがなぜかこの映画を観て初めて知った
戻ってきた日
２０１０年６月１３日は義母の亡くなった日だった
あの時、世の中は、はやぶさ帰還で、みんなが感動していたのか・・・

映画を観る前はプラネタリウム的なものを想像していた
実際はスタッフたちの苦悩と努力の話

実話に忠実に作ったらしい

渡辺謙演ずる山口教授も
身長は違えども川口教授本人に
髪型もイメージも本当に似せている

他の俳優陣も
藤竜也　山崎努　石橋蓮司　江口洋介などの一流な方を集め
見ごたえのあるものだった

感動の山もいくつもあり
電波の途絶えたはやぶさとの通信が再開するシーン
小さな工場の人も指を真っ黒にしてはやぶさに協力しているのだと
教授が知るシーン
教授とアメリカＮＡＳＡとの駆け引きのシーン
エンジントラブルという危機を解決したシーン
そしてはやぶさが地球に戻る寸前燃え尽きるシーン

新米だった女性スタッフの中村ゆりさんが
はやぶさが戻るころにはベテランになっている様子を表したところもフムフム

夏川結衣さん
地味だけど映画界には欠かせない人

夢のカルテ 高野和明＋阪上仁志

患者の夢に入ってその夢を分析し
心理療法を行うカウンセラー来生夢衣（きすぎゆい）

第一章の患者は刑事の麻生健介
健介に恨みのある犯人の打ったピストルの弾が
通行人である子連れの主婦に当たり死亡

その事件の後
健介は不眠に悩まされ
夢衣のもとを訪れる

そして夢から
事件の真相が明らかに！！

第二章
現金輸送車を襲った犯人が逃げる際
交通事故を起こして逃走
ぶつけられた車を運転していた女性は意識不明の重体
彼女が犯人の車のナンバーを見ていた可能性があるとみて
健介は夢衣に彼女の夢に入ってくれるよう頼む

第三章
連続殺人事件が起こる
被害者は同じ合コンに参加していた女性二人
犯人はそれに参加していた男性の中にいるとみた警察は
それぞれを調べることになった
健介が尾行を担当した男が
夢衣のクリニックに入っていく

第四章
父親が娘の目の前で事故で亡くなる
娘はショックでことばが出なくなった
夢衣は彼女の夢に入り治療しようとする
それは事故ではなく殺人事件だった

夢衣と健介の幼いころの体験
本人にはほとんど記憶がないのに
見せてくれる夢が真実を明らかにする

麒麟の翼

前半の上映中はスクリーンにのめり込む？感じで
時間を忘れるほどだったが
後半
事件の真相がわかってくるにつれ
白けた感じに・・・

新参者と同じ
父と息子との関係がテーマ
でもあまりに頼りない父ではないか？
直接息子に聞けば
すぐに救急車を呼べば
悲劇は起こらなかったのでは？

殺人の動機も少し軽い気がする

この父親はある意味罪深い人
父親の行動が犯罪者を作った
水泳部の顧問の先生ももちろんだ

大人が子供にとって良かれと思ってしたことが
結局はその子のためにはなっていないことが多い

真犯人の今後の方が心配

新参者同様
人形町に惹かれる
私自身は一度も行ったことはないが
観光ＰＲにはなっている感じ

日本列島 いきものたちの物語

ドキュメンタリー

ライフやオーシャンズ程度かと
期待はあまりしないで観たけれど
想像以上におもしろかった

下北半島に住むアンズとメダカの親子サル
母親にべったりだった子ザルのメダカ
ある日突然やってきた母親との別れ
はぐれたのか母親は死んでしまったのかはわからないが
雪深い自然の中で生きていけるか？
暖を取るために
他の群れのサルに近寄っていき
追い出されるシーンは泣けてくる
春になり無事冬を越したメダカを見たいと
願いつつ観ていたが
何とも苦しい余韻が残る・・・

知床半島に住むヒグマの親子
子はポロとポンの双子
成長する過程で母親と別れ
兄弟で暮らすが
やがて兄弟も独り立ちしていく
後ろ足で立ち上がった姿は着ぐるみのよう・・・

釧路湿原のキタキツネ
キタキツネの寿命は５年とか言ってたっけ
短い間の母親との別れと
伴侶との出会い

ほかにもイノシシ親子や
あざらし親子など
生きていくために必死だった

家に帰り愛犬を見て
なんと恵まれていることかと
自分自身も含めてだが
感謝しないではいられない

人生オークション 原田ひ香

「人生オークション」

叔母　りり子
不倫の末相手の男性の妻を刺すという
傷害事件を起こし
離婚され一人暮らしを始める

姪　瑞希
大学卒業後
就職もせずバイト中
叔母の荷物整理の手伝いをすることに・・・
あまりの荷物の多さに
ブランド物のバックや靴をオークションに出すことにした

その過程の話
そして傷害事件の真相は・・・

「あめよび」

眼鏡店で働く美子
恋人の輝男に結婚しようと言うが
好きで一緒にいたいけど
結婚はできないって

彼女は一時ＩＴ関係の会社で働いていて
情報の恐ろしさを
思い知ったって

本当かな？
これは後半のその恐ろしさを知ってても
自分の情報を入力してまで
知りたかった事があるということを
強調したかったのか？
本当に恐ろしいのか
不安になる

諱（いみな）初めて聞いた
少し調べてみよう・・・

マジック・ツリーハウス

アメリカの人気児童文学の映画化

本が大好きな兄ジャック
動物とすぐ仲良しになれるおてんばな妹アニー

魔法でネズミに変えられた魔法の国の魔法使いを助けるため
冒険に出かけることに！！

恐竜の時代
中世のお城
ボンベイの街
海賊船

火山で消滅してしまう街ボンベイ
朝に富士山が噴火したらどうなるかという
番組を観たばかり・・・

声優が印象的
兄ジャックが北川景子さん
妹アニーが芦田愛菜ちゃん
魔法使いが真矢みきさん