トラ・イアン・グルの部屋

シニア街道をゴールに向かって
ゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も

ヤットコスットコ女旅 室井滋

2020-06-24 19:11:06 | 本 2020年
女優 室井滋さんのエッセイ

軽快な文章で
とても読みやすい

いろんな所へ公私でお出かけの様子

共感できる所が多々あり

飛行機の中でくしゃみをする男性に
マスクを渡すなんて
アッパレだわ

コロナ後はこんなことはないだろうけど
新幹線の中
何度も経験している
私の場合は咳

マスク渡したかったけど
できなかったわ

それを村井さんは堂々と渡している

相手から大丈夫ですと言われ
まわりは大丈夫じゃないのと

くしゃみの話をもう一つ

自分のラーメンを前に
くしゃみされた話

ここではひと言、言わないんだなあ
私だったら
ヤダ汚い もう食べられないわと
言ってしまいそう

そのことを話した友人の言葉
他人のタバコの煙が自分の鼻に入るのも嫌
には強く同感

昨日 林修さんの番組に出てました
やっぱり面白くて楽しい人
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流人道中記 下 浅田次郎

2020-06-19 10:55:28 | 本 2020年
罪人で旗本の青山玄蕃と
押送人 見習い与力の石川乙次郎が
現在いるのは 上巻に続き
我が地元 仙台藩

長年住んでて
知らなかったことがいろいろあった

芭蕉の辻

松尾芭蕉とは関係なく
辻に芭蕉が植わっていたから

米ケ袋に牢屋があった!!

処刑場は七北田宿のはずれ

ベガルタの本拠地
ユアテックスタジアムも同じ七北田だが
近いのかな?

ここからネタバレありで

16歳の亀吉
盗人を手引きした罪で捕らえられた

親切に声をかけてきて
料理をふるまってくれた旅人に
働いていた薬種問屋のことを
いろいろ話してしまった

そして取引きをしに
夜も更けたころ
伺うからとその男は言った

大口の商いだと亀吉は
勇んで戸を開け中に入れた

ところがそれは大泥棒
主人夫婦を殺して金を奪い逃げた

その男は後に捕まったが
手引きしたのは亀吉だと

料理屋の女中も
亀吉と男が話し込んでいるのを
覚えていた

そして亀吉は磔の刑になることに・・・

幼い顔の亀吉

15歳以下だと島流しくらいの罪なのに
16歳という歳までが彼を苦しめた

たぶん親が早く奉公させたいために
歳を上にごまかしていたのではと

なんて残酷な

ここでも青山玄蕃は何とかしてくれると思ったのに
それを期待して読み進めて行ったのに

(私の考えではその男は上巻で捕まえた大泥棒の一味で
玄蕃が連絡とって亀吉は仲間ではないと証明してくれるとかを
期待してしまった)

助けるのはこっちではなく
敵討ちの方か

でもささやかながらそれが
亀吉を地獄に落ちないようにしてあげたと
いうことだけど

なんとかしてほしかったよ

青山玄蕃が切腹を逃れて
蝦夷まで流されているわけだから
人を死に追いやる話は
避けているかと思っていたので
がっかり

その後
どうして青山玄蕃が
罪に問われ
切腹を拒否したのかが
書かれているけど

武士という身分や
幼い時の貧しい境遇が影響しているというのは
なんだかよく理解できず

それよりも
青山のことが
江戸に戻ってからの乙次郎に
どういう影響を与えることになったかが
知りたかった

実は私の中では
最初から青山玄蕃のイメージが
俳優の小澤征悦さんで
固まってしまっていた

(乙次郎は誰も浮かばないのに)

ドラマ化されて他の人だったら
ガッカリするだろうなあ

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流人道中記 上  浅田次郎

2020-06-06 14:51:56 | 本 2020年
万延元年 1860年

旗本・青山玄蕃 姦通罪で切腹を言い渡されたのに
痛いから嫌だと拒否

その身は蝦夷松前藩への流罪となり
押送人には見習い与力の石川乙次郎が選ばれた

乙次郎は御先手組同心というこの下はないという身分の次男で
与力 石川家に婿養子に入った

慣れない身分の違い
指導してくれる義父は病床の身
妻は幼く
悩みは尽きない

それに反して
罪人である青山玄蕃は態度がでかいが
そこは旗本
武士としての立ち振る舞いなど
学ぶ点も多くありそう

道中
様々な人に出会う

夫に先立たれた宿屋の女主人や
お尋ね者
それを狙う賞金稼ぎ
7年も敵討ちを探し回る男など

そのたびに僕である乙次郎の語りが
そのゲストに代わるという趣向

奥州街道を北へと進む二人

仙台城下の玄関口 長町橋が出てきた時は
オオ!!と感激と驚きの声が出てしまった

調べたら我が家の近くの広瀬橋が
昔は長町橋と言ったそうな

国分町ってこの頃からあったのか

仙台藩の迎賓館ともいうべき「外人屋」
土方歳三が仙台で逗留していた所らしい

仙台味噌やら大崎八幡なども出てきて
浅田先生取材に来たんだろうな

コロナがなければ
この本出版記念講演会が5月に
仙台で開催されていたはずで
抽選だから当落も発表される前に
中止になったのだが
聞きたかったなあ

下巻へ続く
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