トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

太陽おばば 雀野日名子

2011-06-30 07:38:32 | 本 2011年
人間の終末がテーマか?

不妊のため離婚させられた舞さんが
一人暮らしを始めた部屋の
隣りのアパートに住んでいたのが
太陽おばばの耶知子さん
六十七歳・・・
なんだまだ若いんだ

年齢忘れて読んでいた時は
八十近いばあさまを脳裏に浮かべていた

第一話に出てくるレイコさん
いつでもどこでも自分が中心にならないと気がすまない人
いやだねえ
私だったら絶対付き合わない
福松さんもやめればいいのに
高齢になって数少ない友人は失いたくないんだろうか

第二話
和泉川さんのご主人太助さん
こういうどうしようもない男につかまった女性は悲劇!!
今ならDV扱いされて
どうにかなるんだろうけど・・・
こんなひどい目にあわされて
死ぬ間際のちょっとした手紙で許してしまうもんだろうか?

死んだらみんな仏になる
生前の罪は許されるなんてことは絶対ない!!

第三話
双子の息子
二人ともどうしようもないなんて
これも母親にとってはつらい・・・

第四話
この話の耶知子さんの行動にぎょっとする
ホラーの序章的?
痴呆?

第五話
この最終話を読んで何がなんだか
わけがわからなくなる
ハルコさんがもしかしたら娘さんか?
という想像はできたが
もう一つ驚きの展開があろうとは・・・

舞ちゃん 
子供ができないことなんか気にするな!!
自叙伝出版社の採用試験は
合格間違いなしだよ

我が実家は浄土真宗
法事でよく聞く白骨の御文章
この本に出てくるとは・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新参者 東野圭吾

2011-06-27 14:17:07 | 本 2011年
テレビ放映からだいぶたってしまった

人形町の煎餅屋 「あまから」
祖母と孫の関わり
実際人形町には草加屋という煎餅屋があり
そこを舞台に撮影したそうな

料亭「まつ矢」
子供のできない夫婦のあり方

瀬戸物屋 「柳沢商店」
嫁姑問題
テレビでは嫁が
パソコンによるHP作成を計画してたっけ

時計屋 「寺田時計店」
三角時計 見てみたい
父親と娘の関係

洋菓子店 「クアトロ」
フルーツと杏仁豆腐のゼリー
おいしそう~~食べてみたい!!

手作り工芸品「ほおづき屋」
国産 手作りにこだわる店

刑事上杉の父子関係
税理士岸田の父子関係
清瀬直弘と弘毅の父子関係

この本はどうやら人形町と父子関係がテーマらしい

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先生の隠し事~僕僕先生 仁木英之

2011-06-23 07:50:50 | 本 2011年
自分の理想の国を作ろうとしている男に求婚され
結婚してしまった僕僕

僕僕は彼にかつての愛した人の面影を見たが・・・

今回も僕僕先生はあまり登場せず
ゆえに王弁との関わりも少ない

この話は王弁と僕僕二人のやりとりがおもしろいのに・・・

僕僕の仙人としての力も見せてくれず

前回のシリーズに続き
王弁物語みたいな??

そうなってくると
覚えにくい中国の地名や名前が面倒になってくる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たまゆらに 山本一力

2011-06-17 06:50:15 | 本 2011年
たまゆらに・・・しばらくの間 少しの間
本当に少しの間の話

午前六時から昼過ぎまで

舞台は主人公朋乃の生い立ち話をする番所
鼈甲問屋 堀塚屋での話し合いの場だけ

大店堀塚屋で次から次と出てくる茶と菓子
読んでいるだけで
おなかがたっぽたっぽになるわ

よく厠へ行かないで済むもんだ

朋乃の凛とした態度
対照的な異母兄弟の正悟

正悟に対して朋乃が啖呵をきる場面は
気持ちがいい

こんなばか息子が後を継いだら
堀塚屋もどうなることやら・・・

意外な展開と紹介されていたから
もしかしたら?
と思ったが
他人を不幸にしての自分の幸せは
この親子にはありえないか・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おたふく 山本一力

2011-06-07 13:12:36 | 本 2011年

日本中の特選品のみを扱う大店
特選堂の次男として育った裕次郎が
独立して弁当屋を開く話

山本一力さんの作品の
商人の生活はいつもおもしろい

札差が棄捐令により
武士の借金を帳消しにされたため
余分なお金を一切使わなくなった

今まで贅沢の限りをつくしていた札差たちが
実は江戸の町の経済
広くは日本の産業を
支えてきたことが
棄捐令発布後にみんなが気付く

士農工商と
おだてられた武士だが
その生活は悲惨なものだったらしい

いつもながら
お茶や菓子の表現は
たまらない

客としてお茶を何回かに分けて飲むシーン
どんな大きな湯飲みなんだ?
客だからすし屋のような
大きな湯飲みじゃあるまいし

カッカとなっている人には
熱いお茶を出すと
冷めるまで時間がかかるから
気持ちの昂ぶりを抑えられるって
なるほどね

裕次郎の弁当屋 梅屋のおにぎり
梅干が入り
塩がきいて・・・
塩分が気になる・・・

多くの弁当を作ることになり
仕出し屋に手伝ってもらうのだが
手間賃はどうなるのだろう

本の題
おたふく??
おたふくの話は最後のほうに少しだけじゃないか

梅関連の題のほうがいい
梅一番とか
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする