トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

テッド

2013-01-30 07:29:35 | 映画 2013年
ジョンと言う男の子が
クリスマスプレゼントにテディベアをもらい
テッドと名付ける
それに魂が宿り
ジョンと一緒に成長していくという話

これだけだとなぜに15歳未満お断り?
観て理解!!
卑猥なことばや行動の連発
それもほとんどがテッドの方

それをすべてなしにして
年齢制限なしの映画にできなかったのか?
子供でも充分楽しめると思うのだが・・・

いやいやあのかわいらしさと
下品さのギャップがこの映画の原点なのかも

フランケンウィニーの時も思ったが
私的にはあのまま魂消滅の方が
ストーリーとしては好きかも

上品ぶってるわけではないが
下品なぬいぐるみが好きになれない

成長しきれないジョンの方が純粋で好きだし
これから先もテッドが騒動起こして
ジョンに迷惑かけるのは目に見えてる
テッドを思い出にしてしまった方が
美しい終わり?

この映画にそれは不要かも

珍しく字幕で観たが
本当に星一徹と言ってるのか
ガチャピンとも言っていたような
日本語字幕だけ?

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真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒

2013-01-29 19:52:12 | 本 2013年
真夜中にだけ開くパン屋
ブランジェリークレバヤシで起こる事件
実際真夜中にだけオープンしているパン屋って
どうなの?
売れるのだろうか?

今回は双子の姉妹
綾乃と佳乃がパン屋に騒動を持ち込んでくる

前作がおもしろかったので
今回も期待したが
テーマが一つだけで
長すぎる
内容もそんなに面白いものではなく
途中読むのをやめていたので
ますます興味が失せてしまった

パンのおいしさもあまり伝わってこない

前作みたいにいろんなキャラクターが
パン屋へやってくるような話がいい

4月からテレビドラマになるらしい

滝沢秀明さんか~~
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ナメクジの言い分 足立則夫

2013-01-26 10:49:35 | 本 2013年
昨年12月23日の朝日新聞
読書欄
福岡伸一氏お勧めの本として掲載されていた

ナメクジの生態に驚き!!
ナメクジにも種類があったなんて
そしてこの著者に協力する人々がたくさん!!

ある主婦の方は弁当箱に40匹も詰めて
届けてくれたって!!

ナメクジとは関係ないが
協力者の一人には変わった研究をされている方もいた
植田さん
屁の研究をしているヘコロジスト
オナラ探知機の研究だって
消化器の手術後オナラの有無を
口に出せない人のために作ったらしい


ナメクジってカタツムリから独立したのか?
寿命は約一年
雌雄同体

粘液を出し枝からぶら下がり上下することもある

ナメクジを触ったらよく手を洗う
ナメクジが食べた後の葉などは
その部分は捨てる残りはよく洗浄

寄生虫がナメクジに感染していることもある

それが人間の体内に入ると
死に至ることもある

恐竜までもが絶滅したのに
なぜにナメクジは生き延びたか
なるほど
これからのナメクジの天敵は人間
住みにくい世になった

ということを知っても
大事にする気にはならないなあ
幸い庭がないし
ベランダ菜園なるものも興味がないので
駆除する必要性はないのだが

しかし著者の足立氏の家族も偉い!!
家にナメクジを飼われたらたまらんわ



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虹の岬の喫茶店 森沢明夫

2013-01-23 11:45:49 | 本 2013年
絵画的な小説

NHKのラジオの朗読を聞いて(竹下景子さんの)
読みたくなった
聞いたのは最終章だけだったから

ある岬の喫茶店 「岬カフェ」
そこを訪れた人の人生模様と
カフェの女主人悦子さんとの交流

副題はその話の登場人物に合わせた曲名になっている

アメイジング・グレイス

親子三人で幸せに暮らしていたのに
突然の病で妻が他界

葬儀も終えたころ
四歳の娘と陶芸家の夫は
当てもないドライブに出かける

そこで見つけた岬カフェ
二人は新たな旅立ちに!!

ガールズ・オン・ザ・ビーチ

就職活動がなかなかうまくいかない大学生
バイクで走っていて
ガス欠と腹痛
岬カフェに飛び込む
カフェの常連の美術学校生にほんわか恋心
自分の本当にしたいことは何かを
見つめ直すきっかけに!!

ザ・プレイヤー

真夜中
岬カフェに侵入してきた泥棒
包丁の研ぎ師だったが事業に失敗
強盗も覚悟で
自慢の包丁を持参しての泥棒
しかしカフェの主人悦子さんと話しているうちに・・・

ラヴ・ミー・テンダー

未亡人の悦子さんに恋心のタニさんという常連さん
遠くへ引っ越すので
悦子さんの誕生日に月の土地をプレゼント
一緒に天体望遠鏡を覗く

気持ちを打ち明けたいができないタニさん
新天地への移動はフェリーで!!
携帯で話しながら
遠くにお互いの姿を確認し別れていく・・・
(なぜにタニとカタカナ表記?)

サンキュー・フォー・ザ・ミュージック

カフェの隣りにバーを作っているのは
悦子さんの甥の浩司君
彼は昔暴走族だった
そこから足を洗えたのは
音楽と悦子さんの魔法のようなことば
バーの開店記念に元のバンドのメンバーを集めて
演奏することにした
でもボーカルのショーとは連絡が取れず・・・

岬の風と波の音

長年一人でカフェをやっていることには
訳があった
タニさんの気持ちに気付いていながら
受け入れようとはしなかったのにも・・・
カフェに飾られている大きな絵画
愛犬コタローは右の前脚がない
その訳と名前の由来

浩司君結婚できて
子供もできて良かったね

登場した人物が小さなところで
ずっとこのカフェとつながっている
悦子さんの魅力のせい
(??つながっている人だけ物語にしたのだな)

年老いたらこんな女性になりたい
短気の自分には無理か?

こんな風においしいコーヒーがいれられたら・・・
インスタントではないコーヒーを買ってこよう!!
おいしくなれと言いながらいれるのだ

でもなぜか
こんなに海に近くて
地震があって津波が来たらと
思ってしまう・・・
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起終点駅 ターミナル

2013-01-22 08:28:00 | 本 2013年
北海道が主な舞台の人生の物語が六話

全体的に暗い
乙川優三郎の小説の暗さをふと思い出す

一時は勝ち組だった者が
(この表現は本当は嫌いなのだが…)
落ちていく様や
転機
終末など

かたちのないもの

国内最大手の化粧品会社で
ある程度の成績を残していた40代の独身男性が
父親の死を機に
二年をかけて残務整理をし
函館に一人残った母親のために故郷へ帰る
母を看取った後は
自分も病に倒れ
相続等の手続きを生前きちんと処理して
亡くなっていく

海鳥の行方

札幌に本社を置く道報新聞に勤務する山岸里和
釧路支社に配属

取材先の近くの防波堤で釣りをしていた男と親しくなる
が、まもなくその男が釣りの最中に転落死
身寄りがないので
たまたま渡した名刺から
里和に連絡が来る
その男は前科があり
家族とは別れていた

一方函館の裁判所勤務で
里和と遠距離恋愛中の圭吾
最近は少し冷めた関係
女性上司からのいびりで
うつ病になり
母親から見舞ってくれと頼まれた
しかし週末
里和は圭吾の所へは行かず
男の妻を訪ねる

起終点駅

元裁判官だった鷲田完治
今は国選弁護しか引き受けない貧乏弁護士
妻とは離婚したが
息子のために充分な養育費をきちんと払い続けた
その息子から届いた結婚式の招待状
離婚の理由は自分の浮気
そして相手女性の自殺・・・

スクラップロード

久彦は中学の時
父親が事業に失敗して失踪してから
一生懸命勉強し
北海道大学に合格
大手地銀に就職した
会社でも異例の出世
しかしある時から歯車が狂いだす
体調を壊し退職することに・・・
婚約者も去っていった
ごみを出しに行ったある日
偶然会ったのは失踪した父親
廃品をあさって生活していた
その父親の最後・・・

たたかいにやぶれて咲けよ

海鳥の行方に登場した新聞記者の里和が再登場
道東の短歌会を牽引してきた
中田ミツという老女の人生と彼女の最期
彼女と同居していた男性近藤悟の人生
近藤悟 成功してくれ!!

潮風の家

久保田千鶴子
両親を早くに亡くし
弟と二人天塩町で暮らしていた
その弟が強盗殺人事件を起こし
勾留先で自殺した

世間の目を逃れ札幌に移った千鶴子
今回30年ぶりに
両親と弟の永代供養のため
故郷へ戻る
そこには母と親しくしていて
今も年賀状のやり取りをしているたみ子がいた

吉原で働きその金で実家の家を建てたたみ子の余生
宅配弁当屋で働く千鶴子の人生
弁当を届ける先の人々も含めて
一人で生きる人間の孤独
でもたみ子に孤独なイメージはない

勉強できて
いいところへ就職しても
すべてうまくいく訳ではない
つらいことがあっても
いいことがなくても
細々生きても不幸ではないということか?




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レ・ミゼラブル

2013-01-19 09:04:02 | 映画 2013年
正月早々風邪をひいてしまい
咳がひどいので引きこもり状態

久々の映画鑑賞は待望の「レ・ミゼラブル」
大きいシアターのうちに観られてよかった

158分
長くて耐えられるかと心配だったけれど
気にならないくらい集中してしまった

もっと泣ける展開かと思っていたけれど
予想外にグッとくるシーンは少なく

ショックと言えばライバル(?)
のジャベールの最後…
本当は憎むべきキャラクターなのに
あまりに素晴らしい声に聞き惚れる
ミュージカルならではかも

主人公ジャン・バルジャン
演ずるはヒュー・ジャックマン

リアル・スティールの時のたくましさそのままに
男の魅力たっぷり

アン・ハサウェイはプラダを着た悪魔からの変身?
相変わらず細い
体型は骨と皮だけという貧相な印象
アリス・イン・ワンダーランドの白の女王?
あの眉毛の濃い?

じゃあ赤の女王のヘレナ・ボナム=カーターと共演なんだ
この方は英国王のスピーチが強烈だけど
どちらかと言うと今回のような役が合ってる気がする…

出演者を検索していて一番驚いたのは
コゼット役のアマンダ・ミシェル・サイフリッド

マンマ・ミーアの娘役はよ~く覚えいるし
いい声も健在!!
しかし彼女がTIME/タイムに出ていたあの娘だったなんて
もうびっくり
全くイメージ違う!!
もう27歳か
ちょっとおでこの横しわが気になったりして

お願いだから勇敢な子供のまぶたは閉じてあげて!!

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プロ野球審判ジャッジの舞台裏 山崎夏生

2013-01-14 09:09:09 | 本 2013年
山崎夏生氏
29年間 プロ野球の審判をされて
2010年に現役を引退
現在は審判技術委員として後輩の指導に当たっている

北海道大学文学部を卒業
日刊スポーツに勤めていただけあって
文章が読みやすく面白くかけている

審判と言う仕事は
選手より過酷だと思う

暑くても寒くても
3時間前後の試合中は
席を外すことはできない
(暑い時に熱中症にはご用心
水分はとっているのだろうか・・・)

そのための体力作りは大変なのだ

動体視力も鍛えなければならない

でも人間だから
どんな審判でも誤審はあるのだ

それを少しでも減らすために
努力しているのだなあ

それでも報酬は多くない
退職金もない
企業年金も廃止になった
一年ごとに契約が見直されるから
翌年の保証はない

審判がいなければ
野球は始まらないのに
こんなに待遇が良くないなんて

改めてプロ野球選手名鑑の間に乗っている
「日本野球機構審判名鑑」を見た
前の年に乗っていた一年目の育成の審判が
翌年には消えていた

またまたプロ野球を観る楽しみが一つ増えた
これからは審判にも注目しよう!!

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静おばあちゃんにおまかせ 中山七里

2013-01-10 08:46:19 | 本 2013年
表紙の爽やかな女性と知的な老婆
対して裏表紙の間の抜けたような男
警視庁勤務の葛城公彦

事件が解決しないとすぐに民間人に頼ってしまう
その相手は法曹界を目指す19歳の女子大生高遠寺円(こうえんじまどか)

円は両親を交通事故で亡くし
祖母の静と二人暮らし

実は陰で事件を解決していたのは
過去に日本で二十人目の女性裁判官として
数々の判決を下した祖母の静だった

退官してだいぶ経つというのに
その脳は冴えわたる・・・

第一話
暴力団と癒着していた警察官の久世が殺された
犯人とされたのは敵対していた同僚の警察官椿山
被害者の体内から椿山の拳銃の弾が出てきたのだ
しかし椿山は無実を訴える
彼の元部下である葛城が事件の真相に迫る!!

第二話
資産家で65歳の女性朝倉喜美代が殺された
第一発見者は生協の配達員と孫の美緒
美緒は円と同じように両親を亡くしている女子大生
喜美代は亡くなる少し前
派手な格好で銀座や有楽町などで目撃されていた

第三話
宗教団体にのめり込み
教団から帰らない娘を取り戻してほしいと
上司から頼まれた葛城
宗教雑誌の取材と称して
教団に潜入
教祖が突然姿を消したトリックの謎は?
不振を抱いた葛城はまたもや円に潜入捜査を依頼
その結果彼女に死ぬほど怖い思いをさせてしまう
が、その結果二人の仲が急接近!!

第四話
東京の新名所 スーパータワーの建築場所
地上四百五十メートルの高層にあるクレーンで起きた
殺人事件
疑われたのはブラジルから働きに来ていたパウロ
しかし面倒くさいアリバイ作り?
殺し方?をするもんだ

第五話
東京のホテルパラドールに宿泊していた
パラグニア大統領オマール・ロドリゲスが
厳重な警備の中
銃で殺害された
それも鍵のかかった密室
夫婦の経歴を読んだとき犯人はすぐに分かったが
こういう話って作者はどうにでも変えられるからなあ
犯人だと思わせて後で全然触れていない動機なんかが出てくる
でもこれは素直
それよりもラストが衝撃!!
これの続編は望めないのか・・・
寂しい



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十三人の刺客

2013-01-03 09:43:34 | 映画 2013年
江戸時代後期の弘化元年(1844年)

将軍の異母弟にあたる明石藩主松平斉韶(稲垣吾郎)
暴虐の限りを尽くす

斉韶は来春老中就任が内定していた

現在の老中大炊頭(平幹次郎)は、その前にひそかに闇に葬るよう
御目付役の島田新左衛門(役所広司)に命ずる

自分も含めわずか13人で
参勤交代帰国途上の中山道落合宿にて斉韶を討つことにした

相手は総勢300人


新左衛門たちは落合宿を買収

大掛かりな罠を仕掛け、斉韶ら明石藩の一行を待ち受ける

なんとも残酷な藩主だった

ある女は一家皆殺し
舌を抜かれ
腕と膝から下を切り落とされ
斉韶への憎しみを新左衛門に訴える

尾張藩の牧野靭負(松本幸四郎)は
息子と嫁を殺されて
憎しみを訴える

300人を相手に戦うシーンは
すごかったが
斬り合うシーンは途中で飽きてきた(早送り…)

最後に新左衛門組の遺体が映るが
数えて11?
一人足りない

と思ったら途中から仲間に加わった
山の男が生き残っていた
演ずるは伊勢谷友介さん

細身の二枚目の印象なので意外
その意外性を狙ったのかミスキャストか?

新左衛門の甥新六郎の愛人?
芸妓お艶と
山の男のあこがれの女ウパシが
吹石一恵さんの二役の意味は?

地上の惨たらしさに比べ
空の青さが印象的
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天保謎解き帳 永井義男

2013-01-01 17:01:25 | 本 2013年
「南総里見八犬伝」の作者
滝沢馬琴が家を一歩も出ることなく
江戸の町で起きる
殺人事件を解明していくという話が三話

どれも犬が関わっている

馬琴は失明して
八犬伝の執筆は長男の嫁のお路が代書している

事件の現場にもお路が出向く

奇怪な事件の話を滝沢家に持ち込んでくるのは
下掃除の斧吉

下掃除と言うのは
農家で肥料に使うため
便所の糞尿を汲み取る仕事なんだが

なぜにその役を下掃除の男にしたのか?

読んでいても気持ちのいいものではない

その時代欠かせない仕事であり
定期的に家にやってくるのは
これくらいしかなかったのか・・・

馬琴の晩年
医者となった長男の宗伯が病死
馬琴失明後 嫁のお路が口述筆記して八犬伝を完成
妻のお百とお路の不仲
孫の太郎に御家人株を買い
武士にする

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