トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

主婦病 森美樹

2015-09-17 11:34:50 | 本 2015年
「眠る無花果」

小学生の絵子
両親と三人暮らし
父親は自宅で整体院を開業

ところが母親が事故死
自殺ではないかとのうわさも…

慣れない二人だけの生活

やたら人懐っこい近くの弁当屋のおばさん
 
二人だけの所にイチゴショート10個を
土産に持ってくる伯母(父の姉)

いつもきちんとしていた母の主婦像

母が残した庭の手入れをする絵子

そこには無花果が…

庭から見える整体院の窓

そこでは弁当屋のおばさんが
全裸で治療を受けていた

近くの男子寮に住む金髪の若い青年

「まばたきがスイッチ」

美津子
市役所勤務の夫は八歳年上
見合い結婚して十二年
子供なし
会話もほとんどない冷めた関係

毎日きっちり六時半に帰宅する夫

働く必要がないと言われ
ありあまる時間
美津子は自宅で
テレフォンアポインターなる仕事をしていた

コールセンターとかのではなく
男性相手の・・・

そして夫のワイシャツポケットには
女装バーやSMクラブの名刺が…

主婦はいざという時の為に
百万は持っていた方がいい
という新聞に載っていた
人生相談回答者のアドバイス

すでに90万貯まっていた

何かが始まるか?

向いのアパートで
いつも同じ時間に洗濯物を干す金髪の男性

「さざなみを抱く」

結婚して30年の夫婦

夫は同性愛の最中にホテルで倒れた
相手の部下の男性は救急車ではなく
妻である詩季子に電話をよこした

脳卒中
片麻痺
歩行排泄食事に要介護
性的にも不能

結婚してからゲイであることを知る
それでも
夫婦関係は適当にあり
子供までいる

君が最初で最後の女だよ
一生懸命がんばったんだと言う夫

そんな夫に
詩季子は若い男との浮気現場を見せつける

それを見てか倒れる夫
どちらに興奮したのか
尋ねる妻
男にか自分にか…

夫は亡くなった

「森と蜜」

最初の話の絵子の母親美緒の話

小学校の頃の話
自分の身代わりに乱暴され殺された親友

夫への思い

自分の浮気

そして電柱に激突死
それは自殺か?

浮気相手は金髪の男

「まだ宵の口」

早朝の団子屋でのパートをしている和香奈
夫とはすれ違いになってしまう

夫50代
和香奈40代
子供はできない

毎日団子を買いに来る金髪の男
二本づつ買っていたのに
ある日一本に…
好きな人が死んでしまって…

「月影の背中」

地元財閥 陽向(ひなた)家のひとり娘由紀乃

単調な結婚生活
つまらない夫

アパートの家賃を払いに来た草汰と恋に陥る

顔を知られた狭い地元で逢瀬を重ねるため
陽向家が持つタクシー会社の運転手になる由紀乃

それでも噂になり夫に知られてしまう
問い詰める夫

夫の脇腹を刺し
逃げる由紀乃

タクシーは電柱に激突

死んだのか
魂がさまよっているのか…




















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鏡の法則 野口嘉則

2015-09-09 09:18:22 | 本 2015年
副題
人生のどんな問題も解決する魔法のルール

今まで付き合ってきた友人と縁を切りたいと
息子に話したら
この本を薦めてくれた

秋山栄子のケース

いじめに遭っている息子
しかしその事実を息子は母である栄子に話してもくれない
相談もしてくれない

自分は信頼されていないのか?

悩む栄子

夫から
いろいろなコンサルタントをしている矢口氏を紹介される

矢口氏のことば

大事なお子さんが人から責められて悩んでいるという事は
あなたが誰か感謝すべき人に感謝せず
その人を責めて生きているからだ

太字で書かれていた文章

「現実に起きる出来事は
一つの「結果」です
「結果」には必ず「原因」があり
その「原因」はあなたの心の中にある

あなたの人生の現実はあなたの心を映し出した鏡」

そして栄子は父親に反発して避けていたことに思い当り
矢口氏の言うとおり
父に電話して謝罪し感謝の言葉をつげる
父は電話の向こうで泣いていた・・・

その後いじめられていた息子が改善に向かう

確かにこの体験を読んだときは泣けた
感動もした

が・・・

私の場合も父とは不仲
もう亡くなったが
最後まで心を開くことはなかった
終末病院で付き添いもしたが
会話らしい会話もせず

それでも自分の息子は
たくさんの友人を持ち
結婚もして幸せに暮らしている

ゆるすためのステップなるものも
書かれているが
家族親戚職場の人間等避けられない人なら
実行もしようが
友人知人ならば付き合わなければいいだけ
と自己解釈

この本読んだ意味ないかも

息子推薦の本だったが
息子は何かに悩んでこれを読んだのか?
栄子さんと私の場合は違うと思っているのは
勝手な思い込み?

「あなたに起きている問題は
あなたに解決する力があり
そしてその解決を通じて大切なことを学べるから起こるのです」

こういう考えってある意味危険かも
私の判断が間違っているのかもしれないが
どうしても自分で解決できないことはある!!











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地下鉄に乗って

2015-09-07 12:58:27 | 映画 2015年
2006年の作品

主人公 長谷部真次(堤真一)

女性用下着のセールスマン
父親は大企業の創立者だったが
傲慢な父に反発して家を出ている

ある夜
地下鉄の階段を上がると
そこは昭和39年
東京オリンピックの開かれる年に
タイムスリップしていた

そこで亡き兄を目撃
ちょうどその日は兄の亡くなった日
なんとか事故に会う前に
止めることはできないか!!

真次の愛人で同僚の軽部みち子(岡本綾)
彼女もタイムスリップ

お時(常盤貴子)との階段のシーンは
泣ける

指輪を真次のポケットに入れておいたのを見ると
最初から自分の存在を消すつもりだったのだ

でもなぜに自分を消すことが
愛する男 真次の為になるのか
そこがよくわからず
巻き戻して観るが
やはりよくわからなかった

結局真次とみち子は異母兄弟ってことだよね

父親が今の仕事を始めるきっかけを聞いても
愛する人が消えてしまっても
わかっているんだか
知らないふりしているんだか
この真次って男は・・・

みち子を演じた岡本綾さんて
NHK朝ドラ「オードリー」のヒロインだったんだ

たしか視聴率あまりよくなかったような記憶あり

地下鉄~の後岡本さん芸能活動を無期限休養している
今どうしているのか
きれいな女優さんだった









 
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東京近江寮食堂 渡辺淳子

2015-09-06 08:33:39 | 本 2015年
定年退職が近いというから
59歳?

身長150㎝ 体重70kg

主人公は滋賀に住むそんな女性 寺島妙子

職業はなんだっけ?
病院の清掃?

退職前の年休消化で
東京に出てきた

そこで妙子はサイフを盗まれる

拾ってくれたのは
鈴木安江

妙子と同年代

彼女は文京区千駄木で
滋賀県公認宿泊施設「東京近江寮」を
経営していた
滋賀在住の人なら
2,000円で宿泊できる

あまりにも偶然!!

実は妙子は10年前に蒸発した夫
秀一を捜しに上京したのだった

秀一から届いた一枚のはがき
住所はなく消印は本郷

それだけを頼りにやってきた

妙子の為に怪我をしてしまった安江に代わり
寮の食事を作ることになった妙子

それがとてもおいしく
しばらく手伝うことになった

実は妙子の夫は料理人
食堂を経営していて妙子も手伝っていた
しかし近江料理にこだわりすぎ
失敗
借金
完済した途端に行方不明

妙子は東京近江寮でその料理を出してみる

好評

そうか時代に合わせて変化させればよかったんだ


文章がなんとも歯切れがいい
おばさんの心の中を
その都度文章にしたら
こんな感じになるんじゃないかって!!
脇役もユニークな面々が揃っている

末期の癌の恋人を治そうと上京している池花

フリーターの光成

四賀 零細企業勤務
時々出張で上京
女性問題を起こす

安江が介護している94歳の母
ボケているようで時々鋭いことを言う

一度は滋賀に戻った妙子だったが
再び戻ってきて
たぶん夫もみつかり
一緒にこの寮で
働くことになるんじゃないかな?












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