![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/80/974eae7e94a79dc4f9bf3a31193dca81.jpg)
NHKの病の起源という番組で、読字障害の特集をしていました。
なぜ、読字障害が生まれるのか?
脳の中の電気信号の流れはどうなっているのか?
どうすれば読字障害を克服できるのか?
など、どれもわかりやすく興味深い内容でした。
海外のLDを治療する学校での取り組みや研究には、
日本にないすばらしさがありました。
「日本にないすばらしさ」というのは、読みのLDの子は確かに
読む力が極端に弱いけれど、
平面を空間に直すといった空間を扱う能力が秀でている子が
多いので、それを検証し、
そうした特別な才能を育てているのです。
番組では、日本を代表する建築デザインを作り出している
20代の男性もこの障害を持っていて、
3D映像を自在に扱って、すばらしい作品を作り出していました。
読字障害の子が空間を扱うことが得意なのには、
理由があります。
読字障害の原因となっている左脳の39野と40野の働きが弱くて、
目で見た文字を音声に変換することができないからです。
その部分が弱いため、一般的な人が左脳の39野と40野を活性化する
場面で、右脳が活性化しているのです。
ですから、読みには障害があるものの、
一般的な人にない非常に得意な分野もあるそうです。
私にはADHDやADD、ASの特徴を持った知人がけっこういますが、
弱点がある反面、
得意なことはプロ並み(プロの方も多い)に得意です。
また、教室に来る軽度発達障害の子どもたちも、
得意な分野は、天才的です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
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また、そうした子らに共通するのは、定型発達の子らより
強い学問的好奇心といったものです。特に目立つのは、理科分野、
電気やモーターを扱うことに長けているし、気象も好きですね。
物理(運動や働き)、化学(結晶好き)、生物、地学(鉱物好き、洞窟好き)
にこだわりにも似た関心を寄せる子が多いです。
ADHD傾向のある5歳の男の子は、根気よく機械を組み立て、
飽きることなく実験をしたがります。
ASの傾向の強い子は、知識をためるのに貪欲で、
言葉を扱う事が得意です。
ADD傾向のある子は、想像力豊かで、文章が得意だったり、
絵が得意だったりします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
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しかし日本では、欠点をなおす…という考えには共感する方も、
才能を伸ばすという面で消極的というか…![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase1.gif)
そんな考え、ずうずうしいと思っているというか…![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
お母さん、天才を育てようなんて考えやめましょう。しつけることはしつける、叱る時は叱る、ゆっくりでも追いついていったらいいじゃないですか…
なんて親切そうにおっしゃる方がいます。
それも一理あるのですが、発達障害があって天才にまでなる人は確かにほんの一握りかもしれませんが、
発達障害がある子に、
欠点がある反面、長所があるというのは、単なるなぐさめではなく
事実ではあるのです。
海外では、個を尊重し、平等に扱う視点から、
そうした特別な部分を伸ばす権利も
発達障害の子たちに与えられているのです。
それで子どもにプレッシャーをかけてしまう親御さんもいるのでしょうが…![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_thunder.gif)
学校のような場でそうした子の才能を伸ばす
という発想はありません。
また、私が才能を感じて伸ばそうとしていると、
子どもが喜んですることだから「遊び」というくくりで、
捉えられてしまうこともあり、残念に感じています。
テストや受験といった価値観に染まるうちに、
将来を形作る大切なものが見えなくなってしまうのです。
残念です~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_sad.gif)
新しい発達障害児観が広がっていく事を願っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_uru.gif)
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なぜ、読字障害が生まれるのか?
脳の中の電気信号の流れはどうなっているのか?
どうすれば読字障害を克服できるのか?
など、どれもわかりやすく興味深い内容でした。
海外のLDを治療する学校での取り組みや研究には、
日本にないすばらしさがありました。
「日本にないすばらしさ」というのは、読みのLDの子は確かに
読む力が極端に弱いけれど、
平面を空間に直すといった空間を扱う能力が秀でている子が
多いので、それを検証し、
そうした特別な才能を育てているのです。
番組では、日本を代表する建築デザインを作り出している
20代の男性もこの障害を持っていて、
3D映像を自在に扱って、すばらしい作品を作り出していました。
読字障害の子が空間を扱うことが得意なのには、
理由があります。
読字障害の原因となっている左脳の39野と40野の働きが弱くて、
目で見た文字を音声に変換することができないからです。
その部分が弱いため、一般的な人が左脳の39野と40野を活性化する
場面で、右脳が活性化しているのです。
ですから、読みには障害があるものの、
一般的な人にない非常に得意な分野もあるそうです。
私にはADHDやADD、ASの特徴を持った知人がけっこういますが、
弱点がある反面、
得意なことはプロ並み(プロの方も多い)に得意です。
また、教室に来る軽度発達障害の子どもたちも、
得意な分野は、天才的です。
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また、そうした子らに共通するのは、定型発達の子らより
強い学問的好奇心といったものです。特に目立つのは、理科分野、
電気やモーターを扱うことに長けているし、気象も好きですね。
物理(運動や働き)、化学(結晶好き)、生物、地学(鉱物好き、洞窟好き)
にこだわりにも似た関心を寄せる子が多いです。
ADHD傾向のある5歳の男の子は、根気よく機械を組み立て、
飽きることなく実験をしたがります。
ASの傾向の強い子は、知識をためるのに貪欲で、
言葉を扱う事が得意です。
ADD傾向のある子は、想像力豊かで、文章が得意だったり、
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しかし日本では、欠点をなおす…という考えには共感する方も、
才能を伸ばすという面で消極的というか…
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そんな考え、ずうずうしいと思っているというか…
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お母さん、天才を育てようなんて考えやめましょう。しつけることはしつける、叱る時は叱る、ゆっくりでも追いついていったらいいじゃないですか…
なんて親切そうにおっしゃる方がいます。
それも一理あるのですが、発達障害があって天才にまでなる人は確かにほんの一握りかもしれませんが、
発達障害がある子に、
欠点がある反面、長所があるというのは、単なるなぐさめではなく
事実ではあるのです。
海外では、個を尊重し、平等に扱う視点から、
そうした特別な部分を伸ばす権利も
発達障害の子たちに与えられているのです。
それで子どもにプレッシャーをかけてしまう親御さんもいるのでしょうが…
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学校のような場でそうした子の才能を伸ばす
という発想はありません。
また、私が才能を感じて伸ばそうとしていると、
子どもが喜んですることだから「遊び」というくくりで、
捉えられてしまうこともあり、残念に感じています。
テストや受験といった価値観に染まるうちに、
将来を形作る大切なものが見えなくなってしまうのです。
残念です~
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孫(高機能自閉症)は、小学校に行くようになってから二次的なものも出て来て、支援級の先生は本当に真剣に支援してくださっていますが、専門知識の高い先生は、やはり一握りの先生だけです。
今は給食のとき意外は普通級の教室には行けていません。
前回の記事も今回の記事も、本当は学校の先生方に読んでもらいたい! もう少しの理解と支援があれば、学校生活を苦しまずに送れるのでしょうが、現状は厳しいです。
読み書き困難で、学習に意欲がありません。
親学級に行けば、ほとんど幼稚園児あつかいです。授業中も、どんな取り組みをしたのかを尋ねると、国語の時間にも関わらず「算数ブロックに夢中でした」と堂々と返答。
ただ、そこに大人しく居られればOKなのでしょうか? プライドは傷つかないのでしょうか?
支援級の先生も手が足りず、満足の行く支援ができていないと心を痛めて下さっていますが、それが現実でした。
特別支援教育とは何なのでしょうか?
学校というところに失望感さえ感じてしまいます。
矯正し、普通に振舞えるようにするか、あきらめて幼稚園児のような特別扱いをするかしかないのでしょうか?
なおみ先生のブログの読者になってから、このままでいいのか?と漠然と思うようになりました。地域の学校にそれだけの価値が見出せません。
まおみ先生にお逢いしたいです。
そして、孫が輝けるような時間を与えてやりたいです。
虹色教室は、次の募集の予定はありませんか?
学ぶ事が楽しいと思う気持ちを与えてやりたいのです。
是非、虹色教室の詳細を料金的なことも含めて知りたいのでが教えて頂けますか?
コメントの返信という形でなくてもいいです。
記事に取り上げて頂かなくても結構です。
本当に余裕があるときにでも、お話聞かせてください。宜しくお願いします。
極端な話をしますが、
日本と言うのは長所を伸ばすより
短所を消すほうに重きを置いてますよね。
まず短所を失くす。
性格上の短所。
能力上の短所。
先にさまざまな短所を失くす事を優先し、
だけど長所を伸ばすのは軽視されてますよね。
自然と発達障害の人間が浮かび上がってくるのも
これが一因だと僕は思ってます。
性格上の短所、能力上の短所を
徹底的に潰す風習さえなければ、
発達障害が原因で困る人はこれほどいませんし。
ただ伸ばすのはないし、
あまり得意げにさせないので、
駆け抜けたいタイプは住みにくい国なんだろうなと。
教室はいっぱいで募集ができない状態ですが、冬休み、春休み、夏休みにいらしてもらう親子レッスンなら少しだけ空きがあります。nijiirokyouiku4@excite.co.jpにメールをいただけますでしょうか。
親子レッスンは個人レッスンで、2時間3000円です。入会金、教材費等はいりません。
(以前コメント欄でおかんさんと同様のお問い合わせをしてくださった方も、メールをくださいね。)
ご期待に添えるかわかりませんが、何か成長のヒントになることが見つかるかもしれません。どうかよろしかったら教室に遊びに来てくださいね。