日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

“新日本人”が車を買わない理由

2008-06-01 23:15:55 | Weblog
先ほど、テレビ東京の「久米宏経済スペシャル “新ニッポン人”現わる!」を観ましたが、こんなアホな番組作るなんて、ホトホト呆れて観ていました。

消費性向の低い20代を新日本人と名付けて特集を組んでいたのですが、彼らは車が欲しくないから買わないんじゃなくて、親が貧乏になって買ってくれなくなったとか、ローンを組んでまで車を買わないとか、元々の所得が低すぎて車が買えないだけでしょうに。

若者に貯蓄する人間が増えてきたのも、国がまともな経済対策を打たないから、防衛手段としてやっているだけでしょう。

僕の世代は、バブル世代後期ですが、20代の人間が見る、消費性向の高いバブル世代の感想というのが「うらやましい、マネしたい、かっこいい」が32%、「あきれる、マネしたくない(痛々しい)、かっこ悪い」が44%

薄々感じてはいましたが、あまり尊敬はされてはいないようです(笑)

バブル世代は堅実というよりアホですから、未だに車に拘ったり、少々高めのお店で飲み食いしてしまう人は、いることはいます。相変わらず消費好きで、貯金が少ないというのも特徴かも知れません。

バブル世代のように、いつかは会社や国がどうにかしてくれるだろうという甘い期待感を持たないところが、長期不況のみを体験した新日本人の賢さなのかも知れません。

しかし、「スカイライン」「セルビア」「セリカ」といった車の名前すら知らない若者がいるのには、少々驚きましたが、僕らの若い頃の方が、車はもっと高かったし、給料も安かったのに、車を所有する人間が多かったのは何故なのか?

一つ目の理由は、親がお金持ちの家は、車を親に買ってもらったこと。二つ目の理由は、車のローンを組んでも毎年1万円以上給料が上がって返済がさほど苦にならなかったこと、又は、現在のように賃金カットや会社倒産の心配が少なかった経済的良好さがあったから。三つ目の理由として、見栄を張らなければ女の子が付き合ってくれなかったことなどでしょう。

現在は、経済の安定していた江戸時代全盛期のように、宵越しの金を全部使い切って、次の日に金が入ってくる時代ではないのですね。

それにしても、偽装お莫迦タレントに皆だまされていたというか何というか、ゆうこりんが株をやっていたとは、驚きでしたよ(笑)

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