ゴミ情報は、有益な情報を駆逐する。

悪貨は良貨を駆逐する。

世の中には、どうでもいい情報ばかりが流れて、肝心な情報は流れてきません。

ある例を話ます。

私が株の売買に熱中していた頃、２ちゃんねるの株式投資でこういう話がありました。身体障害者の投資家が、２ちゃんねるの掲示板でこの株が上がりそうだと書き込みをすると、本当に上がるので話題になっていたのです。しかし、それには裏があって、ＩＲという企業情報をマメにチェックして、人より先に掲示板に流していただけだったのです。それを自分が先に買ってから、書き込みをすることで更に高くなるので売り抜けて生計を立てていました。

それを解析した人が最初は批判していたのですが、障害者の彼が白状して身体障害者が食べていくための手段だったことを告げると、今度は逆に、批判者の方が平謝りしてしまいした。彼は、結果として、障害者の稼ぐ手段を奪ってしまったからです。

このように、情報がバレてしまうと、それで食べている人はご飯が食べられなくなるので、貴重な情報は庶民には流れてこないのです。

だから、放射能が危険だという情報もテレビでは流れてこないのです。

需要が殺到すると、安全な食品が、情報強者だった人も買うことができなくなるからです。

チェルノブイリ原発事故で、事故前の消費しきれないくらいの食材や、ワインが富裕層の地下室で見つかったというのは、有名な話です。