日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

財政出動と、株価の関連性

2009-06-03 06:34:06 | Weblog
今日は、ガラにもなく株の話などしてみたいと思います(笑)

僕は3年に1度のチャンスと見て、今年初めから証券株中心にちょろちょろ買っているのですが、現在の株高は素晴らしいものがありますね。

財政出動と、株価の関連性を見事に考察したのは植草一秀さんの「現代日本経済政策論」でしたが、退職金を倍にするという僕の秘めたる計画は果たして上手くいくのだか?(笑)

以下、それに近いことが書いてあるURLがあったのですが、これから株式投資を始められる方には参考になるかも知れません。

(以下引用)
そうです。先行指標です。そのような現象が現実に観測されるので、株価の変動をもって経済の変動の代理変数として見ると、90年代に株価が大きく値下がりして、その中で危機と呼ばれた局面が4回あります。

1つは92年8月、2番目は93年11月末、それから95年7月と98年10月です。

その4回の局面でどのように対応して流れを変えたかというと、92年の8月は宮沢政権が10.7兆円の景気対策を打ちました。それから、93年11月末のときは、最終的には94年の2月までずれますが、同じ時点から、実は所得税減税の先行実施などが浮上して、これを決めたのは94年の2月で、15兆2500億円の対策を決めています。

それから95年の9月に、村山政権が14兆2200億円の対策を決めて、これに先立って、日銀は7月と9月に金利引き下げを行っています。98年の10月は、金融問題に対応して60兆円の金融支援策を固めて、翌11月には23.9兆円の景気対策を決めた。

つまり、4回とも、ある程度の財政政策を中心にした政策対応が打ち出されました。財政需要によって、需要水準そのものを高めようという施策をとっています。

その後の市場の反応を見ると、4回とも株価が5000円から8000円上昇して、経済活動も一定の改善を見ているわけです。特に暦年の96年は、実質で3.4%の成長を実現した。株価は2万2600円まで上がりました。それから、2000年も日本の経済成長率は2.4%、株価も2万800円まで上昇した。ということで、非常に大きな成果を上げています。

(引用終わり)

文章の終わりに書いてある通り、4回の財政出動の他に、小渕政権の時に15兆円の財政出動で1万4千円まで落ち込んだ株価が2万833円にまで回復しました。

また、小泉政権の時にゼロ金利政策と30兆円枠に拘らない住宅減税などの財政出動、何よりトータル40兆円というキチガイじみたドル買い介入を行ったことで、輸出企業中心に株価を1万8千円まで引き上げたので、6回の財政出動が6回とも株価を大きく上昇させたと考えていいと思われます。この頃は、株の大ブームで200億円の資産を築いたBNF氏などの株長者がたくさん出てきました。昨年あたりから駄目になりましたが、上昇傾向の時はそんな浮いた話も当然出てくるでしょう。

さて、麻生さんの過去最大20兆円の財政出動は、小渕さんの時とやり方が似ていなくもないので、それを3年も続ければ上がるっちゃ、上がるんだと思われます。輸出頼みの日本としては、オバマの財政出動宣言も頼もしいとこどです。

まあ、政府が単年度で財政出動を止めたり、日銀が利上げをするとだいたい頓挫するのですが、以前亀井勝手連でこの文章を提示すると、(マクロ経済で株を買うという)この考え方だと、たぶん連戦連勝も可能だという意見も出てきたくらいでした。

ただし、民主党が勝った場合、一旦は売りに出た方がいいかも知れないのですが(笑)、その場合、株価が下がった後に、民主党の経済政策を見てまた買い直せばいい感じになるかも知れません。

まあ、僕は株シロウトなので、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」(あ~今書いていて八がけという意味なのだと判った^^;)というふうに見て下さい。

株も、底値より2割高く買うことができて、高値より2割安く売ることができれば、まあまあだと思わなければね。

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