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日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

「株式日記と経済展望」より

2012-11-26 06:10:47 | Weblog
TORAさんの11年前の日記だけど、先見性はすごかったなあ。

http://blog.goo.ne.jp/2005tora
◆マハティール首相の警告 2001年7月24日 株式日記

昨日のNHKの「クローズアップ現代」でマハティール首相のインタビューを放送していました。97年のアジア経済危機に対し、ジョージ・ソロス達の投機家達に立ち向かい、撃退に成功した。様々な国際会議でも議論を戦わして一歩も退かない姿勢は日本の政治家には見られません。

マハティールが6月の与党大会に演説し「忘れるな、忘れるな、忘れるな」と繰り返し述べたあと、感極まって涙を流しました。450年に及んだ植民地支配を忘れるなという意味ですが、日本の政治家には日本がアメリカの植民地で良しとする情けない政治家が多すぎるのだ。総理大臣から幹事長などの自民党幹部からそうなのだ。

マハティール首相はグローバル経済は発展途上国を苦しめるだけであり、一番強いところが生き残るシステムであることを指摘している。そして日本に対しても、そのような経済改革を急ぐべきでないと忠告している。小泉首相の「構造改革」のことを暗に指摘している。今すぐ「構造改革」しても生き残るのは一部の国際的大企業だけであり、中小企業は淘汰されてゆくのだ。

小泉首相は「根っからの親米派」と公言している。しかしアメリカはダブルスタンダードの国であり、軍事面で対立しているように見せかけながら中国と日本を敵対させ、その裏で経済面ではますます米中関係を深めている。マハティール首相はその点でも忠告している。

日本はマレーシアなどのアセアン諸国とともに米中関係の狭間にたち一つに纏まるべきだろう。マハティールは次のように言っている。「日本が自らの流儀で築いてきた多くの物事を破壊している。多くの過ちを犯しています。そのため現在の日本は非力な状態に陥った。私たちが日本を手本にしたいと望んでいるのに、逆に日本は西洋の模倣をしようとしています」と忠告している。

日本とASEAN諸国と一体となり強力な力を持つことは、アメリカや中国にとっても許せないことだろう。だからマレーシアを始め、フィリピン、インドネシア、タイなど盛んに政治謀略をしかけて、政界はゆれている。日本もその例外ではないらしい。政界やマスコミにはアメリカや中国の手先がいっぱいいるのだ。

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