日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

定額給付金は一律30万円に!

2009-01-18 22:40:20 | Weblog
先日の太田総理の番組で、「定額給付金は一律30万円に!」というマニフェストが上がって面白かったです。

1億2千万人に30万円給付すると、合計36兆円で、50兆円の真水を希望する我々としてはまだ不満ですが、まあまあです(笑) 

あと気が付いたのは、麻生景気対策の住宅ローン減税を、森永卓郎氏は批判していましたが、5000万円以上の新築住宅に最大600万円の減税を行うというのは、金持ちの貯蓄を引き出すという意味で、実は経済効果があると思われます。

あ、ちょっと脱線しました。

で。佐藤ゆかりの「減税は貯蓄に回るというのが、経済学で証明されている」というコメントに対して、太田総理は経済学を信じないと言っていましたが、経済学といっても、もっと色々あるわけですが、そこら辺はしょうがないかあ。でもやっぱり佐藤ゆかりは、フリードマン信者でした。

思わず注目してしまったのは、里田まいが「国はお金を出さないのに、国民にはお金を使いなさいというのは納得できない」というコメントで、あまりにも鋭かったです。やはりあの娘のお馬鹿は、偽装お馬鹿だ(笑)

森永卓郎さんは、どうしても「30万円の定額給付がだめだというなら、消費税を3年間ゼロにした方が良い」といっていましたが、こちらの方が更に賛成でした。(コンピューター・シミュレーションで一番景気浮揚効果があらわれるのは、公共投資なんですけどね)

政府が減税ではなく、定額給付にした理由は「税金を払ってない人もいるから全員に配れるようにした」という話しでしたが、消費税なら、払っていない人はいないわけです。

まあ、高額所得者の所得税を減税して、消費税に転嫁していくのが、財務省の何十年来の夢だったわけですから、それだけは認めたくないでしょうが。

消費税のなかった20年くらい前と比較して、所得税の減少額と、消費税で集めた金額は、ほぼ同じですからね。

番組の最後にこのマニフェストは否決されましたが、視聴者投票では、なななんと、80%の人が賛成でした!

2兆円の定額給付金は反対の人が多勢なわけですが、結局、金額の問題なのですね。

景気効果が何兆円で現れるかくらい、国民は分かっているのですわ。