雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺の才能なし俳句「萩の花」

2016-10-27 | 日記
   ◇吾はらから 絶えて墓石に 萩の影

   ◇晴天に 人影まばら 萩の寺

   ◇満開も わりと寂しき 萩の花

 秋の七草のひとつ、萩の花を詠んでみた。本当は、出かけて行きたいのだが、高齢でそれもままならぬ。今日も他人様のブログに不法侵入して、覗き見てきた。今秋、前科100犯近い。

  秋の七草 ◆萩 尾花、 桔梗 撫子、 女郎花、 葛 藤袴、 これぞ七草◆

 萩はマメ科の灌木。尾花とはススキのこと。「幽霊の 正体見たり 枯れ尾花」の尾花である。桔梗は、最近野生の桔梗は見たことがないのだが、竜胆とともに改良されたものが花屋さんに年中出回っている。
 撫子も日本古来の可憐なナデシコは少なくなって、華やかな西洋ナデシコが花屋さんの店先を陣取っている。


 萩の寺とは、大阪の有名な東光院ではなく、神戸は須磨区にある「明光寺」のことで、高取山の山裾にあり、我が家の墓があった。若い時に兄弟が出し合って建てたのだが、当時は見晴らしがよくて満足していたのだが、歳を取ってくると参れなくなった。墓なんてものは、歳を取った時のことを考えて購入しないといけないなぁと、改葬するとともに後悔もしきり。