雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺のエッセイ「短篇集も、よろしく」

2015-02-09 | 短編小説
 Romancer(ロマンサー)に、短篇集を作成しました。スマホサイズで編集してありますので、こちらも宜しくお願いいたします。

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 次回の三太と亥之吉は、最終回です。あれから十年の年月が流れました。亥之吉は自分の商才を試す為に上方から江戸へ出てきて、福島屋銀座店を起して成功しました。二年もすれば上方へ戻るつもりが、十二年も江戸に居続けて、子供も長男辰吉を頭に、二人の弟と二人の妹が生まれています。

 亥之吉旦那は、三太と真吉が立派な商人に育つまでと江戸で頑張って来ましたが、上方の福島屋の大旦那(義父)が病に倒れ、孫達に会いたがっていますので、一家は思いきって三太と共に上方へ戻る決心をしましたが…