雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

おかまかっ!

2011-09-26 | 日記

何日か前、テレビのトークバラエティー番組で面白いテーマのトークしていた。洋式トイレで、男は立って小便をするか、座ってするかと言うもの。これは何年か前にも、どこかの「掲示板」でも論戦していたので、妻と興味深く見ていた。私は「座る」派である。それを妻に明かすと、妻は「おかまかっ!」と突っ込みを入れてきた。「お前なぁ、トイレを掃除するのは誰だと思っている」と、やり返した。公衆トイレの大きな便器なら兎も角、家庭用の小さな便器では小便が横に飛び散って、自分のことながら臭くて汚くて掃除に困る。そのことを妻に説明したら、とりあえず妻は納得した。

 私は、手の甲に長い毛がある。妻のクリームを借りて、シコシコ剃っていたら、やはり「おかまかっ!」の突っ込み。これは、我が家の台所はIHコンロではないので、火の上に瞬間にでも手がかかると、チリチリと毛が焦げ、臭いにおいが立ち込める。このにおい、子供のころに嗅いだ火葬場の黒い煙の臭いだ。今は完全に処理をしていて、においが飛散することはないが、当時は臭いにおいををまき散らしていた。このにおいを思い出して毛の処理をしているのであって、手を美しく見せるためではない。だれがこんな爺のしわしわの手を見たりするものか。

 「あのなぁ、儂がおかまか、おかまでないか、お前が一番よくしっているだろ」


老後整理

2011-09-26 | 日記

 要は、「死仕度」であるが、こんな言葉を使うと若い人に不快感を与えるようで、世間で使われている「老前整理」を自分用にアレンジした「老後整理」とした。妻の突然死で、社会保険庁、銀行、郵便局、警察、区役所、税務署と随分動きまわったが、もうすぐ4回目の月命日が来ると言うのに、まだ片付いていないことだらけ。そこで、こんな苦労を少しでも子供たちにさせまいと、私の余生は「老後整理」に費やそうと考えた。ガラクタ整理、書類の整理、不要な物を捨てることからボチボチ初めているが、結構大変なことだ。始めるなら妻が元気な頃から始めるべきだったと、後悔しながら…