ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

新作執筆日記 第35話 原稿墓場

2010-04-03 23:35:56 | 制作日記
今回の執筆作品のテーマ。
「大真面目に馬鹿をやる」
の布石を着々と打っています。

その中のひとつが、鬼のような
「引き」で次回に続く
という構成です。

ガキの頃は、面白い漫画は
次週が楽しみで楽しみで仕方が
ありませんでしたが、その興奮を
再び!というのが狙いです。

かの「ドラ○もん」の有名なエピソードに
「ライオン仮面」というものがありました。

漫画中漫画作品でフニャコフニャ夫作の「ライオン仮面」
という作品が登場。

少女を助け出したライオン仮面が
くらやみ団に追い詰められ
少女ともども怪光線の餌食となる。
そして「次週につづく」

「これはどう考えても、助かりませんよ!」
「次はいったい、どうなるんだろう?待ち遠しいなぁ」

続きをどうしても知りたいノビ太とドラえもんは
作者のフニャコフニャ夫に尋ねるも、
当のフニャコフニャ夫先生も
締め切り前の勢いで、何も考えずに書き、
続きを全く考えていない。
「困った、困った!」


それでは、ということで
ノビ太とドラえもんは次週にタイムスリップ。


その続きの内容とは・・・

舞台はうって変わって。

ライオン仮面の弟、オシシ仮面は
くらやみ団に捕らえられた兄を救出すべく
単身、敵のアジトに乗り込む

だが兄と同様捕らえられてしまう。

天井から吊り下げられ、火あぶりの刑に処せられるオシシ仮面。

「グエーッ」と断末魔の絶叫を上げて、オシシ仮面は火につつまれる。

「つづく」

また強烈な引き

またその翌週は

イトコのオカメ仮面が出てきて・・・・

それを聞いたフニャコ先生は
心労のあまり倒れ、
ドラえもんは代筆としてその未来の漫画を丸写しすることに。

最後
「このライオン仮面の作者って、結局誰になるんだろう」と
ドラえもんが呟く、見事なタイムパラドクスのオチ。


感慨を受けたのは
作者も想像を絶するような「引き」が
漫画には肝要ということ。

これは作品を描く上での座右の銘にしております


あと、オシシ仮面のインパクト。
その珍妙な容姿と、「グエーッ」という絶叫。
強烈なインパクトが残りました。

と、感じたのは私だけでなく、
世の中の感性豊かな御仁は同じ感慨を受け
こんなものまで作ってしまったかたも
いるようです。

https://www.medicomtoy.co.jp/s15/oshishi/app.php

というわけで、

宇宙戦士バルディオスoriginal マリン暗殺計画・前編
は、もし予定枚数描ければ、地獄の引きで終わる予定です。

続きはライオン仮面のフニャコ先生みたく
考えていません(嘘)。


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