ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

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サンテレビ系未公開カラテ映画うろおぼえレビュー(その6)「怒れドラゴン」

2012-09-15 00:45:08 | 映画

 さて、C級馬鹿映画を極めると

その先にはオタ映画とクロスするという好例を

今日はご紹介。

 

実は70年前半にサンTVで放映された未公開カラテ映画は

記憶の限りでは6本だったので

C級未公開カラテ映画地獄は今日で(やっと)最終夜となります!

   

TVタイトル「怒れドラゴン」

原題「廣東好漢」

英語題"Hero of Kwantung" 

CAST 聞江龍(マン・ゴンロン)

1974年製作

  

新聞誌上の表記は「怒れドラゴン/広東好漢」だった記憶がある。

 

渋い髭のイケメン俳優マン・ゴンロンが旅をしていると

無頼漢が襲いかかってくる。

 

得意のカラテで倒し「誰に頼まれた?」と詰問すると

「マンの兄貴!」と答えるゴロツキ。

 

冒頭のこのやり取りだけで、この後の大体の粗筋が想像できますが

まあ、その通りにシンプルにお話が進みます。

 

予想通り、最後は主人公の仇でもあったマンの兄貴との対決です。

 

ただ主役に華があって、技も切れるのですこぶる面白かった記憶があります。

変なお話の枝葉がなく、主役の魅力を見せるのに徹した佳作です。

 

結構ヒットしたらしく、主題歌がYouTubeにUPされています。

 

 

このマン・ゴンロンという俳優は、まったく聞いたことがなかったのですが

地元台湾では結構名の通ったカンフー役者らしく、

他には台湾版パチ仮面ライダーこと『閃電騎士』で、

主演の本郷猛(中国名:鴻伯強)役を演じています。

 

 

この『閃電騎士』は、アクションシーン、劇伴はそのままに

ドラマシーンだけを台湾俳優で撮り直したという超いかがわしい作品。

一部を見るだけで楽しくなってしまうので困ったものではあります。

ライダーならぬ閃電騎士の掛け声が、「とうっ、とうっ!」ではなく

カンフー映画風に「ハイッ!ハイッ!ハーイッ!」なのが面白いです。

 

さてさて今まで誰も纏めなかった、サンTV系放映

未公開カラテ映画の世界、ようやく終わりです。

お付き合いのいほど、感謝です。



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