空しいというか悔しいというか、ちょっとしたことで積み上げてきたものが帳消しに。
自慢じゃないけど失敗談の連続のこのブログ、すべては自分の至らなさの所以なので弁解の余地もない。ニャン歴25年の自負心は、ニャーとみうという2匹のノラを迎えてから見事にへし折られました。初心に帰って一から出直す、の繰り返しです。

自分(オジン)のベットで休むニャー
慣れてきた? ニャーとみう。
真冬の寒さとなってわが家でもコタツを出しました。さっそく中でくつろぐニャー。そのときみうを入れてもくつろいだままです。ニャーの前記事(10/4)で書いたように、2匹は少しづつ親交を深めているように見えました。
ただ、ニャーの眼付け行動が増えたような。つま先だって大きく見せて、顔を左右に傾げながら鼻と鼻がつくほど近くまで詰め寄ります。そのときの目付きが何とも怖い。みうは伏せ状態になってミーミー怯え声を出しながら、それでも逃げません。そして、そのうちニャーは離れます。もともとニャーは平和主義者だし、強弱を確認するだけで手は出さない。そう思っていました。

コタツの中で、たまにみうをお邪魔させてました
ニャー、突然本気モードでみうを襲う。
それは夫婦でテレビを見ているときだった。テレビの下にいたみうにニャーが眼付けを始めたのです。もう見慣れた光景で・・と、ニャーがついに手を出した。たまらず逃げたみうを追うニャー、直ぐに廊下で捕まえて襲いかかった。仰向けにされたみうに何度も噛み付くニャーに、大声を出しながらやっと追いついた自分がシッポを引っ張ると、少しひるんだ隙にみうは逃げようとしたが、ニャーは自分を振り払ってまたみうに襲いかかり、今度はおしりの辺りに噛み付いた。そのとき、みうの額から流血が。
自分は慌てて飛び出したときに廊下で膝を打ってしまい、鈍痛があったけど、みうの流血を見て自制心を失ってしまったのです。ニャーをおもいきり叩いて、みうから引き剥がしました。2階に逃げるニャー、鈍痛を抑えて追う自分。空き部屋の出窓に追い詰めて頭を3回、背中とお腹を3回、大声で叱りながら叩きました。ニャーははじめ怯えた目でうるうる見ていたが、観念したのかしまいには向かってくる目つきに。そこで自分が気を取り直し、ニャーをその部屋に閉じ込めました。
みうはキッチンの隅で怯えていた。自分を見ると一目散に逃げ回る。出血部分の消毒だけでもと追い回して抱き上げたところ、狂ったように暴れたみうに顔と胸をやられた。その後もみうは捕まらず、結局いつもの2階ベット下に逃げ込んだまま出て来なかった。
その夜は一晩2匹とも閉じ込めました。ニャーは水もトイレもなしで。自分は顔も胸も血だらけで無残な姿に。しかしそれより何より、この2匹はこの先どうなるのかとその不安の方が大きかった。
翌朝、みうはベット下から出ていて、自分の部屋では比較的落ち着いていたのでとりあえず消毒を。ニャーは、扉を少し開けるとするっと出てリビングに。そして自分が近づくと怯えて逃げる。30分ほどして少し慣れても、やはり近づくと伏せの態勢になって、耳も伏せてするすると逃げる。そのひどい怯え方にとうとう妻が呆れる始末・・。 その日は妻が非番、自分は朝から夜まで店でした。

みうの部屋に行くときはニャーは階段で待機
(勃発時の写真は例によってありません)
一般に、お仕置きはニャンコが理解できないのでご法度とされている。おイタと同時に怒ったとしても、おイタしたことは忘れて怒られた(=いじめられた)ことだけがトラウマとして残るようです。わかってはいてもやってしまった。みうから引き剥がすのは当然としても、ではどうすればよかったのか。
そもそも、眼付けはニャンコの喧嘩の前兆であり一部なんだと、どの情報にも書いてある。我々保護者はあまりにも無頓着すぎたのだ。ニャーにダメだとはっきり伝えるべきだったのに、逆に容認してしまった。後悔先に立たずで、こうなってからでは既に遅しだ。
妻は学生時代に一人暮らしを始めるまで、農村の実家で多数のニャンコと暮らしてきた自分以上のニャン歴の持ち主です。なので強くは言わないが一家言持っている。その妻に言わせると、ニャーの行動は今や狩りの練習なんかじゃなくて単なるヤキモチだと。つまり自分の世話を熱心にしてくれて、自分が最も信頼する保護者との関係を脅かすものは許さない、ということらしい。
かつてのハナ、テツ、くもの3匹は場所も保護者も分け合っていた。でも外の荒波を経験するとニャンコは主張が強くなるのだろうか。平和主義者だったニャーにして然り。そう言えば、シャッポが急にニャーを襲い始めたのも同じ理由だったのかもしれない。でも、だったらどうする。保護者の悩みは尽きません。

当面、みうがリビングにいるときは再びリード付に
さて、ニャーですが、夜になって家に帰ると、外に繋がれていたニャーが「入りたい」といつものように寄って来た。家に入ると、少しよそよそしいがいつもと変わらない。そして、こっちの食事中に横でそわそわしていると思ったら急に膝に乗ってきました。でも10秒くらいで飛び出ていった。やがてまた横でそわそわしだして、膝の上に乗ってきたと思ったら出て行った。今度は20秒くらいか。そんなことを少しづつ長くしながら4回繰り返して、5回目には膝の上で態勢を整えて、爆睡に入りました。
なるほど。こっちと同じように、ニャーもどう関係を修復したものか推し量っていたんだな。ホントに可愛いヤツだと愛おしさもひとしおです。
今では、ニャーとの関係はすっかり元に戻りました。でも、問題はみうの方にあった。
みうの話は、続きにて。

車のボンネットから通りを見渡すニャー
自慢じゃないけど失敗談の連続のこのブログ、すべては自分の至らなさの所以なので弁解の余地もない。ニャン歴25年の自負心は、ニャーとみうという2匹のノラを迎えてから見事にへし折られました。初心に帰って一から出直す、の繰り返しです。

自分(オジン)のベットで休むニャー
慣れてきた? ニャーとみう。
真冬の寒さとなってわが家でもコタツを出しました。さっそく中でくつろぐニャー。そのときみうを入れてもくつろいだままです。ニャーの前記事(10/4)で書いたように、2匹は少しづつ親交を深めているように見えました。
ただ、ニャーの眼付け行動が増えたような。つま先だって大きく見せて、顔を左右に傾げながら鼻と鼻がつくほど近くまで詰め寄ります。そのときの目付きが何とも怖い。みうは伏せ状態になってミーミー怯え声を出しながら、それでも逃げません。そして、そのうちニャーは離れます。もともとニャーは平和主義者だし、強弱を確認するだけで手は出さない。そう思っていました。

コタツの中で、たまにみうをお邪魔させてました
ニャー、突然本気モードでみうを襲う。
それは夫婦でテレビを見ているときだった。テレビの下にいたみうにニャーが眼付けを始めたのです。もう見慣れた光景で・・と、ニャーがついに手を出した。たまらず逃げたみうを追うニャー、直ぐに廊下で捕まえて襲いかかった。仰向けにされたみうに何度も噛み付くニャーに、大声を出しながらやっと追いついた自分がシッポを引っ張ると、少しひるんだ隙にみうは逃げようとしたが、ニャーは自分を振り払ってまたみうに襲いかかり、今度はおしりの辺りに噛み付いた。そのとき、みうの額から流血が。
自分は慌てて飛び出したときに廊下で膝を打ってしまい、鈍痛があったけど、みうの流血を見て自制心を失ってしまったのです。ニャーをおもいきり叩いて、みうから引き剥がしました。2階に逃げるニャー、鈍痛を抑えて追う自分。空き部屋の出窓に追い詰めて頭を3回、背中とお腹を3回、大声で叱りながら叩きました。ニャーははじめ怯えた目でうるうる見ていたが、観念したのかしまいには向かってくる目つきに。そこで自分が気を取り直し、ニャーをその部屋に閉じ込めました。
みうはキッチンの隅で怯えていた。自分を見ると一目散に逃げ回る。出血部分の消毒だけでもと追い回して抱き上げたところ、狂ったように暴れたみうに顔と胸をやられた。その後もみうは捕まらず、結局いつもの2階ベット下に逃げ込んだまま出て来なかった。
その夜は一晩2匹とも閉じ込めました。ニャーは水もトイレもなしで。自分は顔も胸も血だらけで無残な姿に。しかしそれより何より、この2匹はこの先どうなるのかとその不安の方が大きかった。
翌朝、みうはベット下から出ていて、自分の部屋では比較的落ち着いていたのでとりあえず消毒を。ニャーは、扉を少し開けるとするっと出てリビングに。そして自分が近づくと怯えて逃げる。30分ほどして少し慣れても、やはり近づくと伏せの態勢になって、耳も伏せてするすると逃げる。そのひどい怯え方にとうとう妻が呆れる始末・・。 その日は妻が非番、自分は朝から夜まで店でした。

みうの部屋に行くときはニャーは階段で待機
(勃発時の写真は例によってありません)
一般に、お仕置きはニャンコが理解できないのでご法度とされている。おイタと同時に怒ったとしても、おイタしたことは忘れて怒られた(=いじめられた)ことだけがトラウマとして残るようです。わかってはいてもやってしまった。みうから引き剥がすのは当然としても、ではどうすればよかったのか。
そもそも、眼付けはニャンコの喧嘩の前兆であり一部なんだと、どの情報にも書いてある。我々保護者はあまりにも無頓着すぎたのだ。ニャーにダメだとはっきり伝えるべきだったのに、逆に容認してしまった。後悔先に立たずで、こうなってからでは既に遅しだ。
妻は学生時代に一人暮らしを始めるまで、農村の実家で多数のニャンコと暮らしてきた自分以上のニャン歴の持ち主です。なので強くは言わないが一家言持っている。その妻に言わせると、ニャーの行動は今や狩りの練習なんかじゃなくて単なるヤキモチだと。つまり自分の世話を熱心にしてくれて、自分が最も信頼する保護者との関係を脅かすものは許さない、ということらしい。
かつてのハナ、テツ、くもの3匹は場所も保護者も分け合っていた。でも外の荒波を経験するとニャンコは主張が強くなるのだろうか。平和主義者だったニャーにして然り。そう言えば、シャッポが急にニャーを襲い始めたのも同じ理由だったのかもしれない。でも、だったらどうする。保護者の悩みは尽きません。

当面、みうがリビングにいるときは再びリード付に
さて、ニャーですが、夜になって家に帰ると、外に繋がれていたニャーが「入りたい」といつものように寄って来た。家に入ると、少しよそよそしいがいつもと変わらない。そして、こっちの食事中に横でそわそわしていると思ったら急に膝に乗ってきました。でも10秒くらいで飛び出ていった。やがてまた横でそわそわしだして、膝の上に乗ってきたと思ったら出て行った。今度は20秒くらいか。そんなことを少しづつ長くしながら4回繰り返して、5回目には膝の上で態勢を整えて、爆睡に入りました。
なるほど。こっちと同じように、ニャーもどう関係を修復したものか推し量っていたんだな。ホントに可愛いヤツだと愛おしさもひとしおです。
今では、ニャーとの関係はすっかり元に戻りました。でも、問題はみうの方にあった。
みうの話は、続きにて。

車のボンネットから通りを見渡すニャー