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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

大勃発、そして振り出しに

2017年10月18日 | ニャー
空しいというか悔しいというか、ちょっとしたことで積み上げてきたものが帳消しに。
自慢じゃないけど失敗談の連続のこのブログ、すべては自分の至らなさの所以なので弁解の余地もない。ニャン歴25年の自負心は、ニャーとみうという2匹のノラを迎えてから見事にへし折られました。初心に帰って一から出直す、の繰り返しです。

              
             自分(オジン)のベットで休むニャー

慣れてきた? ニャーとみう。
真冬の寒さとなってわが家でもコタツを出しました。さっそく中でくつろぐニャー。そのときみうを入れてもくつろいだままです。ニャーの前記事(10/4)で書いたように、2匹は少しづつ親交を深めているように見えました。

ただ、ニャーの眼付け行動が増えたような。つま先だって大きく見せて、顔を左右に傾げながら鼻と鼻がつくほど近くまで詰め寄ります。そのときの目付きが何とも怖い。みうは伏せ状態になってミーミー怯え声を出しながら、それでも逃げません。そして、そのうちニャーは離れます。もともとニャーは平和主義者だし、強弱を確認するだけで手は出さない。そう思っていました。

              
          コタツの中で、たまにみうをお邪魔させてました

ニャー、突然本気モードでみうを襲う。
それは夫婦でテレビを見ているときだった。テレビの下にいたみうにニャーが眼付けを始めたのです。もう見慣れた光景で・・と、ニャーがついに手を出した。たまらず逃げたみうを追うニャー、直ぐに廊下で捕まえて襲いかかった。仰向けにされたみうに何度も噛み付くニャーに、大声を出しながらやっと追いついた自分がシッポを引っ張ると、少しひるんだ隙にみうは逃げようとしたが、ニャーは自分を振り払ってまたみうに襲いかかり、今度はおしりの辺りに噛み付いた。そのとき、みうの額から流血が。

自分は慌てて飛び出したときに廊下で膝を打ってしまい、鈍痛があったけど、みうの流血を見て自制心を失ってしまったのです。ニャーをおもいきり叩いて、みうから引き剥がしました。2階に逃げるニャー、鈍痛を抑えて追う自分。空き部屋の出窓に追い詰めて頭を3回、背中とお腹を3回、大声で叱りながら叩きました。ニャーははじめ怯えた目でうるうる見ていたが、観念したのかしまいには向かってくる目つきに。そこで自分が気を取り直し、ニャーをその部屋に閉じ込めました。

みうはキッチンの隅で怯えていた。自分を見ると一目散に逃げ回る。出血部分の消毒だけでもと追い回して抱き上げたところ、狂ったように暴れたみうに顔と胸をやられた。その後もみうは捕まらず、結局いつもの2階ベット下に逃げ込んだまま出て来なかった。

その夜は一晩2匹とも閉じ込めました。ニャーは水もトイレもなしで。自分は顔も胸も血だらけで無残な姿に。しかしそれより何より、この2匹はこの先どうなるのかとその不安の方が大きかった。

翌朝、みうはベット下から出ていて、自分の部屋では比較的落ち着いていたのでとりあえず消毒を。ニャーは、扉を少し開けるとするっと出てリビングに。そして自分が近づくと怯えて逃げる。30分ほどして少し慣れても、やはり近づくと伏せの態勢になって、耳も伏せてするすると逃げる。そのひどい怯え方にとうとう妻が呆れる始末・・。 その日は妻が非番、自分は朝から夜まで店でした。

              
          みうの部屋に行くときはニャーは階段で待機
           (勃発時の写真は例によってありません)

一般に、お仕置きはニャンコが理解できないのでご法度とされている。おイタと同時に怒ったとしても、おイタしたことは忘れて怒られた(=いじめられた)ことだけがトラウマとして残るようです。わかってはいてもやってしまった。みうから引き剥がすのは当然としても、ではどうすればよかったのか。

そもそも、眼付けはニャンコの喧嘩の前兆であり一部なんだと、どの情報にも書いてある。我々保護者はあまりにも無頓着すぎたのだ。ニャーにダメだとはっきり伝えるべきだったのに、逆に容認してしまった。後悔先に立たずで、こうなってからでは既に遅しだ。

妻は学生時代に一人暮らしを始めるまで、農村の実家で多数のニャンコと暮らしてきた自分以上のニャン歴の持ち主です。なので強くは言わないが一家言持っている。その妻に言わせると、ニャーの行動は今や狩りの練習なんかじゃなくて単なるヤキモチだと。つまり自分の世話を熱心にしてくれて、自分が最も信頼する保護者との関係を脅かすものは許さない、ということらしい。

かつてのハナ、テツ、くもの3匹は場所も保護者も分け合っていた。でも外の荒波を経験するとニャンコは主張が強くなるのだろうか。平和主義者だったニャーにして然り。そう言えば、シャッポが急にニャーを襲い始めたのも同じ理由だったのかもしれない。でも、だったらどうする。保護者の悩みは尽きません。

              
         当面、みうがリビングにいるときは再びリード付に

さて、ニャーですが、夜になって家に帰ると、外に繋がれていたニャーが「入りたい」といつものように寄って来た。家に入ると、少しよそよそしいがいつもと変わらない。そして、こっちの食事中に横でそわそわしていると思ったら急に膝に乗ってきました。でも10秒くらいで飛び出ていった。やがてまた横でそわそわしだして、膝の上に乗ってきたと思ったら出て行った。今度は20秒くらいか。そんなことを少しづつ長くしながら4回繰り返して、5回目には膝の上で態勢を整えて、爆睡に入りました。

なるほど。こっちと同じように、ニャーもどう関係を修復したものか推し量っていたんだな。ホントに可愛いヤツだと愛おしさもひとしおです。

今では、ニャーとの関係はすっかり元に戻りました。でも、問題はみうの方にあった。
みうの話は、続きにて。

              
            車のボンネットから通りを見渡すニャー


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ダイフク応援団

2017年10月16日 | ダイフク
今年は9月に「秋雨前線」という言葉を随分聞きました。その秋雨前線がまた戻ってきて、とんでもない寒さと長雨をもたらしています。

近年の天候は温暖化というより異常気象だ。降雨が局在化して、豪雨や干ばつの被害があとを絶たない。豪雨の被災報道に接すると胸が痛みます。人間ばかりじゃない。幼い子供を育てるノラのお母さんは、20cmも浸水すれば死活問題だ。被災した方々と同じようにノラたちを心配するのは、果たして不謹慎なのだろうか。

久々にダイフクの登場です。
また怪我をしました。自分が知る限り最も大きな怪我です。この師走でお付き合いを始めて2周年になるダイフク。いろいろあったけど今年はとっても安定した付き合いです。ご飯のときはそーっと近づいて触れるスタッフもでてきました。コンやミケにもやさしかったダイフク、スタッフの間でも評価が急上昇です。

              
           最近は穏やかになったと、店では専らの評判だ

そのダイフクが大怪我との一報を受けたのは先週のこと。ご飯を食べに来たダイフクが左目辺りに怪我をしていて、顔の左半分が体液に覆われちゃってよく見えない、歩き方もおかしいとの知らせでした。でも3杯食べたので元気はありそうと。自分はその日は早番、翌日は非番だった。

翌朝になって、ダイフクが店の中で休んでいるとの連絡が。園芸用土の棚の先に資材置き場があって、寒冷紗やブルーシートが置いてあるその中で休んでいたらしい。でも知らなかったスタッフが近づき過ぎたので何処かに逃げて消えた。その日は猫用の抗生物質を届けて、夕方食べに来たダイフクに与えてもらいました。そのときは体液は止まっていたが左目はまだ開かないようだと。

                 
        目を覆っていた体液はなくなったけど・・(SYさん撮影)

その翌朝、店に行くと資材置き場のシートにまたダイフクが。しかし写真を撮ろうと構えたら逃げてしまった。折角ダイフクがこの店を養生の場にと選んでくれたのに、悪いことをした。その日はダイフク、その後は来ませんでした。置き餌に抗生物質を混ぜておいたのに、その夜に限って手付かずだった。というのも、その日の午後からとんでもない長雨に見舞われているのです。

年末の低温と結構強い冷雨が、未だに続いています。天気予報でも「異常」の言葉が聞かれるようになりました。ダイフクは、何処かでじっと耐えているのか、それともこの長雨で動けないのか、姿を見せません。

ダイフクの怪我、自分が見た感じではニャンコ同士の喧嘩ではないようだ。明らかに猫の爪痕ではなく、棒で打たれたか何かを投げつけられたように思います。確証はないので何とも言えないが、これがノラの悲哀なんだな。人間に頼って生きるノラたちの最大の危険は、人間によってもたらされてくるのです。


頑張れ、ダイフク。
負けるな、ダイフク。
君には、店のみんなやこのオジンがついている。


              
       顔に似合わない甲高い声でフワーンと、よく鳴くようになった
                 (怪我をする前に撮影)

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子育てテンちゃん

2017年10月13日 | (故)テン
よもや、こんなタイトルで書く日が来るとは。
思えば今年の正月、店のスタッフと出会ってなければテンちゃんはあと数日も生きてはいなかったろう。人間と同じ社会で暮らし、人間と心が通じ合えるのに荒んだ生涯を強いられるノラたち。人間に翻弄され被害者だったはずが邪魔者扱いされて、餓死か事故死か、捕まればガス室での悶絶死が待っている。我々人間は、いまだにナチスのようなことをしているのかと心が痛みます。

さて、紙一重で救われたテンちゃんは、とても穏やかなニャンコになりました。ちび太にもやさしく接しています。自身の境遇をそれなりに把握したのか、落ち着いてあまり鳴かなくなった。これまで一方通行で要求を訴えていたのが、保護者の目や表情を観るようになって、鳴き方や目線で店のスタッフとコミュニケーションを試みるようにもなりました。

              
               トシ相応に落ち着いてきた?

ヤンチャだったテンちゃんのこの落ち着きは、スタッフとの信頼関係が醸成したからだと思います。スタッフたちの愛情を感じ、少々のことがあっても自分を邪険にするはずがないという安心感が、テンちゃんの中に芽生えたのではないだろうか。

テンちゃんは最近、昼間はあまり動かなくなりました。日陰の移動とともにちょくちょく場所を変えてもらって、休みながら周りで飛び跳ねるちび太を見守っています。

              
             お客さんの間で評判になったこの光景

北風が吹く日は園芸用土のコーナーで日向ぼっこ。ニャーやシャッポも、寒くなるとここでよく過ごしました。それを知っているお客さんは、テンちゃんを起こさないようにそっと商品を選ぶ一幕も。 もうひとつ、ちび太はまだ高いところには登れないので、纏わりつくチビ太から解放されたいときもこの場所です。

            
                
         用土コーナーにて、北風や雨の日は絶好の休憩所

夕方になると見回りを始めるテンちゃん。自分(オジン)を中心に手の空いたスタッフが同行しますが、やはり気になるのはダイフクやミケの通り道。ときどき唸りながら念入りにチェックします。でも、以前のように我を忘れるほど気が立つことはなくなりました。

ダイフクたちの通り道が店の裏口から外へと続くので、やはりそこから出たがるテンちゃん。リードを張れば諦めますが、わかっていても何度も何度も行きたがる。自分のテリトリーはここまでだと、急に言われても納得できるわけがない。これだけは、テンちゃんのために心を鬼にするしかなさそうだ。

              
          見回りの途中、何故か1度だけスプレーします

「テンちゃん、繋がれちゃってかわいそう」
ポツッと呟いたK君の言葉にギクっとしました。裏口から出れないテンちゃんとは対照的に、自由なちび太が駐車場の車の下へと裏口から出て行きます。恨めしそうに見守るテンちゃん。そして何とかちび太の飛び出しを防止したい保護者の悩みを尻目に、ちび太は無邪気に遊んでいます。

ニャンコの幸せとは何だろう。もしテンちゃんが「安心・安全」の価値を理解できたら、それを最優先に思うだろうか。それとも、それより大事なものがあると言うのだろうか。かつて「ノラの矜持」をはじめいろいろ書いてきた保護者は、いまだに同じ悩みを続けているようです。

              
         先日はリードをつけたまま物置の屋根にいました

              
    辺りを見回しながら、自由だったノラの時代を懐かしんでいるようでした


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ちび太とテンちゃん・続々報

2017年10月11日 | ちび太
昨日と今日の朝はケージの中も乱れがなく、ちび太も徐々に慣れてきたようです。いやあ、子ニャンの変化は早い早い。テンちゃんの存在も助けになっているようで、人がいなくなって照明を落とせば(事務所の外は終夜照明)落ち着いてくるのかもしれません。

              
       今朝のちび太、人が来て上の毛布をとると急に騒ぎ出した

特筆すべきは、テンちゃんがちび太にやさしくなりました。あの番張りテンちゃんにもこんな一面があるんだなあ。今やちび太が近づくと、時折舐めてあげたりしています。流血さえなければエイズも移らないだろうと、おおらかに見守ることにしました。ニャーがチビの後追いについには受け入れたように、ニャンコって諦めがいいのだろうか。

今日のちび太とテンちゃんの風景をどうぞ。お客さんから「親子?」って何度も聞かれます。昨日は、ドーベルマンを連れたお客さんが気付かずに近づいたので焦ったけど・・。

              

              

              

              

でも日暮れ時以降、テンちゃんが見回りモードに入ったときはダメです。このときはテンちゃんの神経が逆立っていて、ちび太が周りでウロチョロすると一瞬外猫かと反応してしまうようです。で、気付けば「何だ、お前か」って感じで邪魔だとばかりに「シャーッ!」
それでもちび太、まったく動じないところが面白い。

今日はちび太を病院に連れて行きました。
同じSCのペットショップのお姉さんが時々お花を買いに来て、ついでにテンちゃんたちを観てくれます。それで風邪をひいているようだしノミもいるようだと。それに下痢も気になっていた。

先生の診たては3ヶ月弱、体重800グラムでした。早い子はもうこの頃に(主にお母さんの都合で)独り立ちするそうです。やっぱり子ニャンは大変なんだな。 ノミ処理と抗菌服用薬をもらってきました。明日はテンちゃんにフロントラインです。

              
             診察後待合室では箱の中でおとなしく
   病院では「かわいい」の連発、直ぐに保護者が決まるよとお墨付きも

それにしても子ニャンの進歩って、目を見張るほどすごい。日に日に変わる姿にはもう感動もんです。今ではスタッフにも懐いたので、テンちゃんの負担も軽くなりました。ケージに入れられたりいろいろ怖い思いをしても、あっという間に忘れて次の冒険に向かっています。

ひとつだけ、どうしても気になるのは昼間はフリーでいること。リードはまだ無理だし、テンちゃんも人もいない事務所では不安で鳴きまくります。こればかりは、今のところ不幸が起こらないように祈るばかりなのですが、何かいい方法はないものだろうか。

              
   病院から帰った後、気疲れしたのかテンちゃんの寝床から出て来なかった


※後日訂正あり:「3ヶ月弱」を「3才弱」と間違えていました。
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頑張れ保護者 (えっ、ニャンコじゃないの?)

2017年10月09日 | ちび太
ちび太の続投です。
本人(猫)は相変わらずですが、テンちゃんのイライラを通り越して保護者(自分)の方が先にダウンしそうです。子ニャンの面倒を見るのってこんなに大変だったっけ!

              
               おイタは子ニャンの専売特許

前回は先週の金曜日までの出来事でした。今回の話をする前に少し遡ります。テンちゃんが夜の見回りに精を出して、店から出てSCの裏手は奥の方まで行くようになったので、先週の中頃(ちび太が現れた頃)から店の外への散歩を中止したのです。まあ、しばらくは外に行きたがっても、テンちゃんもそのうち慣れるだろうと。

で、以前にも増して頻繁に店内の散歩をしていたわけですが、まだまだやっぱり店の外に行きたがる。そして、チビ太が現れてテンちゃんのストーカーに。テンちゃんが店の裏門で止められても、ちび太は出て行く。土曜日は店の外でひとりになったちび太が散歩中のワンコに驚いて遠くに行ってしまい、戻れなくなった。1時間近い追跡の末にようやく事なきを得ました。

そう、テンちゃんがお泊りする夜間、ちび太をひとりで外に置くのは如何なもんか。
思い出すのは1年前のチビの事故、そしていなくなってしまったシャッポやモドキ。それで意を決し、家からケージを持ってきてテンちゃんの部屋でお泊りさせることにしたのです。ケージなしでも大丈夫かなとは思ったけど、テンちゃんがイライラしていたので一応念のために。

              
             どこでもおねむも、やっぱり専売特許

ところがところが、ケージに入れられたちび太は狂ったように大暴れ。
「えっ、何これ」 実はニャンコがケージの中で暴れるなんて思ってもいませんでした。そもそも、わが家ではくもが足を骨折したとき以外ケージなんて使ったことがない。しかし「生き物にサンキュー」の保護ニャンハウスだって、荒くれノラがケージの中ではおとなしいし、大方のマニュアル本でも、初めてのニャンコはケージの中だと落ち着くので逃げ込み場としても使える、などと書いてあります。

しかしちび太は、1回目は10分でベッド(毛布)とトイレ砂とレトルトと飲み水がぐしゃぐしゃに。2回目も砂と新しい毛布がぐしゃぐしゃに。3回目は固定した湯飲みと毛布だけでちび太を入れ、トイレとレトルトを後からいれました。もちろんケージは毛布で覆い、前の下の方から外が少し見えるようにしてテンちゃんを視覚認識できるように。3回目にして、チビ太は少し落ち着きました。というより疲れて眠った。

掃除だ何だでそれまでの所要時間は1時間半。その間チビ太は、事務所のテンちゃんの寝床で寝たりしていた。で、次はテンちゃんの番。事務所に入れると早速ケージの周りをウロウロ。中からはちび太の声が聞こえます。テンちゃんは何とも落ち着かない様子。いつもならもう慣れているので、人の存在を無視して好きなことをしているテンちゃん。その日は何か懇願するような目でこっちの後を追ってきた。そしてドアの内側から背伸びして、あのキュートな瞳で何かを訴え続けるテンちゃんを後にして、帰路につきました。

              
             暖かさが戻って防寒寝床は遊び道具に

翌朝はもっと大変なことに。
お腹を壊したのか、ケージの中は大量の下痢便とともにぐしゃぐしゃに。そして事務所全体に凄まじい臭いが。それを掃除するのにまた1時間以上かかりました。テンちゃんとちび太は人の心配をよそに前日と変わらない様子。と言うよりテンちゃんが慣れたというか諦めたと言うか、少し近づいたような感じだった。

昨日の夜は、こっちもいろいろ学習したので(ちび太はやっぱり暴れたけど)時間は大幅に短縮しました。でも今朝はやっぱり下痢便まみれ。まあ、ちび太はトイレを覚えてないので仕方もないか。本人(猫)もそれこそ糞まみれだったけど、外に出ればいつもと変わらず。テンちゃんもさらに慣れてきたようです。

              
              とにかくテンちゃんの傍にいます

ざっとこんな感じですが、保護3日目にしてこっちの体力が限界に近いかも。子ニャンとケージについては、「子猫、ケージ、暴れる」で検索するといろいろ出てきた。でも自分の場合は既に遅しでした。今朝は休みだった妻に助けてもらいましたが、この先自分も妻も、ちび太のために毎日出てくるわけにもいかないだろう。

それでもちび太は、昼間はフリーの状態です。テンちゃんの後追いとは言っても何処かに迷い出てしまう可能性もあるし、何と言っても最大の問題は人間のお子さんとワンコです。シーズンになってお客様も増え、それにともなってお子様やワンコもよく見かけるようになりました。まあ、撫でたくて近寄る善意のお子さんはいいのですが、捕まえようと追い回す子もいるし、親も何も言わない。子供に追い回されて何処かに行ってしまう可能性だってあるのです。

              
      少し離れていればテンちゃんが怒らないこともわかってきた?

一方のテンちゃん、リード生活にも慣れて安住の地を見つけたはずがこんなことに。ああ、自分は本当にこの子たちを幸せにしているのだろうかと悩みは尽きない。そして老体の体力との闘い。休むとなればスタッフの誰かに負担をかけなければならない。今は全員が善意の協力者だけど、これから年末にかけてお店はぐんぐん忙しくなっていきます。

それでも、"年寄りの道楽"なんて言われないように、務めは最後まで果たさなければなりません。幸いなことは、ちび太は今や自分のストーカーにもなりつつあるしスタッフにも馴れてきたので、その点ではぐっと楽になりました。幼ニャンの変化は早いもんです。

首輪とリードの装着が可能になるまであと4ヶ月くらいでしょうか。それまで体力と気力との勝負です。

                  こんなPOPを貼り出しました
         
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