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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

原因は歯抜けだった

2024年03月22日 | (故)シロキ(白黄)
1/25の記事でシロキの激痩せについて書きました。
その記事では、急変ではなく半年かけて痩せたのだから大丈夫と書いている。
いかに能天気だったか、そんな悠長なことを言ってる場合ではなかったのです。
シロキはその後もどんどん食が細くなって、サクラのようにありとあらゆるものを試して少しでも口にするものを探し続けた。
幸いシーバだと何とか食べる。しかし何回にも分けて1日小袋1袋程度。(20g)
介護中のサクラよりもずっと少ない量だ。

リン(左)とはすっかり仲良くなったシロキです

そうこうしているうちの今月初めのこと、シロキが口から大量の血糊を吐いた。
口の中を見ると、下の前歯(噛み切り歯)から血が出ていてその前歯が1本もない。
それどころか血を拭き取ってみると、上の犬歯2本だけで他歯は1本もなかったのです。
これには驚いた。シロキの口の中をしみじみと見たのは初めてだった?
歯は全部揃っているものだと思い込んでいた。
いや、以前には確かにあった。いつ抜けたのだろう。
実は思い当たることがあるのです。

上犬歯しかなかったシロキの歯

2階の洗面所に用意した猫の飲み水用の桶。
いつ頃からか覚えてないが去年の秋頃からだろうか、水の減る量が多くなった。
同時に桶周辺とシンクに、わずかな血滴が落ちていることがあった。
毎日ではないけど結構な頻度で。
その時は2階で小競り合いを繰り返しているちび太とケンのものだと思っていた。
2匹に傷跡もないのでたいそうなことではないだろうと。
今年になって、シロキがそこで水を飲む常連になっていたことがわかったのです。
そうか、シロキの血だったのだ。少しづつ歯が抜けていたのではないか。
それがシロキの食欲が落ちた原因だったとすれば、すべての合点がいくのでした。

今も時折出血するけど口の中からではない

歯がぽろぽろ抜けることでの口の痛み。歯がなくなってうまく食べられない。
大変なトラブルに見舞われて、食がどんどん細っていった。
当時は次々と保護していた時期で、中の猫(先住猫)たちの変化にまで気が回らなかった。
今月初めシロキの体重は2.6kg。1年前と比べると半減していた。
そこま気づかなかった自分は果たしていい保護者なのかと、自責の念に駆られたのでした。

とりあえず抗生物質、止血剤、消炎鎮痛剤(メタカム)を与え、様子を見ることに。
歯茎からの出血はすぐに止まったが、上犬歯が当たる部分の皮膚が破けて出血する。
歯がなくなった分口の閉まりが深くなって、犬歯が皮膚に突き刺さる感じだった。
今の口の状態にシロキがどのように慣れていくのか、さらに歯のない状態で食べられるもの、現時点でのシロキの嗜好探し、これ以上体重を落とせないという断崖絶壁の淵で、試行錯誤は続きます。

 
シロキがいつ血を落とすかわからないのでソファの上はトイレシートで
大変な甘えん坊になったとってもいい子のシロキです

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ブサイク・デブ・ニブ 返上します

2024年01月25日 | (故)シロキ(白黄)
シロキのことです。
正確に言うとデブは返上、オニブは訂正、ブサイクは変更かな。
これまでさんざん書いて来たシロキの形容詞、去年あたりから変わってきました。
シロキの努力もありますが、自分(オジン)の見立てが変わった。
いじめっ子のお詫びと反省じゃないけど、今回は主観を排除して書いてみます。

ちょっと見は子猫のようなシロキです

まず体重につて。先日の計測でシロキは3kgでした。1年前は5.2kgだったので大幅な減少です。急な減少なら病気を疑うところだけど、シロキの変化は昨夏の終わり頃から。まず食べ物の嗜好が変わり、質より量だったのがそこそこのグルメに。ウェットは缶詰からレトルトに変わり、カリカリは殆ど食べなくなった。廃品回収業(他猫の残り物をたいらげる)も廃業した。今の体重はその結果です。それでも、シロキはもともとが小柄な体格なので痩せ過ぎという感じはしない。最近はまたカリカリを食べ始めたので、これ以上体重が落ちないように気を付けます。

おニブについては、もともと表現に問題があったと反省しております。猫なので運動神経が鈍いなんてことはまずあり得ない。感性が劣っている? いやいやそんな猫もあり得ない。要するに猫本来の能力を使う必要がないのです。無頓着でもなければ鷹揚とも違う。昨年よく使った"泰然自若"は猫を擬人化した表現です。まあ、単純に家猫の平和ぼけと言ってしまえばそれまでだけど、だとすればそれって最高にいいことだ。

リンとは相変わらずの仲良し (オジンの膝上で培った仲です)

ブサイクという表現はまさに主観そのものでした。「くりくりした目ではない」のは事実だけど。シロキの場合、ひとつ言えることは顔がきれいになった。食い意地が張って口の周りが食べかすで汚れていて、それを手で拭くからいつも顔どころか身体全体が汚れていた。それが食べ方がおしとやかになって、口の周りも顔も身体もきれいになってきた。それだけでイメージが一変。人も猫も、身だしなみが大事ということですね。

シロキはますます人懐こくなって手間もかからない。一緒に暮らす相棒としては理想に近い猫だけど、それは一緒に暮らしてさらに年月を経て初めて実感することのようです。噛めば噛むほど味が出る? 人見知りの強い猫にはそんな子が多いようで。


冬になるとやたら膝の上に乗ってくる

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シロキの遅い春

2023年11月08日 | (故)シロキ(白黄)
泰然自若か、単なるおニブか。
決して物事に動じないわけじゃなく、すぐに気を取り直すことができるのです。
本当は繊細な気質なのに、傍からはどう見てもそう見えない。
これぞまさに猫の鑑? 平和主義者が厳しい世の中を生きる術。

リビングのど真ん中でダレ寝するシロキ

遠慮して隅にいるのかと思いきや、そんなこと関係ないとばかりに猫たちの中心にいる。
おやつを出せば、いの一番に飛んでくるけど決してがっついたりはしない。
慌てず騒がず、他猫の後ろでじっと待つ。
かと思えば意思表示は結構強く、何かとピーピーうるさい。
まさに老練猫の古味たるや。

やや、リンにくっつかれて緊張するシロキ

寒くなって、最近はリンとおじん膝上の奪い合い。
ともに譲らず、時として2匹ですみ分ける。(おいおい)
で、2匹の仲が急接近。
思い出すのは家裏の外時代。サクラに振られ続けたシロキでした。
ようやく、わが世の春を迎えたか。

やややッ、リンがシロキに寄り添ってる

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久々のシロキくん

2023年05月23日 | (故)シロキ(白黄)
特に手間も心配もかけないので
ついつい記事にするのを忘れちゃいます
でも、それが優等生猫の証

お椀に顔突っ込んで食事中

最近は甘えん坊ぶりに拍車がかかって
やたら保護者の上に乗ってきます
でも、何故か乗って来るのはオジンだけ

”トド” ぶりも相変わらず

オジン部屋にも再び顔を出すようになりました
チキンの居場所を奪ったり
ちび太と一緒にベッドで寝たり

チキン専用だったオジンの椅子を奪った

こだわりがないのでどこにでもいます
それでも誰も気にしない
とにかく心配させない子

ちなみに、隠れるのは大変下手です

シロキの弱点と言えば・・
先日4年ぶりに愚息が帰省しまして
猫たちがパニックに
最後まで姿を見せなかったのが
シロキでした


怖かったはずのニャー(右)ともいつの間にか・・

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譲渡会で映えない子

2023年01月28日 | (故)シロキ(白黄)
ペット販売が非難される理由のひとつに、「命を選別するな」と。
売れ残った子たちの将来を考えれば、それがどんなにむごいことか自明の理だ。
でも、・・・でものでも、譲渡会だってある意味同じなんだよなあ。
人気のある子、人気のない子、どうしても差が出ちゃうよね。

ここで何故かシロキの登場
ニャー(手前)が場所取りにきても逃げなくなりました

選ぶ理由の一番が「飼いやすさ」だから、気難しい子はどうしても敬遠される。
でも、どんなに人懐こくて甘えん坊でも人前に出れば緊張して唸っちゃう子、
付き合えば付き合うほど味が出てくる子だってたくさんいるのです。
見栄えの悪い子や障害を持った子を引き受けてくれる人はさほど多くない。
何とかいい縁談を、と願うボラさんにとっては厳しい現実です。

シロキとリン(下)

シロキは見栄えが悪いしトシだしりんご猫だし、
おまけに人前では緊張するから初対面の印象は最悪だろう。
でも一緒に暮らしていると、こんなに手間要らずで人懐こい子はいません。
おおらかというか鷹揚なので喧嘩もしないし、多頭暮らしにも向いている。
食べ物の選り好みがないのも本当に助かる。

でも、譲渡会に出してもまず選ばれないんだろうなあ。

あれだけ怖かったニャーとも平気で一緒に寝ちゃいます

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