14年間、カメラの修理をしておりました。元々メカ好きで、高校1年の時、前の席に座っていた某N君の影響で写真部に入りました。写真も好きですがやはりカメラに興味持ったんですね。そこでカメラ修理の仕事がしたいと思い、工業系の専門学校に進んで、行きつけのカメラ屋さんと契約していた修理屋さんを紹介してもらって、就職しました。
ただ、自分の好きなのは古いカメラ。でも会社はどちらかというとメーカーの外注仕事がメインなので、なかなか古いカメラを覚える機会が無かったのが非常に残念ですね。独学で多少はやりましたけど、古いカメラが得意な修理屋さんほどのノウハウは持てなかった。出来る機種も非常に限られていたし。
この仕事を辞めなければならなくなった原因のひとつとして、デジタルカメラの普及が大きいです。何しろ設備投資が莫大にかかるのです。新製品が出るとその都度新しい工具や測定器が必要になったりするため、なかなか元が取れません。首都圏であれば別かもしれませんが、北海道だと非常に厳しい。それでも生き残りをかけるならばデジタルをやるわけですが、販売価格がだんだん下がってきて、メーカーはコスト削減のため、修理についても全国から1箇所に集めて直す方向に移行しつつあります。
修理品の数が少なければ収益がさがる。会社の存続も危うくなる。かといって本州に進出する気は私にはない。そう考えると転職するならもう最後の機会ではないかと思いました。本当は工業製品の修理とかする仕事が出来ればよいのですが、メーカーの社員にでもならない限り、非常に厳しい。特に北海道となると・・・。
もちろん就職活動も年齢が年齢ですし、今までの技術を生かせる仕事というのはなかなか難しい。それでも何とか、雇ってくれる会社を見つけることが出来ました。ただし、ドライバーやはんだごてを握るような仕事ではありません。新しい仕事に関しては今のところ公にする予定はないですけど、コンピュータがらみの仕事です。技術者とは言えなくもないですが、全く違う分野なので勉強することが山ほどあります。果たしてどれだけ自分は出来るかと不安ではありますね。
ちなみに写真は会社のwebサイト作成の企画を提出するのに作ったサンプルに使用した写真。退社が決まった後、webサイト制作が決定したのですが、結局完成して立ち上げてもメンテナンスできる人がいなくなるのでは無意味、という結論が最近出まして、プロジェクトは中止に。せっかく作ったのになぁ・・・。
話は変わって、処分することにしたMP5A3を解体しました。故障箇所は自分の予想通りの部分が破損しておりました。まあ適当に材料探せば直せそうではあったのですけどね。他にもエア・コッキング・ライフル(?)ありますからね。中の錘は外して別のライフルに入れてやりました。
それにしても、ついに明日で最後だなぁ。(しみじみ)
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