不定期日記ーねこ窓出張所(Ver.2)

SPACE CRUISER YAMATO

 タイトル見て「そうだよね」と思った方は同志です。(笑)


(画像はサウンドトラックのジャケットです。)

 というわけで見に行って参りましたよ、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』。朝一の始まる1時間前に到着。ちょっと早すぎたかなぁ、と思ったけれど、まあ正解でした。

 昨年の『宇宙戦艦ヤマト 復活編』では、外まで行列が出来るほどの人気でしたが(本当はヤマトが人気ではなくて、同時期に封切りになった作品が重なっていたのですが)、今回はカウンターが若干行列できていた程度。2分程度待っただけで券が買えました。

 今回は時間に余裕あったのでしっかりお手洗いへ行きまして、席は上下左右の中央付近を確保。上の方はぼちぼち埋まっていましたが、思ったほど混んでいませんでした。先日『アイルトン・セナ』を見たとき、シートと自分が合わなくてとても腰が痛かったので、今回はその辺りも踏まえ、携帯用クッション持参です。

 しかしながら始まる直前にはかなりの人が入りまして、満席に近かったのではないでしょうか。上映が終わって上映室を出てみると入り口前に行列が出来ておりました。み、みんなそんなに、本当に、ヤマトに乗りたいのか??

 観客は私より年上の、リアルタイムにオリジナルを見ていた世代(もちろん私も途中からはリアルタイムで見ていましたが)から、小学生まで男女問わずおりまして、ヤマトファンだけではなく、キムタクファン?小中学生って、スマップのファンは多いのでしょうかねぇ。私らよりちょっと下の世代までという気がしていたのですが、どうなのでしょうか。

 それではここからは個人的批評を述べたいと思いますので、まだ見ていない人はご注意を。


 物語全体としては悪くはないと思います。あくまでもこれが1つの作品としてみた場合ですが。
 良く2時間30分程度の時間に物語をまとめたな、とは思います。内容としては『初代』と『さらば』、そして『完結編』が混じったような内容です。

 ただ、やはり木村拓哉氏は古代進を演じていない。あくまでも木村拓哉でしかない。私が最後まで映画館に足を運ぶことを躊躇していた理由はここにあるわけです。言わば予想通りの出来といえます。

 黒木メイサ氏の森雪役も正直ミスキャストだと思っていました。本来の森雪とはキャラクタが違いすぎる。『戦う女性』に設定を変更されてしまった事に私はヤマトの物語性を壊したと思っていました。
 しかし、実際に見てみるとこのような設定の配役としては非常に合っていたと感じます。逆にオリジナルの森雪のイメージに合う美しく可憐な女優さんをあげろといわれると、ぱっと思い浮かばない。そう考えれば、うまくいった気もします。

 あまりにも森雪がおいしいところを持っていきすぎたので、加藤と山本両エースの存在がいまいち。結局死ぬためにいたようなものです。

 柳葉敏郎氏の真田志郎。演技はいつものぎばちゃんと変わらない気もしますが、がんばって青野武風の声出してます。良いですねぇ。いっそのこと眉毛も剃ってみては?(怖いか?!)入院された青野氏の代わりに是非、『復活編パート2』の声を出来るように鍛錬してください。(パート2出来るのかねぇ・・・。)

 佐渡酒蔵と相原義一が女性に変更されたことに、初めかなり抵抗がありました。一升瓶抱えている女性の佐渡先生はねぇ・・・。名前どうするんだろう酒子か??
 相原は藤堂長官の孫娘といい仲になって出世街道まっしぐらなんだから、女性にしたらダメなんだ!
 とまぁ、思っていたんですよ。でも高島礼子氏の佐渡先生も悪くはなかった。女性起用という設定変更が頭からあって、あのストーリーならば差し支えはないでしょうか。
 相原はねぇ・・・。

萌えですねぇ・・・。(をいをい・・・。)

 良いですよ。マイコちゃん。ok ok!!


 話おかしくなりましたが、気にせず続けましょう。南部康雄役の矢柴俊博氏はちょっとイメージ違うかなぁ・・・。

 島大介役の緒形直人はまあ良いでしょう。でも弟の次郎が息子になっていました・・・。しかも話せない子の設定になっていた。だめだよ、『復活編』で真田さんの下で働くのですから。

 沖田艦長の山崎努氏はいいですねぇ。でもどうも、『早くしろーいボス』とか言いそうで・・・。(笑)しかし「何もかも皆懐かしい・・・」は、やっぱり言ってくれましたね。

 徳川機関長の西田敏行氏もシリアス場面はかなり良かったと思います。でも木村拓哉(古代進とは言わないぞ、私は)が牢に入っているときの話し方はもう一踏ん張りほしかったです。

 さて、デスラーどうよ、デスラー。声は伊武雅刀氏が担当してくれたのは非常に良かったのですが、ガミラス人の設定がねぇ・・・。肌の色以外は地球人とほぼ変わらない、という設定がヤマトの物語の上で重要な要素でもあるのですがねぇ。是非とも伊武氏が顔青くメイクしてもらって、登場してほしかったです。

 ガミラス艦隊も、なんかエイリアンぽくてダメですね。デストロイヤー形駆逐艦を再現してよ。三段空母とか戦闘空母とかさ。せっかくドメル将軍のように、第三艦橋にくっついて自爆したり、波動砲の砲門塞ぐとかまでやってるのになぁ・・・。

 古代守役の堤真一氏も一瞬でお役ご免だしなぁ。イスカンダル(と地球人が勝手に付けた名前)で再会・・・は、今回のストーリー上無理だもんなぁ・・・。

 斎藤始が出ているのが驚きでですが、真田さんと一緒にガミラスの心臓部破壊(要は白色彗星中枢部破壊の作戦が元だね)のためには必要な人材だったのね。池内博之氏自体は悪くはない。スリムでちょっとかっこよすぎだけど。

 藤堂長官の橋爪功氏・・・。もう少し貫禄がほしいけど、誰か他に適任者いるかな??

 ブラックタイガーのデザインは結構好きですが、コスモゼロはちょっといまいち。そしてコスモゼロの方が古い設定になっているのはまあ良いとして、なぜ、古い機体にステレス機能が付いていて新しいはずのブラックタイガーには搭載されていないのでしょうか??物資不足だから??旧日本軍みたいやなぁ・・・。

 アナライザーの声、緒方賢一氏が出していて感激。
デザインは、あれはあれで良いのかなぁ。スターウォーズみたいにコスモゼロに載っかっているし・・・。最後はちょっとかわいそうだったな。

 第一艦橋、狭いなぁ・・・。オリジナルのような空間がほしい。とはいえ、本物の戦艦大和はそんなに広いわけはないから、その点では正しいのでしょうね。『パネルスクリーンに切り替えろ』と言ってみんなで見上げるシーンがほしいよ。

 登場人物などについてはこんな感じ。内容についてはやはりヤマトと言えば、テーマは『愛』なのですよ。見ていて『愛』が足りないなぁ。(私も愛が足りない・・・。誰かくれ。)古代と雪の『宇宙一のバカップル』ぷりが全然足りないよ。見ていて恥ずかしいくらいでなければ許しません。(をい)

 あと、主題歌がダメ。いさお氏でお願いします。そういえば、最後のキャストで、ささきいさお氏の名前が出ていましたが、どの声出していたんでしょうか??全然気がつかなかった・・・。最後キムタク自爆で終わる内容だから、ジュリーの『ヤマトより愛をこめて』ばりの曲が合うよね。

 緑を取り戻した地球で雪に子供が!!え~~。ワープに入る前にキムタクと雪のキスシーンから押し倒すところがあったのですが、ホールインワンですか?!ワープするときはしっかりベルトで体固定しないとダメでしょうが!!そーんなこと出来るんかいな?!
 あと、ワープ中での雪の服スケスケはありませんでした・・・。これ重要でしょ!!(そうか?)

 とまあ、どうしようもない、個人的解説でしたが、いかがだったでしょうか?(何が??)この映画を見てヤマトに興味を持った方、是非オリジナルの全作品を見ることをおすすめします。やっぱり、全部見ないとヤマトの良さは解りません。せめて劇場用作品(テレビスペシャルも含む)5つは見てほしいです。気が向いたら『復活編』もね。

 他にも見たい映画はあるんですけどね。『SP』のテレビシリーズは見ていたから気になるし、『武士の家計簿』も面白そう。あ、ジョン・レノンを題材にした映画は終わっちゃったのかな??

 いやぁ、早く年賀状終わらせて巡洋艦作りたいぞ~。でもとりあえず寝ます・・・。疲れた・・・。

コメント一覧

neko
http://www005.upp.so-net.ne.jp/neko-jarashi/
>しろさん

残念でしたか。復活編はブルーレイで買ったのですが、途中までしか見ていません。
あれは興行いまいちだったのは解らないわけではありませんね。でも未完で終わらせないでほしいな。
シロ
今更ながら、復活編を見た。
とても残念な気持ちになった・・・。
neko
http://www005.upp.so-net.ne.jp/neko-jarashi/
>サバカレーさん
キムタクはどうでも良いけど、見てみてくださいまし。
その後はぜひオリジナルを見尽くしてくださいね。
個人的には『ヤマト3』が好き。
サバカレー
ヤマトですか。私はリアルタイムで見ていない世代ですが、見に行ってこようかな・・・。
キムタクのファンではありませんでど。
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