こんちゅう探偵団

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オオミスジ

2023年09月28日 |  ●タテハチョウ科


オオミスジ Neptis aiwina (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] スモモ・ウメ・アンズなど
[時 期] 7月~8月
※ 開張は約62㎜~68㎜前後のタテハチョウ科イチモンジチョウ亜科に属する蝶の仲間。

北海道・本州に分布しており、平地~山地に生息し産地は局地的で個体数はやや少ない。
成虫は日中に雑木林などの明るく開けた空間を滑空する姿が見る事が出来ます。
食草から農家や農地周辺の果樹で発生している事が多く、付近にそうした環境が見られる所で見られる機会が多い。
ミスジチョウ類の中では最も大きい蝶で、前翅中央にある白帯は途切れず途中で凹凸が見られるのが特徴。
年1回発生し、幼虫で越冬する。
越冬幼虫はスモモやウメなどのゴツゴツした樹皮の表面でじっとして冬を越す。
その頃の幼虫の体長も5㎜前後と大変小さく、見つけるのは至難の業と言えるでしょう。

北海道で見られるイチモンジチョウ亜科は以下の7種
🔳 ミスジチョウ・・・カエデ類・オガラバナなど
🔳 オオミスジ・・・スモモ・ウメ・アンズなど
🔳 フタスジチョウ・・・ホザキシモツケ・エゾシモツケ・ユキヤナギ・コデマリなど
🔳 コミスジ・・・エゾヤマハギ・ナンテンハギ・ハリエンジュ・イヌエンジュなど
🔳 イチモンジチョウ・・・タニウツギ・エゾヒョウタンボク・スイカズラ・キンギンボク・クロミノウグイスカズラなど
🔳 アサマイチモンジ・・・スイカズラ科など
🔳 オオイチモンジ・・・ドロノキ・ヤマナラシなど






北海道のオオミスジ


 
スモモの木で見られたオオミスジの幼虫と蛹


[オオミスジの幼虫]

 
 


[オオミスジの蛹]

 


[飼育で羽化したオオミスジの成虫]

 


[近似種の比較写真]

 
左:オオミスジ・・・赤丸部分では白帯の上面に凹凸が見られる
右:コミスジ・・・赤丸部分の白帯が途切れる

 
左:ミスジチョウ・・・赤丸部分の白帯はなめらかな1本線となる
右:フタスジチョウ・・・赤丸部分の白帯は細かく途切れる


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