こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

銀杏(ギンナン)

2023年10月31日 | 雑談日記


本日は今が旬の銀杏の記事です。
毎年の事ながら、やり方を忘れてしまうので手順を自分用に掲載するのと共に
我流ではありますが、だんちょうの銀杏作業を掲載しておこうと思います。
まずは準備です。
1:小さいバケツ(大きいと洗う時に大変なので)
2:安めのビニール手袋と輪ゴム(ビニテを履いたら輪ゴムで手首をとめます、ビニテが作業中下がってくるのを防止)
3:とってきた銀杏
4:銀杏の皮を捨てるビニール袋



銀杏の皮をビニテの手で剝きながら種をバケツへ、皮をビニール袋へ



全部終わったら種の入ったバケツにお湯を入れてグルグルと手で回して洗います



お湯を捨てます、その際に皮の残りカスなども一緒に捨てて綺麗になるまで3回くらい洗います。



この作業ではもう素手でやってます、あとで洗えば匂いもしません。





種が綺麗になったらザルにあけ、水を切ります。
匂いはこうなると気にならず、使ったバケツやザルも最後に洗えば匂いもありません。
数日乾燥させたら、出来上がります。



水が切れたら新聞紙を厚めに引いてその上に銀杏を並べて乾燥させます。



翌日にはネットに入れて乾かします。
乾かすには5日~7日くらいでOKです。



1週間後、封筒に銀杏を数個入れてレンジでチン!
パンパン音が鳴ったら、取り出して殻を割って食べます。
早く食べたいです、酒のおつまみにちょっとだけ食べています。



1週間もすれば実はこんな感じ、塩を付けて食べます。

綺麗なピッカピカの銀杏の実が出来ました 
美味しそうですね


 個人的な注意事項 

1:銀杏の実は翡翠の様なツルツルの美しい色をしています、古くなると黄色くなって美味しくありません。
出来る限り新鮮なうちに食べしょう、食べきれないのは冷蔵庫に入れておいた方がいいかも知れません。
正月過ぎまで残しておいて食べたらあまり美味しくなかったです。

2:食べすぎに注意、特にお子様に食べさせる場合は注意してください。

3:できるだけ大きな実のものを拾ってきましょう、小さいと作業の割りに
なんだかなぁ・・・って感じですし、食べ応えはやはり大きければ大きい程美味しいです。



最後にこないだ、久々に月刊むしを買ってみました、読むのが楽しみです


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タテスジヒメジンガサハムシ

2023年10月30日 |  ●ハムシ科


タテスジヒメジンガサハムシ Cassida circumdata (沖縄県)

[分 布] 本州以南
[食 樹] サツマイモ・ハマヒルガオなど
[時 期] 3月~11月
※ 体長は約4.2㎜~5.6㎜前後のハムシ科カメノコハムシ亜科に属する甲虫。

本州以南に分布し、平地~山地まで広く見られ個体数は少ない。
成虫は日中にサツマイモやハマヒルガオなどの葉の上で見られる。
上翅中央にある金緑色の色彩の中に黒いU字模様が見られる美しいカメノコハムシ。
国内では1990年代頃確認されて、2018年には大阪府でも生息が確認されている。
成虫・幼虫ともにサツマイモ・ハマヒルガオなどの葉を丸く齧り食害する。
※ アサガオへの食害も確認されています。



2012年6月 沖縄県 タテスジヒメジンガサハムシ


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スキバジンガサハムシ

2023年10月29日 |  ●ハムシ科


スキバジンガサハムシ Aspidimorpha transparipennis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ヒルガオなど
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約6.2㎜~7.2㎜前後のハムシ科カメノコハムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く見られ個体数は少ない。
成虫は日中にヒルガオなどの葉の上で見られる。
上翅は黄褐色で光沢があるが若干色彩の変異が見られる。
ジンガサハムシよりは一回り小さく、小判型で面長の形をしている。
小楯板の後方側の隆起が弱くなだらかとなるが、ジンガサハムシはその隆起が大きく強い。
※ 近似種のジンガサハムシは大型(体長:7.2~8.2㎜)で小楯板の後ろの隆起は強い。



2018年7月 北海道 スキバジンガサハムシ




2018年7月 北海道 南部で見られたスキバジンガサハムシ(右)
※ 左の個体はジンガサハムシ


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ジンガサハムシ

2023年10月28日 |  ●ハムシ科


ジンガサハムシ Aspidimorpha indica (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ヒルガオなど
[時 期] 4月~9月
※ 体長は約7.2㎜~8.2㎜前後のハムシ科カメノコハムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く見られ個体数は多い。
成虫は日中にヒルガオなどの葉の上で見られる。
体背面の隆起は弱く平滑。
小楯板後端にかけての隆起はやや強い、跗節の爪は内側にくし歯状の構造を装う。
体腹面・脚は赤褐色、上翅の隆起部は時に黒色となる。
和名の「ジンガサ」は上翅の茶色部の模様が陣笠に似ていることから名付けられたと思われる。
※ 近似種のスキバジンガサハムシは小型(体長:6.2~7.2㎜)で小楯板の後ろの隆起はなだらかに翅端に隆起する。



2010年6月 北海道 山地の市内の森で見つけたジンガサハムシ



2010年9月 北海道 市内のミズナラの葉で見られたジンガサハムシ



2011年9月 北海道 コブシの葉で見られたジンガサハムシ



2013年6月 北海道 イタドリの葉上で休んでいたジンガサハムシ



2018年5月 北海道 葉の上で見つけたジンガサハムシ





2018年7月 北海道 南部で見られたジンガサハムシ(左)
※ 右の個体はスキバジンガサハムシ



2022年6月 北海道 市内のヒルガオで見つけたジンガサハムシ、日が当たるとたくさんの本種が出現した



2022年7月 北海道 ヒルガオの葉で見つけたジンガサハムシ


[ジンガサハムシの見られた環境]

 


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ネギオオアラメハムシ

2023年10月27日 |  ●ハムシ科


ネギオオアラメハムシ Galeruca extensa (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] タチギボウシ・ネギ・ニラ・ニンニク・ノビル・ギョウジャニンニクなど
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約11㎜~12.2㎜前後でハムシ科ヒゲナガハムシ亜科に属する。

北海道・本州に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ局地的で個体数は少ない
成虫は日中にホストとなる葉上などで見られる。
体は暗い茶色で、上翅の隆起は強く明瞭。
頭部・胸部は上翅より暗色となる。
近似種のアザミオオハムシに似るが本種の方が体がやや大きく前胸背板の側縁は角ばらず
全体としてまるく、前縁角は突出しない。
ネギの害虫としてしられ時に大発生する事もある。
幼虫は黒色で、全体にトゲ状の突起が見られ、灰褐色の毛がまばらに生える。



シュロソウで採集したネギオオアラメハムシ



ネギオオアラメハムシの標本


[近似種との比較写真]


左:ズグロアラメハムシ・・・(ホスト:ヤナギ・ドロノキ・ミズバショウなど、体に光沢があり頭部が黒い)
中:アザミオオハムシ・・・(ホスト:アザミ・フキなど)
右:ネギオオアラメハムシ・・・(ホスト:タチギボウシ・ネギ・ニラ・ニンニクなど、3種の中で一番黒っぽい)


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フジハムシ

2023年10月26日 |  ●ハムシ科


フジハムシ  Gonioctena rubripennis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] フジ・ニセアカシアなど
[時 期] 4月~7月
※ 体長は約4.5㎜~6㎜前後のハムシ科ハムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は多い。
成虫は日中にホストとなる葉上などで見られる。
上翅は光沢のある赤色で縦状の点列が見られる、頭部・胸部・腹部・脚は黒色。
触角は黒色だが基部から4節程度が褐色となっている。
通常は上翅は赤色だが、一部黒色または全体的に黒色となる個体などが見られる。







北海道で見られるフジハムシ



フジハムシの卵





フジハムシの幼虫


[フジハムシが見られた環境]

 



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ハギツツハムシ

2023年10月25日 |  ●ハムシ科


ハギツツハムシ  Pachybrachis eruditus (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ハギ・ヤナギ類など
[時 期] 6月~7月
※ 体長は約3.8㎜~4.0㎜前後のハムシ科ツツハムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は普通。
成虫は日中にホストとなる葉上などで見られる。
色彩の変異が多く、黒色~黄褐色のものまで様々なタイプが見られる。
前胸背板の基部は明瞭に縁取られ後角は後方へ突出せず、上翅基部と密接に接しない。
触角は細く長い(体長とほぼ等長)、脚は黄褐色。



2011年7月 北海道 割と黒化タイプのハギツツハムシ



2018年6月 北海道 黄色が強いタイプのハギツツハムシ



2019年7月 北海道 スタンダードなタイプのハギツツハムシ




北海道で見られるハギツツハムシ


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セスジツツハムシ

2023年10月24日 |  ●ハムシ科


セスジツツハムシ  Cryptocephalus parvulus (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ハンノキ・ナラ・シデ類・ポプラ・ハギなど
[時 期] 5月~9月
※ 体長は約3.5㎜~4.8㎜前後のハムシ科ツツハムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は多い。
成虫は日中にホストとなる葉上などで見られる。
金属光沢のある上翅は青藍色に輝き、点刻は強く、列状となる。
前胸背板の点刻は上翅よりやや弱く密に装う。
頭部前半部は黄褐色。
※ 近似種にニセセスジツツハムシがいる(体長:2.6-3.4㎜、分布:北海道・本州、頭部前半部は赤褐色~黄褐色)



イタドリの葉の上で見られたセスジツツハムシ



セスジツツハムシが見られたイタドリ


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クロルリハムシ

2023年10月23日 |  ●ハムシ科


クロルリハムシ  Chrysolina yezoensis (北海道)

[分 布] 北海道・本州・四国
[食 樹] オトギリソウなど
[時 期] 7月~8月
※ 体長は約5㎜~8㎜前後のハムシ科ハムシ亜科に属する甲虫。

北海道・本州・四国に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ局地的で個体数は少ない。
成虫は日中に日のあたる乾燥した環境に生えるホストの草上などで見られる。
体は光沢のある黒藍色で、前胸背板は鮫肌状、前方部を除き粗大点刻を密に覆う。
上翅の点刻は不規則な2列1組となり、その間室は鮫肌状で小点刻を装う。
後胸腹板基節間突起の前縁は明瞭に縁取られる。
北海道REDでは希少種に指定されています。




北海道で見られたクロルリハムシ



クロルリハムシの標本(北海道産)


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スジカミナリハムシ

2023年10月22日 |  ●ハムシ科


スジカミナリハムシ  Altica letericosta (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ヤナギなど
[時 期] 5月~11月
※ 体長は約4.5㎜~5.6㎜前後のハムシ科ヒゲナガハムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は多い。
成虫は日中にヤナギなどの葉上などで見られる。
金属光沢のある上翅は青緑色に輝き、側縁には隆起する溝がある。
※ 本州・四国・九州のものは亜種となる



河川敷のヤナギの葉の上で多数の本種が見られた



ヤナギの多い河川敷の砂地で見られたスジカミナリハムシ


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